リアルワールド、マイクロソフトとの協業で産業用ロボティクスAIの新たな標準を構築
Physical AI企業であるリアルワールド(RLWRLD、代表 リュ・ジュンヒ)は、2025年12月5日にマイクロソフト社との協業関係(Alliance)を締結したことを発表しました。この提携は、産業用ロボティクスAIの研究、開発、および商用化に向けた長期的な協力体制を確立するものです。

Azureを基盤としたAIモデルの性能向上と学習拡張
今回の協業では、マイクロソフトのクラウドプラットフォームであるAzureを基盤としたクラウドインフラの活用が中心となります。リアルワールドはこれまで、日本、韓国、米国などの実際の産業現場で収集した高精度な4D+マルチモーダルデータをもとに、特定のハードウェアに依存しないロボティクス・ファウンデーションモデル(RFM)の開発を進めてきました。
AI Workstyle Lab編集部が注目するのは、このRFMの進化です。RFMとは、多様なタスクに対応できる汎用的なAIモデルであり、特定のロボットに限定されずに応用が可能です。今回の協業を通じて、Azureが提供するGPU・CPUクラスター、堅牢なセキュリティ、API基盤、クラウドストレージが活用されることで、強化学習、模倣学習、VLA(Vision-Language-Action)モデルの学習規模と速度が飛躍的に拡大する見込みです。
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強化学習: ロボットが試行錯誤を繰り返しながら、より良い結果を得るための行動を自律的に学習する手法です。
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模倣学習: 人間の動作データからロボットがその動きを模倣して学習する手法です。
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VLA(Vision-Language-Action)モデル: 視覚情報、言語による指示、そして行動計画を統合し、ロボットがより複雑なタスクを実行できるようにするモデルです。
Microsoft Research (MSR)との連携とアジア市場への展開
両社は、産業向けロボティクスAI研究のさらなる強化を目指し、Microsoft Research (MSR)との協業可能性についても検討を進めています。協議の対象となるのは、過去の作業履歴を考慮したLatent Actionモデリングや、産業環境に特化したビジョン‐ランゲージモデル(VLM)などです。これらは、今後の追加合意によって具体化される予定です。
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Latent Actionモデリング: ロボットが過去の経験や文脈を考慮し、より高度な判断や柔軟な行動を可能にするためのモデル化技術です。
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ビジョン‐ランゲージモデル(VLM): 画像認識と自然言語理解を組み合わせ、視覚情報を言語で説明したり、言語指示に基づいて視覚情報を処理したりするAIモデルです。
リアルワールドとマイクロソフトは共同で、アジア地域の製造、物流、小売、ホテル産業を対象としたPoC(概念検証)プロジェクト、共同マーケティング、技術カンファレンスでの発表など、多岐にわたる実証・事業活動を推進していきます。これは、リアルワールドが持つ産業現場データとロボティクスAI技術、そしてマイクロソフトのグローバル製造業ネットワークとクラウド基盤を組み合わせることで、市場展開を加速させることを狙いとした取り組みです。
両社のコメントと今後の展望
リアルワールドのリュ・ジュンヒ代表は、「マイクロソフトとの協業は、リアルワールドのロボティクス・ファウンデーションモデル(RFM)をグローバル水準で迅速かつ安定的に拡張するための中核基盤となる」と述べ、「世界の産業現場の実課題を解決する“現場起点のロボティクスAI”の新たな標準を共に築いていきたい」と語りました。
マイクロソフトのDigital Native Asia営業部門副社長、ジョニー・ティアン(Johnny Tian)氏は、「リアルワールドは実際の産業現場で機能するロボティクスAIの開発をリードする企業だ」と評価し、「AzureとMSRの技術基盤を通じてリアルワールドのグローバル展開を支援するとともに、アジアの企業がロボティクスAIを競争力として活用できるエコシステムをともに構築していく」と述べています。
AI Workstyle Lab編集部としては、この協業が、産業現場におけるAI活用の新たな道を開く可能性に注目しています。高度なロボティクスAIが導入されることで、製造業や物流、ホスピタリティなど、多くの業界で業務効率化や生産性向上が期待されます。
リアルワールドは今後も、様々な産業領域でのPoCや商用化プロジェクトを拡大し、グローバルPhysical AIエコシステムの主要企業への飛躍を目指すとしています。
リアルワールドについて
リアルワールド(RLWRLD)は、実際の産業現場で収集された高精度なマルチモーダルデータを基盤に、人間レベルの手指動作を実現するロボティクス・ファウンデーションモデル(RFM)を開発するPhysical AI企業です。独自のマルチセンサーキャプチャーシステムを用いて、製造や物流など複雑な産業のデータを大規模に取得し、認知・動作・制御を統合したモデルにより高度な自動化を実現しています。日本と韓国の主要製造企業および著名VCからシード投資を獲得しており、複数の産業パートナーとパイロットプロジェクトを進行中です。
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本記事は、各社の公式発表および公開情報を基に、AI Workstyle Lab編集部が 事実確認・再構成を行い作成しています。一次情報の内容は編集部にて確認し、 CoWriter(AI自動生成システム)で速報性を高めつつ、最終的な編集プロセスを経て公開しています。

