AI活用による“共創の第一歩”を生み出す「SAKURA AI Conference」12月11日(木)開催

AI活用による“共創の第一歩”を生み出す「SAKURA AI Conference」12月11日(木)開催
「SAKURA AI Conference」の目的と趣旨
注目すべきトークセッション
ブース出展企業
開催概要
株式会社Neeew Localについて
関連リンク

AI活用による“共創の第一歩”を生み出す「SAKURA AI Conference」12月11日(木)開催

2025年12月11日(木)に、さくらインターネット株式会社主催の「SAKURA AI Conference」が開催されます。本イベントは、AI領域の第一線で活躍する専門家が集い、AI時代の価値創出と共創の未来を探るトークイベントです。運営は株式会社Neeew Localが担当します。

AI Workstyle Lab編集部では、本カンファレンスが生成AIの活用に関心のあるビジネスパーソンにとって、実践的な知見を得る貴重な機会となると考えています。単にAIを「作る」だけでなく、いかに「活かす」かに焦点を当てた議論が展開される予定です。

「SAKURA AI Conference」の目的と趣旨

「SAKURA AI Conference」は、さくらインターネットが提供する生成AI向けビジネス基盤「さくらのAI」を通じて目指す社会像を共有し、新たなビジネスの可能性を議論する場です。情報交換に留まらず、参加者と共に未来を形づくる「共創の第一歩」となることを目指しています。

注目すべきトークセッション

イベントでは、AI分野の識者による5つのトークセッションが予定されています。AI Workstyle Lab編集部が特に注目するポイントと、各セッションの概要をご紹介します。

セッション①-1: ビッグテックと向き合う企業の選択と挑戦 (14:05-14:20)

登壇者: さくらインターネット株式会社代表取締役社長田中邦裕氏、株式会社ティアフォー代表取締役加藤真平氏
内容: 自動運転のティアフォーとクラウド・AI基盤のさくらインターネットのトップが、「オープンソース」を核とした成長経験を基に、生成AI時代の産業変化とビッグテック（Google、Amazon、Apple、Meta、Microsoftといった巨大テクノロジー企業を指します）との向き合い方を議論します。

AI Workstyle Lab編集部より：巨大な技術力を持つビッグテックに対し、いかに自社の強みを活かし、競争優位性を築くかは多くの企業にとって喫緊の課題です。このセッションでは、具体的な戦略と挑戦のヒントが得られるでしょう。

セッション①-2: AIで描く次の時代の成長モデル ― ゲームチェンジの先にある未来 (14:20-15:05)

登壇者: さくらインターネット株式会社代表取締役社長田中邦裕氏、株式会社THE GUILD 代表取締役深津貴之氏
内容: AIが産業構造を再定義する時代において、企業に求められるのは単なる活用に留まらない、自ら開発し価値を生み出す力です。AIによる産業やビジネスモデルの変化、人間の創造性の価値、そして次の成長モデルやリーダー像について議論します。

AI Workstyle Lab編集部より：AIがビジネスのあり方そのものを変革する中で、私たちビジネスパーソンがどのように適応し、新たな価値を創出していくべきか。このセッションは、未来のキャリアパスや組織戦略を考える上で重要な視点を提供するはずです。

セッション②: さくらのAIが拓く、国産AI共創戦略ロードマップ (15:20-15:40)

登壇者: さくらインターネット株式会社 AI事業推進室室長角俊和氏
内容: さくらインターネットが国産GPUクラウドやLLM（大規模言語モデル）基盤を一体化し、“国内完結型AIプラットフォーム”で日本のデジタル課題に挑む戦略、そしてパートナーと築く日本発AIエコシステムの全貌が紹介されます。

AI Workstyle Lab編集部より：日本のデジタル競争力強化には、国産AI基盤の構築が不可欠です。このセッションでは、日本のAI戦略の方向性と、それに伴う新たなビジネス機会について理解を深めることができます。

セッション③: 進化が続くAI利用の今とこれから (15:40-16:25)

登壇者: さくらインターネット株式会社エバンジェリスト亀田治伸氏、株式会社Kiva 執行役員 CTO 内田脩斗氏
内容: RAG（Retrieval-Augmented Generation：大規模言語モデルが外部の知識ベースから情報を検索し、その情報に基づいて応答を生成する技術）からMCP（Multi-modal Chain of Thought Prompting：複数のモダリティを組み合わせたプロンプトでAIの思考を誘導する手法）、エージェント化（特定の目標を達成するために自律的に行動するAIシステム）、ローカル化まで、生成AIの次フェーズを技術と実践の両面から解説します。企業の関心が「使う」から「自社データ活用・自前化」へ移る中、RAGの現状整理、MCPによる連携、ローカルLLM運用、軽量化技術（量子化：AIモデルの計算精度を低減し、サイズを小さくする技術）までを総合的に展望します。

AI Workstyle Lab編集部より：AIの進化は目覚ましく、最新技術の動向を把握することはビジネスでの競争力を維持するために不可欠です。本セッションは、AIをより深く、そして安全に活用するための実践的な知識を提供するでしょう。

セッション④: 生成AIの実用的な活用術 (16:40-17:25)

登壇者: さくらインターネット株式会社社長室イノベーション共創グループ新発田大地氏（モデレーター）、株式会社デジライズ代表取締役茶園将裕氏、株式会社ウツワ代表取締役ハヤカワ五味氏、Michikusa株式会社代表取締役臼井拓水氏
内容: 生成AIが日常的に使われる今、企業には実践的な導入知識が求められます。最前線の登壇者が成功・失敗事例や成果を生む工夫、組織への定着ポイントを紹介し、ビジネスで「本当に効く」AI活用の実践知を学びます。

AI Workstyle Lab編集部より：AIを導入する多くの企業が直面する課題は「どうすれば実務で成果を出せるか」です。このセッションは、具体的な事例を通じて、AI活用の成功への道筋を示すものとなるはずです。

セッション⑤: 国産という選択肢 ─ 技術主権か、テクノロジーの自由か (17:40-18:25)

登壇者: さくらインターネット株式会社フェロー小笠原治氏（モデレーター）、Preferred Networks ビジネス開発部部長関亭太氏、株式会社miibo 代表取締役CEO 功刀雅士氏、日本電気株式会社AIテクノロジーサービス事業部門主席プロフェッショナル千葉雄樹氏
内容: 海外モデルが主流となる中、日本の技術主権（特定の国や地域が、自国の技術開発やデータ管理において自律性を持ち、外部からの影響を受けずに意思決定できる能力）をどう守るかは重要な課題です。各社がさくらインターネットと協業した背景を踏まえ、技術主権の確保と自由なテクノロジー選択の間で企業が直面する判断や戦略を探ります。

AI Workstyle Lab編集部より：AI技術の進化が加速する中で、国家レベルでの技術戦略は非常に重要です。このセッションは、日本のAI産業の未来を考える上で、多角的な視点と深い洞察を提供してくれるでしょう。