【経理DX】バクラク受領代行とは？スキャンセンター拡張とAI支払申請自動化で変わる業務効率を解説

「バクラク受領代行」スキャンセンターを拡張、2026年春稼働開始予定

「バクラク受領代行」スキャンセンターを拡張、2026年春稼働開始予定

株式会社LayerXは、請求書受領代行サービス「バクラク受領代行」において、サービス需要の拡大に対応するため、2026年春にスキャンセンターを拡張することを発表しました。

「バクラク受領代行」は2025年8月の正式リリース以来、企業の経理DX推進意識の高まりを受け、導入企業が加速度的に増加しています。この高い需要とサービス拡大に対応するため、処理能力のさらなる向上と効率化を目指し、スキャンセンターを拡張するとのことです。体制を大幅に強化することで、より多くの企業に、正確かつ安全な証憑のデジタル化を安定的に提供するための基盤を構築します。

「バクラク受領代行」の特長・強み

「バクラク受領代行」は、請求書の受領から申請・処理までをワンストップで自動化し、受領業務そのものをゼロにすることを目指すサービスです。紙、PDF、パスワード付きファイル、ZIP形式、Webダウンロード形式など、あらゆる形式の請求書を「バクラク」が代行で受領し、開封、スキャン、AI-OCRによるデータ化、原本保管までを一括で対応します。

サービス開始当初より、高い信頼性とデータ品質を提供するため、オペレーションの正確性を最重要視しています。証憑のデジタル化において高い精度を維持するため、人とAIが協働する独自の受領オペレーションを構築。受領からデータ連携まで、AIによる自動検証とオペレーターによるチェックを並行して実施する多層的な品質管理が行われています。

例えば、AIは宛名照合やデータ抽出精度の判定、項目間の整合性確認などを自動で行います。これと並行してオペレーターがスキャン時の画像品質チェックや最終承認前のクロスチェックを実施することで、システムと人の双方の強みを活かした高精度なオペレーションを実現しています。さらに、日々蓄積される処理データをもとにAIの再学習とオペレーション手順の改善を継続的に実施し、顧客からのフィードバックも品質向上に反映することで、今後も業務効率化に貢献できるサービスを提供していくとしています。

利用ユーザーの声

株式会社キッズコーポレーション経理財務部清水様は、全国で300園以上の保育施設を運営しており、保育スタッフの事務負担軽減のため請求書受領代行サービスを検討していました。紙をはじめ多岐にわたる受領方法や、Webサイトへのログイン、ID・パスワードが別送される証票の取得など、各園で対応が必要な作業が残っており、効率化が課題でした。

「バクラク」の導入を決めた理由は、こうした複雑な取得パターンにも柔軟に対応できる「対応範囲の広さ」です。現在、全請求書の90%以上を「バクラク」で包括的に対応できており、従来のサービスでは難しかった領域までカバーしているとのことです。

その結果、保育スタッフは「証票を取得して申請する」といった事務作業の負担が軽減され、子どもたちと向き合う時間を確保しやすい環境づくりが進んでいます。経理部門においても、月初に集中していた膨大な確認作業が削減され、組織全体の業務量を適正化できていると評価しています。

【先行お試し提供開始】支払申請自動作成機能

「バクラク受領代行」の利用拡大に伴い、「バクラク申請・経費精算」において、AIが支払申請を自動作成する新機能の先行提供が開始されました。

本機能は、データ化された請求書をもとに支払申請を自動で作成します。申請担当者は内容を確認して提出するだけで業務が完了し、請求書の受領から申請、仕訳処理に至るまで、完全に自動化されたシームレスな業務フローを実現します。

バクラク受領代行とは

紙、PDF、パスワード付きファイル、ZIP形式、Webダウンロード形式など、あらゆる形式の請求書を「バクラク」が代行で受領し、開封、スキャン、AI-OCRによるデータ化、原本保管までを一括で対応するサービスです。受領後は独自開発のAI-OCRが即時にデータを読み取り、AIが仕訳を自動作成。会計ソフトやEBシステムとのAPI／CSV連携により、手入力が完全に不要になります。

詳しくはサービスページをご覧ください。
https://bakuraku.jp/invoice/function/receiving-agent/

バクラクとは

「バクラク」は、稟議、経費精算、法人カード、請求書受取、請求書発行、勤怠管理などの業務を効率化するAIクラウドサービスです。最先端のAIを組み込むことで、手入力や紙の管理などの業務から解放し、従業員一人ひとりがコア業務に集中できる新しい働き方を創造します。中小企業から大企業まで、15,000社を超える顧客の働きやすい環境づくりと事業成長を支援しています。

「バクラク」について
https://bakuraku.jp/

株式会社LayerX概要

LayerXは、「すべての経済活動を、デジタル化する。」をミッションに掲げるAIカンパニーです。AI SaaS「バクラク」事業、Fintech事業、「Ai Workforce」事業などの複合的な事業を通して日本の社会課題を解決し、AIの力で人々の創造力がより発揮される未来をつくります。

設立：2018年8月
代表者：代表取締役CEO 福島良典 / 代表取締役CTO 松本勇気
所在地：東京都中央区築地1-13-1 銀座松竹スクエア5階

AI Workstyle Lab編集部コメント

今回の「バクラク受領代行」のスキャンセンター拡張とAIによる支払申請自動作成機能の先行提供は、企業の経理部門におけるDX推進に大きな示唆を与えます。紙やPDFなど多様な形式の請求書処理は多くの企業にとって依然として大きな負担であり、このサービスは受領から申請、仕訳までをシームレスに自動化することで、業務効率を飛躍的に向上させる可能性を秘めています。特に、中小企業から大企業まで幅広い規模の組織で、経理担当者がより戦略的な業務に集中できる環境を創出することに貢献するでしょう。これは、AIがバックオフィス業務の変革をどのように加速させるかを示す好例と言えます。

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