BLUEISH AgentsがGoogle「Gemini 3 pro」に対応、AIエージェントによる業務自律実行を強化

BLUEISH AgentsがGoogle「Gemini 3 pro」に対応、AIエージェントによる業務自律実行を強化

BLUEISH AgentsがGoogle「Gemini 3 pro」に対応、AIエージェントによる業務自律実行を強化

株式会社BLUEISHは、法人向けAIエージェントプラットフォーム「BLUEISH Agents」において、Google社が提供する最新の大規模言語モデル「Gemini 3 pro」への対応を開始しました。この連携により、AIエージェントによる複雑な業務の自律処理や、長時間のタスク継続実行が強化され、企業のAI活用領域の拡大が期待されます。

Gemini 3 proは、高度な推論能力、マルチモーダル理解、各種ツール実行能力を特徴としており、Humanity’s Last ExamやGPQA Diamondといったベンチマークテストで高いスコアを記録していることが知られています。

Gemini 3 pro対応による強化ポイント

「BLUEISH Agents」は、Gemini 3 proの能力を取り込むことで、以下の5つの側面で強化されました。

複雑業務プロセスの一貫処理を可能にする推論性能の活用
Gemini 3 proの高度な推論性能（Deep Thinkなど）と、BLUEISH独自のA2A（Agent-to-Agent：複数のAIエージェントが連携して動作するシステム構造）アーキテクチャが連携します。これにより、調査、分析、実行、検証といった多段階の業務を途切れなく実行できる環境が構築されました。
マルチモーダル分析を組み込んだ実務データの統合的理解
文書、画像、動画、業務ログなど、実務で扱われる多様なデータ形式（マルチモーダル：複数の異なる形式の情報を理解・処理する能力）の解析精度が向上します。これにより、現場の状況把握や判断の再現性が高まります。
企業システムとの連携を見据えた実行レイヤーの統制強化
Workspace連携を含む実行処理において、権限管理、承認フロー、実行ログなどの機能が拡充されました。Gemini 3 proのツール実行能力を企業内で安全に活用できるよう、統制機能が整備されています。
長期・多段階タスクの継続稼働を支えるオペレーション基盤の強化
タスクの状態管理、再実行、エラーリカバリ、HITL（Human-in-the-loop：人間の介入を前提としたAIシステム運用モデル）などの運用機能が拡充され、Gemini 3 proを安定的に運用できる基盤が強化されました。
内外データを組み合わせた判断モデルの高度化
企業内データ（データベース、ナレッジ、ログ）と、Googleの検索システムで使われている技術の一つであるQuery fan-out（検索クエリを複数の情報源に展開し、広範な情報を収集する技術）を組み合わせ、RAG（検索拡張生成：外部の知識源から情報を検索し、それに基づいて回答を生成するAI技術）基盤が強化されました。これにより、判断根拠の透明性と一貫性を担保した意思決定エージェントの構築が可能となります。

AI Workstyle Lab編集部からの解説

今回の「BLUEISH Agents」と「Gemini 3 pro」の連携は、企業におけるAI活用の新たなフェーズを示すものです。特に注目すべきは、AIエージェントが単一のタスクだけでなく、複数のステップからなる複雑な業務プロセス全体を自律的に処理できるようになった点です。

例えば、営業活動におけるリード獲得から提案資料作成、見積もり提示までの一連の流れや、経理業務におけるデータ入力から分析、レポート作成といった業務も、AIエージェントが連携して実行できるようになります。これにより、従業員は定型業務から解放され、より創造的で戦略的な業務に集中できるでしょう。

また、マルチモーダル分析の強化は、現場で実際に使われている多様な形式のデータをAIがより正確に理解し、活用できることを意味します。これにより、AIが状況をより正確に判断し、人間の意思決定を強力にサポートすることが期待されます。AIを安全かつ効果的に業務に組み込むための統制機能や、長期的な運用を支える基盤の強化も、企業がAIを実務で活用する上で不可欠な要素です。

AIを“雇用”するためのデータ基盤「BLUEISH Agents」

『BLUEISH Agents』は、企業がAIエージェントを“雇用・育成・評価・改善”できる、法人向けのAI雇用データ基盤です。営業、経理、人事、カスタマーサポート、バックオフィスなど、多様な業務に特化したAIエージェントを、”組織に配属”する形で活用できます。

株式会社BLUEISHは、「人は創造に、AIエージェントは実務に。」というビジョンのもと、企業が「Agent Native」な組織へ進化することを支援しています。

株式会社BLUEISHについて

BLUEISHは2018年に創業し、システム開発とDX支援で培った知見を基盤に、法人向けAIエージェントプラットフォーム「BLUEISH Agents」を展開しています。企業がAIエージェントを雇用・管理し、実務を担わせることで、効率化と新規事業創出を実現し、企業を人とAIが共創する「Agent Native」な姿へアップデートすることを目指しています。

会社概要
企業名：株式会社BLUEISH
代表者：代表取締役為藤アキラ
所在地：東京都港区六本木7-15-7 新六本木ビル9F
設立：2018年2月9日
資本金：1億6012万円
従業員数：50名（2025年9月現在）

事業内容