製造業の帳票入力業務を革新:st4systemがAI-OCRと生成AI活用PoC、協力企業を限定募集
株式会社st4system(本社:広島県広島市東区)は、製造業を中心とした企業のバックオフィス業務における帳票入力の自動化を目指し、AI-OCRと生成AIを組み合わせた実証実験(PoC)を開始し、この取り組みにご協力いただける企業5社を限定で募集しています。注文書、請求書、検査成績書といった多様な現場帳票からのデータ入力を自動化することで、ヒューマンエラーの削減と業務工数の大幅な削減を目指すものです。

製造業のバックオフィスが抱える課題
製造業をはじめとする多くの企業では、取引先から送付される注文書や請求書、納品書、検査記録などが、依然として紙やPDF形式でやり取りされています。これらの情報を社内システムに登録するためには、「目視での確認」「手入力」「システム登録」という一連の作業が必要となり、バックオフィスにとって大きな負担となっています。
特に、帳票のレイアウトが取引先ごとに異なったり、品番・品名の表記方法、住所の記載にばらつきがあったりすることが課題です。一般的なAI-OCR(光学文字認識)サービスでは、こうした多様な形式に対応しきれず、十分な精度が得られないケースが少なくありません。結果として、AI-OCRで読み取った後も人手による再確認や修正が必要となり、導入効果が限定的になることが課題として認識されています。
AI Workstyle Lab編集部解説:
AI-OCRは、画像内の文字を認識してデジタルデータに変換する技術です。しかし、定型的な帳票に強く、非定型な帳票や表記ゆれが多い場合には、その真価を発揮しにくい側面があります。そこで、生成AI(Generative AI)を組み合わせることで、より柔軟なデータ解釈や整形が可能になり、実務への適用範囲が広がることが期待されます。
AI-OCRと生成AIによる新たなアプローチ
st4systemは、これらの現場課題に対し、クラウドのAI-OCRサービスと生成AIを組み合わせることで、実務で使えるレベルでの自動化を目指しています。具体的には以下の機能が期待されます。
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帳票ごとのレイアウトや表記ルールに合わせた読み取り精度のチューニング
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明細行の抽出と整形(不要な項目の削除や、特定部分のみを抽出するルールへの対応)
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住所・郵便番号などの整合性チェックや、品番・品名の組み合わせチェック
これにより、複雑な帳票処理においても高い精度と効率性を実現し、バックオフィス業務のDX(デジタルトランスフォーメーション)を加速させることが期待されます。
PoCの概要と参加メリット
今回募集される実証実験(PoC: Proof of Concept)では、協力企業が実際に使用している帳票(注文書、請求書、検査記録など)のサンプルを提供し、以下のステップで進められます。

- 帳票サンプルの分析・要件ヒアリング: 必須項目や不要項目の定義、社内システムとの連携、帳票ごとのレイアウト・表記ルールの整理を行います。
- AI-OCR/生成AIワークフローの試作: AI-OCRエンジンの設定・チューニングに加え、生成AIを用いて「どの項目をどのように抽出するか」といったルールを補完します。会社固有のルール(品番表記の切り出し方、住所の扱いなど)にも対応します。
- 評価・改善サイクル: 抽出結果の精度検証、入力工数削減効果の試算、改善ポイントを踏まえた再チューニングを実施します。
- レポート・今後の検討: PoC結果レポートの提出に加え、本番導入時のアーキテクチャ案やスケジュール案が提案されます。
PoCの期間は目安として約2〜3か月で、帳票の種類やサンプル数に応じて調整されます。費用は個別見積もりです。
協力企業は、自社の帳票を用いた「実データベース」でAI-OCRと生成AIの有効性や限界を具体的に見極められるメリットがあります。また、このプロセスを通じて現場プロセスの整理・標準化が進み、PoC成果物は本番導入検討のたたき台として活用可能です。希望する場合には、将来的なプレスリリースや事例紹介で「共同実証実験」として対外発信することも可能です。
募集要項と今後の展望
今回のPoCの対象となるのは、製造業や卸売業などで、取引先からの注文書、請求書、納品書などを紙やPDFで受け取り、社内システムに手入力している企業です。月あたり一定数以上の帳票を扱い、「担当者の属人化」「入力ミス」「残業の常態化」といった課題をお持ちの企業で、PoC期間中に帳票サンプルの提供やヒアリングにご協力いただける企業が求められています。
募集枠は5社限定です。応募は、以下のいずれかの方法で可能です。
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お問い合わせフォーム: https://st4system.com/#contact
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メール: info@st4system.com(件名に「帳票AI-OCR PoC協力希望」と明記し、会社名、担当者名、取り扱い帳票の種類、現在の困り事を記載)
本PoCの詳細説明ページはこちらです: https://st4system.com/lp/poc-recruitment
st4systemは、今回のPoCで得られた知見をもとに、帳票パターンごとのテンプレート化、現場での設定・チューニングを最小限にする仕組み化、そしてRAG(Retrieval-Augmented Generation:検索拡張生成)など他の生成AI技術との連携を進め、製造業のバックオフィス業務を継続的に改善できるソリューションとして提供していく予定です。
AI Workstyle Lab編集部解説:
RAGとは、生成AIが回答を生成する際に、外部のデータベースから関連情報を検索し、その情報を基に回答を生成する技術です。これにより、AIが学習していない最新情報や社内固有の専門情報にも対応できるようになり、より正確で信頼性の高い情報を提供することが可能になります。
株式会社st4system

広島県広島市東区に本社を構えるst4systemは、2023年5月に設立されました。生成AIを活用した業務システム開発・コンサルティング、Webアプリケーション/業務システムの受託開発を事業内容としています。
ホームページURL: https://st4system.com
本リリースに関するお問い合わせ先:
株式会社st4system 法人営業部 担当 相坂
E-mail:info@st4system.com
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本記事は、各社の公式発表および公開情報を基に、AI Workstyle Lab編集部が 事実確認・再構成を行い作成しています。一次情報の内容は編集部にて確認し、 CoWriter(AI自動生成システム)で速報性を高めつつ、最終的な編集プロセスを経て公開しています。

