機能公開の背景
2025年10月6日の基本機能発表以降、多くの企業から「自社の業務フローに合わせたカスタマイズがしたい」「Google WorkspaceやSlackなど既存システムと連携したい」「定期的なリサーチタスクを自動化したい」といった具体的な要望が寄せられていました。KumaKuma AIは、これらの企業ニーズに応える機能を備えており、今回その詳細が公開されました。
カスタマイズ機能の詳細
1. カスタムエージェント機能
企業やプロジェクトごとに、独自の役割を持つAIエージェントを作成・管理できます。業界特有の専門知識や、社内の業務プロセスに特化したエージェントを構築することで、より精度の高いリサーチ結果を得ることが可能です。作成したエージェントは、必要に応じてアクティブ/非アクティブの切り替えができ、プロジェクトの進行状況に合わせた柔軟な運用が実現します。

2. 定期実行タスク機能
Cron形式でのスケジュール設定により、リサーチタスクを自動化できます。日次の市場動向調査、週次の競合分析、月次のレポート作成など、定期的に必要な調査を自動実行することが可能です。これにより、人手による定期業務が削減され、担当者はより戦略的な業務に集中できるでしょう。

3. 柔軟なツール連携
企業の既存システムと連携し、散在するデータを統合的に活用できます。Google Workspace連携やMicrosoft 365連携など、多様なツールに対応しています。これらのツールを組み合わせることで、社内外に散在する情報を横断的に検索し、包括的な調査結果を得ることが期待されます。

4. スレッド共有機能
AIとの対話や深層調査の結果を、外部の関係者と共有できるリンクを生成します。社内承認プロセスやクライアントへの報告時に、調査プロセスと結果を透明性高く共有することが可能です。アクセス統計も取得でき、共有した情報の閲覧状況を把握できます。

5. エンタープライズ技術基盤
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セキュリティ: AWS Cognitoによる認証、プロジェクトベースの権限管理により、企業データの安全性が確保されています。
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観測性: Langfuseによる詳細なLLMトレーシング機能により、AIの推論プロセスを可視化します。これにより、監査要件や品質管理に対応できます。
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スケーラビリティ: Gunicorn、pgvector、Redis/Valkeyキャッシング、Celeryによる非同期処理基盤により、大規模なデータ処理と同時アクセスに対応します。

提供形態・料金
KumaKuma AIは企業向け(toB)サービスとして提供されており、各企業のニーズに応じたカスタマイズに対応します。料金については、有償トライアル3ヶ月など柔軟なプランが用意されています。詳細は、株式会社Grizzlarityのお問い合わせフォームより相談できます。
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KumaKuma AIに関する詳細: https://grizzlarity.com/kumakumaai/lp
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お問い合わせフォーム: https://grizzlarity.com/contact
今後の展開
株式会社Grizzlarityは、KumaKuma AIを基盤に、企業の多様なニーズに対応したカスタマイズソリューションの提供を強化していく方針です。エンタープライズ向け機能の充実を継続し、より多くの企業の業務効率化を支援していくとしています。
AI Workstyle Lab編集部コメント
KumaKuma AIの今回の機能強化、特にカスタムエージェントと定期実行タスクは、企業がAIを実業務に深く統合する上で非常に重要なステップです。Google Workspaceなどの既存システムとの連携により、散在する社内データをAIが横断的に活用できるようになる点は、多くの企業にとって大きな利点となるでしょう。市場調査、競合分析、レポート作成といった定型的なリサーチ業務をAIに任せることで、担当者はより高度な分析や戦略立案に集中できます。これにより、業務効率化はもちろんのこと、ビジネスにおける意思決定の質の向上にも寄与すると考えられます。AIエージェントによる業務自動化は、今後さらに広範なビジネス領域で活用が進むと予想されます。
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本記事は、各社の公式発表および公開情報を基に、AI Workstyle Lab編集部が 事実確認・再構成を行い作成しています。一次情報の内容は編集部にて確認し、 CoWriter(AI自動生成システム)で速報性を高めつつ、最終的な編集プロセスを経て公開しています。

