製造業のAI・データ活用を促進する「ラクション」がIT導入補助金対象に
株式会社IKETELが提供する製造業向けAI・データ活用基盤システム「ラクション」が、「IT導入補助金2025」の対象ITツールとして認定されました。この認定により、「ラクション」の導入を検討する企業は、費用の最大1/2、条件によっては最大2/3の補助を受けることができ、費用負担を軽減しながらAI導入とデジタルトランスフォーメーション（DX）を推進できることになります。
AI Workstyle Lab編集部解説
IT導入補助金は、中小企業や小規模事業者の労働生産性向上を目的とした国の施策です。AIツールのような先進技術の導入には初期投資がかかるため、この補助金は多くの企業にとって大きな助けとなります。「ラクション」が対象ツールとなったことで、製造業におけるAI導入のハードルが下がり、より多くの企業が効率化や生産性向上を実現する機会を得られるでしょう。AIを仕事で活用することは、今後の企業競争力に直結する重要な要素です。
「ラクション」が提供する製造業向けのAI機能
「ラクション」は、社内外のデータを連携・活用する、製造業に特化したAIシステムです。情報探索、問い合わせ対応、書類作成といった製造業に付随する定型業務をAIで代替し、企画や設計検討といった創造的な業務をデータで支援します。また、技術やノウハウの共有・継承を可能にすることで、製造現場の属人化解消と生産性向上に貢献します。
主な機能は以下の通りです。
- 情報管理（データの自動紐付け・整理）
- 社内外情報（資料・図面など）検索
- 権限設定
- AIエージェント
- 自動企画設計/書類作成
- AIレビュー
- 外部応対チャットボット
- データ分析（個別対応）
AI Workstyle Lab編集部解説
「ラクション」の機能は、製造業の現場が抱える課題に直接アプローチするものです。例えば、情報の自動整理やAIによる検索機能は、必要な情報を素早く見つけ出す時間を短縮し、業務効率を大幅に向上させます。また、AIエージェントや自動書類作成は、これまで人が行っていた定型的な作業をAIに任せることで、従業員がより創造的で価値の高い業務に集中できるようになります。これは、まさにAIを仕事で「活用する」具体的な例と言えるでしょう。
IT導入補助金2025の概要と申請スケジュール
IT導入補助金は、中小企業・小規模事業者などの労働生産性向上を目的として、ITツール（ソフトウェア、サービスなど）の導入をサポートする補助金です。
- 補助対象費用: クラウド利用費（最大2年分）、オプション、サポートなど
- 補助額/補助率: 最大150万円（最大1/2）
- ※3か月以上地域別最低賃金＋50円以内で雇用している従業員が全従業員の30％以上であることを示す場合、補助率は2/3以内となります。
現在発表されている今後の申請スケジュールは以下の通りです。
- 7次締切：2025年12月2日（火）17:00
- 8次締切：2026年1月7日（水）17:00
IT導入補助金の詳細については、公式サイトをご確認ください。
まとめ
製造業におけるAI・データ活用は、競争力強化と持続的成長のために不可欠です。「ラクション」がIT導入補助金の対象となったことで、多くの製造企業がAI導入による業務改善やDX推進を、より現実的な費用で実現できるようになります。この機会に、AIを活用した新しい働き方を検討してみてはいかがでしょうか。
関連リンク
- IT導入補助金公式サイト: https://it-shien.smrj.go.jp/
- 株式会社IKETEL Webサイト: https://iketel.co.jp/
- 「ラクション」サービスサイト: https://iketel.co.jp/raction
- 株式会社IKETEL X（旧Twitter）: https://x.com/IKETEL_Ltd
