AIの成果が見えない？BLUEISH Agents新機能「評価ダッシュボード」でROIを明確化する方法

AI導入における「成果が見えない」課題を解消

近年、生成AIやAIエージェントの導入企業は増加傾向にありますが、多くの現場や経営層からは「具体的な成果を説明できない」「投資対効果（ROI）を示せない」といった声が聞かれ、本格運用への移行を阻む要因となっていました。

株式会社BLUEISHは、これらの課題の根本を「AIが実際に何を改善したのかが数字として残っていないこと」にあると捉え、この度『BLUEISH Agents』においてAIの稼働状況・成果・学習データを一元管理し、可視化する「評価ダッシュボード」を開発しました。

本機能は、企業内で散在していたAIの利用実績や改善効果を統合し、AI導入の妥当性・投資対効果・業務改善量を定量的に把握するための評価基盤として活用できます。

新機能「評価ダッシュボード」の概要

「評価ダッシュボード」は、AIエージェントのパフォーマンスを「成果・学習・利用」の3軸で可視化する分析機能です。画面上には次の4つの主要指標が表示され、企業はAI導入の効果を一目で把握することが可能です。

1. 削減工数（時間）
   AIエージェントによる自動化で削減された作業時間を算出します。どの業務がどれだけ効率化されたのかを直感的に確認でき、生産性向上の中核指標として利用可能です。
2. 削減コスト（費用換算）
   削減工数に人件費を掛け合わせることで、AI導入による金銭的インパクトを算定します。経営判断に直結するROI指標を可視化できます。
3. エージェントが学んだ知識量（フィードバック × メモリ）
   HITL（Human-in-the-Loop：人間が介入してAIを改善する仕組み）による評価内容や修正結果がどれだけ学習され、AIエージェントの判断精度向上に寄与したかを数値化します。AIが継続的に成長しているプロセスを可視化する学習指標として利用可能です。
4. ワークフロー実行回数
   AIエージェントが実行したワークフローの総数を表示します。実務の中にどれほどAIが定着しているかを示す利用指標として活用でき、組織のAI浸透度を測定可能です。

多様なユースケースでAI活用を促進

この評価ダッシュボードは、様々なビジネスシーンで活用できます。

• 経営会議・経営レポート
  部門別に「AIによる削減工数・削減コスト」を可視化し、主力事業におけるAI化の浸透度をレポート化できます。次四半期のAI投資テーマの検討材料としても有効です。

• AI推進プロジェクトのモニタリング
  PoC（概念実証）フェーズの評価指標として利用し、本番運用後の定着度を定量的に把握できます。部門横断での成功パターンの共有にも貢献します。

• 部門単位での業務改善
  部門ごとに「AIに委任できる業務領域」を可視化し、NG例の傾向分析によりルール整備やデータ整備を改善できます。担当者教育やマニュアル改善の根拠データとしても活用可能です。

AIを”雇用”するためのデータ基盤「BLUEISH Agents」

『BLUEISH Agents』は、企業がAIエージェントを“雇用・育成・評価・改善”できる法人向けのAI雇用データ基盤です。営業・経理・人事・カスタマーサポート・バックオフィスなど、多様な業務に特化したAIエージェントを組織に配属する形で活用できます。

株式会社BLUEISHは、「人は創造に、AIエージェントは実務に。」というビジョンのもと、企業が「Agent Native」な組織へと進化することを支援しています。

株式会社BLUEISHについて

株式会社BLUEISHは2018年に創業し、システム開発とDX支援で培った知見を基盤に、法人向けAIエージェントプラットフォーム「BLUEISH Agents」を展開しています。企業がAIエージェントを雇用・管理し、実務を担わせることで、人は創造に専念でき、効率化と新規事業創出を実現します。

• 会社HP: https://www.blueish.co.jp/

• BLUEISH Agents サービスサイト: https://service.blueish-agents.com/

AI Workstyle Lab編集部コメント
「評価ダッシュボード」の登場は、AI導入を検討する企業にとって大きな意味を持ちます。これまで「AIの効果が見えにくい」という課題が、投資対効果（ROI）や工数削減といった具体的な数値で示されることで、経営層への説明責任を果たしやすくなります。これにより、AIプロジェクトはPoC（概念実証）段階で終わらず、全社的な展開へとスムーズに移行できるでしょう。定量的なデータに基づく改善サイクルが確立されれば、AIは単なるツールではなく、企業の成長を加速させる戦略的なパートナーへと進化します。

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