GMO AI＆ロボティクス商事がVarious Roboticsをグループジョイン
GMOインターネットグループにおいて、AIとロボティクスの社会実装を推進するGMO AI＆ロボティクス商事株式会社（以下、GMO AIR）は、2025年12月15日（月）に、先端ロボットソリューション開発を手掛けるVarious Robotics株式会社（以下、Various Robotics）の全株式を取得することを決議しました。
今回の株式取得により、GMO AIRは日本におけるフィジカルAI領域の事業基盤をさらに強化する方針です。人口減少や労働力不足といった社会課題の解決に向け、より高度なロボットソリューションを提供し、未来の実現を目指します。
背景と狙い
GMO AIRは「AIとロボットをすべての人へ。」をコーポレートキャッチとして掲げ、GMOインターネットグループが持つ多様な商材・サービスと最新のロボティクス技術を組み合わせ、AIとロボットの総合商社として包括的なソリューションを提供しています。
GMOインターネットグループは、2026年を「ヒューマノイド元年」と位置付け、ヒューマノイドロボットの本格的な社会実装に注力しています。製造、物流、ホテル、飲食、医療、公共領域など、あらゆる業界でロボット活用が求められる中、高い技術力と実装力が不可欠とされています。
GMO AIRとVarious Roboticsはこれまで、先端ロボットソリューションの共同開発や事業化に向けた協業を進めてきました。Various Roboticsが有するヒューマノイドやフォーミュラカーなど多様なロボットを扱う高度な技術力と優秀なロボットエンジニア、そしてロボットビジネスにおける長年のノウハウは、ヒューマノイドを中心とするフィジカルAIの社会実装において強力なシナジーを生むと期待されています。
今後の展望
GMO AIRはVarious Roboticsをグループに迎えることで、以下のような事業展開を予定しています。なお、Various Roboticsは今後、社名を「GMO Various Robotics株式会社」に変更する予定です。
- ヒューマノイドロボットの社会実装プロジェクトの加速
多様な産業領域において、実働レベルで活躍できるヒューマノイドサービスを提供し、人手不足の解消に貢献します。 - 先端ロボットソリューションの共同開発
AI制御、マニピュレーション、自律移動、エレベーター連携など、社会課題解決に直結するロボットソリューションを共同で開発します。 - ロボティクス人材・組織力の強化
両社のエンジニアリングチームと、ロボットビジネスに精通するVarious Roboticsのノウハウを融合し、国内トップクラスのフィジカルAI技術者集団の形成を目指します。
各代表者のコメント
■Various Robotics株式会社 代表取締役 吉澤 大知氏
「GMOインターネットグループに参画できることを光栄に思います。Various Roboticsはヒューマノイド開発に携わってきたエンジニアを中心に2025年1月に創業し、自動運転フォーミュラレース『A2RL』で最高時速250kmでの自律走行を実現し、初参戦ながらシルバーレースで優勝という成果を上げました。AI技術の進化に伴い、ロボットは今後加速度的に社会へ普及します。安心・安全・継続的なロボット運用には、私たちのロボット技術に加え、GMOインターネットグループが築いてきた国内トップクラスのITインフラ、セキュリティ技術、AIが不可欠です。今後は両社のテクノロジーと知見を融合し、少子高齢化や人手不足といった社会課題の解決に向けて、ロボットの社会実装を大きく前進させていきます。」
■GMO AI＆ロボティクス商事株式会社 代表取締役社長 内田 朋宏氏
「『AIとロボットをすべての人へ』というコーポレートキャッチのもと、Various Roboticsを強力な仲間として迎えられることを心より嬉しく思います。Various Roboticsが培ってきた極めて高度なロボット制御技術や実装力、ロボットビジネスにおける深い知見は、私たちが目指すAI・ロボティクス事業の基盤を飛躍的に強化する不可欠なピースです。両社の強みを融合させることで、2026年を『ヒューマノイド元年』と位置づけるグループ戦略を加速させ、人口減少や労働力不足といった社会課題に対し、実効性の高いソリューションを最速で提供し、お客様の『笑顔』と『感動』を生む未来の実現を目指し、全力を尽くします。」
各社の概要
Various Robotics株式会社
Various Roboticsは、環境やタスクに最適化されたロボットソリューションを提供することで、ロボティクスの社会実装を進めることを目指し、2025年1月に創業したロボットスタートアップです。創業以来、世界最高峰の自動運転フォーミュラレース「A2RL」に挑戦し、初参戦で優勝を達成しています。産業領域では、農業や鉄道インフラなど人手不足が深刻な分野を中心に、複数の大企業と共創し、ロボットソリューションの開発を進めています。
GMO AI＆ロボティクス商事株式会社
GMO AIRは、AI・ロボット事業を担う商社として2024年6月18日に設立されました。AI技術とロボットの導入、活用支援を中心に、さまざまな業界において効率化と自動化を促進する革新的なソリューションを提供しています。国内外のロボット提供にとどまらず、GMOインターネットグループの強みであるインターネットインフラサービスや金融事業を活用したレンタルやリース、AIコンサルティングをあわせて提供することで、人口減少などの社会課題を解決し、安全で持続可能な未来の実現を目指しています。
GMOインターネットグループ株式会社
GMOインターネットグループは、AIとロボティクスを核とした技術革新を推進しています。今回のVarious Roboticsのグループジョインは、2026年を「ヒューマノイド元年」と位置づけるグループ戦略の一環であり、フィジカルAI領域における競争力強化に貢献すると見られています。
AI Workstyle Lab編集部コメント
GMO AI＆ロボティクス商事によるVarious Roboticsのグループジョインは、フィジカルAI領域における事業基盤を大きく強化する動きです。特に、Various Roboticsが持つヒューマノイドや自動運転フォーミュラレースで培った高度なロボット制御技術は、製造、物流、ホテル、医療といった人手不足が深刻な業界でのロボット活用を加速させるでしょう。両社の融合により、AIとロボットが協働する新たなビジネスモデルが創出され、企業の生産性向上やコスト削減に大きく貢献することが期待されます。これは、AIを活用した新しい働き方を模索する企業にとって、重要な示唆を与えるものです。
「AIニュースは追っているけど、何から学べばいいか分からない…」 そんな初心者向けに、編集部が本当におすすめできる無料AIセミナーを厳選しました。
- 完全無料で参加できるAIセミナーだけを厳選
- ChatGPT・Geminiを基礎から体系的に学べる
- 比較しやすく、あなたに合う講座が一目で分かる
ChatGPTなどの生成AIを使いこなして、仕事・収入・時間の安定につながるスキルを身につけませんか？
AI Workstyle LabのAIニュースをチェックしているあなたは、すでに一歩リードしている側です。あとは、 実務で使える生成AIスキルを身につければ、「知っている」から「成果を出せる」状態へ一気に飛べます。
講師：栗須俊勝（AI総研）
30社以上にAI研修・業務効率化支援を提供。“大阪の生成AIハカセ”として企業DXを牽引しています。
- 日々の業務を30〜70％時短する、実務直結の生成AI活用法を体系的に学べる
- 副業・本業どちらにも活かせる、AI時代の「稼ぐためのスキルセット」を習得
- 文章・画像・資料作成など、仕事も趣味もラクになる汎用的なAIスキルが身につく
ニュースを読むだけで終わらせず、
「明日から成果が変わるAIスキル」を一緒に身につけましょう。
本記事は、各社の公式発表および公開情報を基に、AI Workstyle Lab編集部が 事実確認・再構成を行い作成しています。一次情報の内容は編集部にて確認し、 CoWriter（AI自動生成システム）で速報性を高めつつ、最終的な編集プロセスを経て公開しています。
