開発背景:高まる労務管理の負担と属人化の課題
労働関連法令の改正が相次ぎ、企業に求められる労務管理の範囲は年々拡大しています。労務部門の現場では、慢性的な人手不足、従業員からの問い合わせ増加、ベテラン担当者への業務集中といった課題が顕在化しています。

特に、社内規程の運用ルールや過去の対応事例といった労務ノウハウが特定の担当者に紐づいていることにより、新人教育や担当変更時の引き継ぎに多大な時間を要してきました。「AI労務君」は、RAG(検索拡張生成)技術によってこれらの課題を解消し、労務部門のナレッジを「個人の経験」から「組織の資産」へと転換することを可能にします。
「AI労務君」の主な特長
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企業の労務部門に特化したAIアシスタント
「AI労務君」は、労務部門が日々の従業員対応、社内教育、業務効率化に活用することを前提に設計された、企業向け労務特化型サービスです。 -
人員不足と業務品質の向上を同時に解決
従業員からの定型的な質問はAIが一次対応し、法令解説やよくある質問にはRAGが即時回答します。RAGが回答できない質問は問い合わせフォームにシームレスに連携されるため、労務担当者は判断、提案、制度設計といった高付加価値なコア業務に集中でき、人員を増やさずに対応品質の向上と業務負荷の軽減を実現します。
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月額30,000円から活用できる労務アシスタント
日常的な問い合わせ対応や調査業務をAIに任せることで、導入後すぐに費用対効果を実感できます。 -
データセット作成を完全サポート
生成AI活用の最大のハードルであるデータセット(ナレッジ)作成を完全にサポートします。法令解説、自社独自のQ&A、過去の労務対応ノウハウを整理し、導入直後から実務で使えるRAG環境を提供します。
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プロンプトを自社用に最適化
回答精度を高めるためには、データセットの整備に加えて適切なプロンプトチューニングが不可欠です。「AI労務君」では、プロンプト作成を支援するAIエージェントを搭載しており、AIの専門知識がなくても自社業務に最適化されたプロンプトを簡単に作成・改善できます。
「AI議事録オプション」で会議を資産に
オプションとして独自開発の高精度AI議事録作成アプリ「eerp AI議事録」も提供されています。AI議事録とRAGを併用することで、会議内容、判断理由、過去の議論を検索・再利用可能なナレッジ資産として蓄積し、説明、引き継ぎ、教育の負担を大幅に軽減することが可能です。
生成AI時代の労務部門の差別化は「RAG」
生成AIは多くの企業で利用されるようになりましたが、RAGを理解し、自社の労務ナレッジを業務改善に活かせている企業はまだ一部です。「AI労務君」(RAG)は、早く使い始めるほどナレッジが蓄積され、労務部門の対応力強化につながるAIツールです。

パートナー社労士法人様・弊社労務担当者の声
パートナー社労士法人からは、「顧問先ごとの労務情報や対応ノウハウの属人化が課題であったが、AI労務君により知識をRAGとして蓄積し、事務所全体で共有・再利用が可能になる。AIが一次対応を担うことで、社労士が本来の専門業務である判断や提案に集中できる環境が整う点に大きな可能性を感じる」との声が寄せられています。
また、社内労務担当者は、「AI労務君の導入をきっかけに社内規程や就業規則の棚卸しを行うことができた。データセット整備の過程で、不足していた規則や想定以上に多かった問い合わせの存在に気づき、具体的な対策につなげることができた。今まで見えていなかった社内の課題を発見し、先手で対応できるようになった点も大きな成果」と述べています。
今後の展望
コマースロボティクスは今後も、労務部門の生産性向上のためのAIプロダクト開発を推進していくとのことです。従業員100名以上の企業の管理部門を対象としたAIサービス「AI管理部」も近々リリース予定です。
「AI労務君」は、同社が開発した「eerp AI」というサービスをベースに製品化されています。eerp AIは、RAG基盤とAI議事録基盤をセットにしたサービスです。
関連リンク
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AI労務君サービス: https://eerp.jp/roumu/
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note掲載記事: https://note.com/ai_roumukun
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論文の公開ページ(企業の労務業務におけるAI活用に関する研究論文): https://eerp.jp/roumu/news/paperpresentation/
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株式会社コマースロボティクスについて: https://commerce-robotics.com
株式会社コマースロボティクスについて
株式会社コマースロボティクスは、企業向けクラウドDXサービスを提供するグローバル企業です。「すべての商取引がEコマース化する」という前提に基づき、事業ドメインをB2CコマースからB2Bコマース、SCM、クロスボーダーコマースへと拡大し、企業と個人を結ぶ革新的なビジネスプラットフォームを構築しています。
本社:東京都港区新橋5-10-5 PMO新橋II 4階
設立:2013年7月
資本金:6億6,592万円(資本準備金含む)
事業内容:SaaS事業、Global事業、AI事業、ERP事業
AI Workstyle Lab編集部コメント
「AI労務君」の登場は、企業の労務部門における働き方を根本から変える可能性を秘めています。特に、問い合わせ対応の自動化やナレッジの属人化解消は、人手不足が深刻化する中で喫緊の課題です。月額30,000円という導入しやすい価格設定も、中小企業から大企業まで幅広い層でのビジネス活用を後押しするでしょう。労務担当者が定型業務から解放され、より戦略的な人事制度設計や従業員エンゲージメント向上といったコア業務に集中できる環境が整備されることは、企業全体の生産性向上に大きく貢献すると考えられます。RAG技術による自社特有のナレッジ活用は、競争優位性を築く上でも重要な要素となるでしょう。
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本記事は、各社の公式発表および公開情報を基に、AI Workstyle Lab編集部が 事実確認・再構成を行い作成しています。一次情報の内容は編集部にて確認し、 CoWriter(AI自動生成システム)で速報性を高めつつ、最終的な編集プロセスを経て公開しています。

