【文科省共催】全国情報教育コンテストでAI・プログラミング力を試そう！応募から審査、豪華企業賞まで徹底解説

第3回「全国情報教育コンテスト」開催決定：中高生のデジタル能力発表の場を拡充
審査制度の拡充と新たな取り組み
- 一次ブロック審査（書類審査）の新設
- 企業賞の充実と学習支援動画の提供
DXハイスクール事業との連携
開催の背景と意義
応募概要
- 本大会を支援している企業
- 全体概要
一般社団法人デジタル人材共創連盟（デジ連）について
- AI Workstyle Lab編集部コメント

第3回「全国情報教育コンテスト」開催決定：中高生のデジタル能力発表の場を拡充

一般社団法人デジタル人材共創連盟（デジ連）は、文部科学省共催のもと、第3回「全国情報教育コンテスト」（以下、全情コン）を2026年3月に渋谷スクランブルスクエア SHIBUYA QWSで開催することを発表しました。このコンテストは、中高生等のデジタル関連活動のモチベーション維持・向上を目的とし、AI活用やプログラミング、データサイエンス、ものづくり、ロボットなど、社会で求められる技術や発想を発表できる全国規模の場として機能します。

審査制度の拡充と新たな取り組み

本大会では、より多くの作品を評価できるよう審査制度が拡充されました。全国を4ブロックに分けて書類審査を行う「一次ブロック審査（書類審査）」が新たに導入され、各ブロックから入賞作品および企業賞が選出されます。これにより、合計約120チームの作品が表彰される予定です。最終審査会に進出する10チームだけでなく、多様な地域・分野の作品に光を当てることを目指しています。

一次ブロック審査（書類審査）の新設

一次ブロック審査では、応募作品を以下の4ブロックに分けて審査します。

北海道・東北・関東ブロック
東海・中部ブロック
近畿・北陸ブロック
九州・中国・四国ブロック

審査は、日本情報科教育学会の協力のもと、学会に所属する教員等が担当します。情報分野に精通した審査員が、全国で統一された審査基準に基づき、公平かつ公正な審査を行います。

企業賞の充実と学習支援動画の提供

文部科学大臣賞を含む公式表彰に加え、株式会社MIXI、ソフトバンク株式会社、株式会社SAMURAI、株式会社AVAD、GMOメディア株式会社、さくらインターネット株式会社、株式会社ナガセなど、複数企業による企業賞も充実しています。これらの企業賞は、産業界の視点から作品を評価します。

また、企業賞に関連する評価ポイントや技術・着眼点を学べる「賞に近づくヒントとなる動画教材」が新たに公開されました。この動画教材は、企業が重視するテーマや評価の視点、関連技術の基礎、探究の進め方のヒントなどを紹介しており、応募前の学習や作品づくりの方針検討に活用できる機会を提供します。

DXハイスクール事業との連携

全情コンは、DXハイスクール事業支援の一環として作成されたプラン集との連携も視野に入れており、DXハイスクール事業の成果発表の場の一つとしての活用も期待されています。学校現場での認知も広がりつつあり、授業や探究活動での取り組みを社会につなぐ場としての活用が期待されています。

開催の背景と意義

経済産業省が2022年に発表した「Society 5.0を見据えた中高生等のデジタル関連活動支援の在り方」において、中高生や若者によるデジタル関連活動のモチベーション維持・向上を目的とした全国的な成果発表の場の必要性が提言されました。この提言を受け、その社会実装の一つとして、2024年よりデジタル学園祭「全国情報教育コンテスト」が開催されています。

応募概要

応募期間：2025年11月27日（木）～2026年1月15日（木）17:00
募集内容：
「暮らしや学校をより良くする（DXする）」をテーマに、生徒・学生などが授業、部活動、または個人の活動を通して培った力を生かして制作した、デジタル技術を活用した作品（アイデアまたはプロダクト）を募集します。身の回りにある課題や困りごとを発見し、その解決に向けたアイデアを考案するとともに、デジタルの力を用いてその解決策を「カタチ」にし、創造力を発揮してユニークで実現可能な作品を制作・発表してください。
応募対象：
2025年4月1日時点で12歳以上、かつ2026年3月31日時点で18歳以下の者。上記年齢要件を満たしていれば、学校に在籍していない者も応募可能です。高等学校に在籍している者については、19歳以上であっても応募を認めます。チームまたは個人での応募が可能です。最終審査会2026年3月14日（土）に会場で発表できる方が対象です。
最終審査会：
2026年3月14日（土）に渋谷スクランブルスクエア SHIBUYA QWS（東京都渋谷区渋谷二丁目24番12号）で実施されます。最終審査会では、制作者が作品のプレゼンテーションを行い、審査員による審議を経て各賞が決定されます。

その他の詳細は公式サイトをご確認ください。
https://zenjyocon.jp/

本大会を支援している企業

ダイヤモンドスポンサー
株式会社MIXI
プラチナスポンサー
ソフトバンク株式会社／株式会社SAMURAI／株式会社AVAD
ゴールドスポンサー
GMOメディア株式会社／さくらインターネット株式会社／株式会社ナガセ

全体概要

主催：デジタル学園祭「全国情報教育コンテスト」運営事務局（デジ連）
共催：文部科学省
後援：株式会社共同通信社／経済産業省／日本情報科教育学会／全国高等学校情報教育研究会

一般社団法人デジタル人材共創連盟（デジ連）について

一般社団法人デジタル人材共創連盟（デジ連）は、中高生等のデジタル関連活動支援を目的に、経済産業省の検討会が取りまとめた提言の社会実装を担う団体として、2022年7月に設立されました。若年層のデジタル関連活動等を支援する全国組織として、経済産業省、文部科学省等と連携し、デジタル関連活動の普及や指導人材の育成に取り組んでいます。

高校における情報Ⅰの必修化、情報Ⅱの拡大を文部科学省と連携して支援するとともに、パソコン部、プログラミング部、ロボット部、AI部といったデジタル関連の部活動や個人のデジタル活動を活性化・高度化させ、生徒一人ひとりのデジタルスキル向上を図るべく、産業界と教育界が連携して事業を展開しています。

公式サイト：https://dle.or.jp/

AI Workstyle Lab編集部コメント

今回のコンテストは、中高生がAIやプログラミングといった先端技術に触れ、実践的なスキルを磨く貴重な機会を提供します。一次審査の拡充や企業との連携強化は、より多様な才能を発掘し、次世代のデジタル人材育成を加速させる上で非常に意義深い取り組みです。しかし、デジタル技術の進化は早く、教育現場での継続的なカリキュラム更新や、地域間の情報格差解消といった課題も依然として存在します。本イベントを通じて、未来を担う若者たちがどのように社会課題を解決していくのか、その創造性と技術力に大きな期待が寄せられます。

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