Slack上で複数の生成AIモデルが利用可能に!「Party on Slack」がSlack Marketplaceに登場

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Slack上で複数の生成AIモデルが利用可能に

株式会社リバネスナレッジは、Slack上でChatGPTをはじめとする複数の生成AIモデルを利用できる無料アプリケーション「Party on Slack」を、Slack Marketplaceにて公開しました。このアプリは、OpenAI(ChatGPT)、Anthropic(Claude)、Google(Gemini)といった最新の大規模言語モデルをSlack上で簡単に活用できるように設計されており、企業の社内外におけるSlackの活用と生産性向上を支援します。

Slack上でChatGPTなど複数の生成AIモデルが利用できるアプリ「Party on Slack」

「Party on Slack」とは

「Party on Slack」は、Slackチャンネルで「@Party on Slack」をメンションするだけで、AIとの会話を開始できるアプリケーションです。テキストだけでなく、PDFやWordファイル、画像、音声、URLなどを入力として渡し、「要約/分析/生成」といった多岐にわたるタスクを実行できます。さらに、Slack内の会話ログやチャネル内容を取得し、「Slackにきく」機能を通じて要約や検索を行うことも可能です。

複数のAIモデルを選択できる点も大きな特徴で、利用企業は各社のAPIキーを持ち込む方式で、ChatGPT、Claude、Geminiなどのモデルを切り替えて利用できます。セキュリティ面では、ユーザーの入力内容やプロンプト、対話ログを自社サーバーに保存しない設計となっており、API経由での利用のため、入力データが学習データとして取り込まれる心配がないとされています。

導入メリットと利用シーン

Slackをすでに業務で利用している企業やチームにとって、「Party on Slack」の導入は以下のようなメリットをもたらすと期待されます。

  • 業務効率化: 会議の議事録作成、報告書作成、メール文書の要約などがSlack上で完結し、日々の業務負担を軽減します。

  • 情報共有の加速: 「〇〇について誰か知ってる?」といった問いをAIに投げかけるだけで、社内ナレッジを引き出す入口が生まれます。

  • 社内文化の変革: 「まずはAIに聞いてみよう」という意識が組織内に浸透し、チャット活用とAI活用が融合した新たな働き方が促進されます。

  • セキュリティとプライバシー: API経由での利用により、入力データがAIモデルの学習データとして使用されることがなく、情報セキュリティの懸念が軽減されます。

フジテック株式会社では、本アプリの導入により「AIに聞く文化」が浸透し、年間約3万時間もの“時間創出効果”が見込まれたと報告されています。導入から2年間で1,200人以上が日常業務で活用しているとのことです。

導入ステップ

「Party on Slack」の導入は以下の簡易的なステップで進められます。

  1. Slack Marketplaceで「Party on Slack」を検索し、インストールします。
  2. 利用したいAIモデルのAPIキーを設定します。
  3. Slackチャネルで「@Party on Slack」をメンションするか、DMを送信して利用を開始します。
  4. チーム内で利用用途(例:要約、文字起こし、翻訳、文章校正、アイデア出し)を共有し、利用ガイドやFAQを整備することで、スムーズな活用を促します。

有償サポートプラン

リバネスナレッジは、「Functions from L」として各種アプリケーションを提供しており、「Party on Slack」も基本的に無料で利用できます。しかし、より高度なサポートや個別カスタマイズ、守秘義務契約(NDA)を締結した上での機密情報に関する相談などが必要な企業向けに、有償のサポートプランも用意されています。これにより、事業に直結する課題解決への支援が可能になります。

AI Workstyle Lab編集部の解説

生成AIをビジネスで活用する際、どのモデルを選ぶか、セキュリティは大丈夫か、導入が難しいのではないか、といった課題に直面することが少なくありません。「Party on Slack」は、これらの課題に対し、複数の生成AIモデルをSlackという使い慣れたプラットフォームで一元的に利用できるソリューションを提供しています。特に、APIキー持ち込み方式によるモデル選択の柔軟性と、入力データが学習に利用されないというセキュリティ配慮は、企業が安心してAIを導入するための重要な要素です。フジテック株式会社の事例が示すように、「AIに聞く文化」を醸成することで、情報共有の効率化だけでなく、従業員の創造的な業務に費やす時間を最大化できる可能性を秘めていると言えるでしょう。このようなツールは、現代の働き方において、AIを「仕事の相棒」として迎え入れるための第一歩となることでしょう。

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記事の著者
AI Workstyle Lab 編集部

ChatGPTやAIツールを中心に、AI時代の「学び・働き方・キャリア」をアップデートする情報を発信。
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