Helpfeel、産官学のトップリーダーがAIの未来を描く『AI Experience Summit 2025』を11月18日に東京・大手町で開催

株式会社Helpfeelは、2025年11月18日（火）に大手町プレイスホール&カンファレンスにて、大規模カンファレンス『AI Experience Summit 2025』を開催することを発表しました。本サミットは「with AI」をテーマに、AIがもたらす体験の変化とその先にあるビジネスの可能性について、業界や立場を超えて発信します。

AI活用の「導入」から「活用」へ

現代において、AIは単なる技術の「導入」フェーズから、実際に価値を創出し、ビジネスに活かす「活用」フェーズへと移行しています。企業に求められるのは、AI技術を導入することだけでなく、AIを効果的に利用して価値創出へとつなげる“活用力”です。『AI Experience Summit 2025』は、この「with AI」をテーマに、業界の垣根を超えて第一線で活躍する国内トップクラスの変革リーダーが一堂に会し、AI活用の最前線とその未来を語るカンファレンスです。

イベント概要と登壇者

本サミットでは、経済産業省、グーグル・クラウド・ジャパンをはじめ、大学、AI先進企業など、産官学のトップリーダーが登壇します。AI活用の最前線や社会実装のリアルが語られる予定です。

タイムテーブル（一部抜粋）

• Keynote Address 『経済産業省のAI政策の動向と展望』
  • 秋元 裕太氏（経済産業省 商務情報政策局 情報産業課AI産業戦略室 総括補佐）
• Session1 『現場を支援するAIプロデューサーの人材像』
  • 山口 高平氏（神奈川大学 情報学部 教授 / 慶應義塾大学 名誉教授 / 一般社団法人 人工知能学会元会長）
• Helpfeel Session 『未来を拓くAIナレッジデータプラットフォームとHelpfeelの進化』
  • 洛西 一周（株式会社Helpfeel 代表取締役 CEO）
• Session2 『“日立流”AIで熟練者の”ナレッジ”を継承』
  • 滝川 絵里氏（日立製作所 AI＆ソフトウェアサービスビジネスユニット AI CoE -Generative AIセンタ ワンストップサポートサービス 部長）
  • 秋山 博紀（株式会社Helpfeel CTO）
• Session3 『生成AIが加速するDXと企業成長の統合─2025年の崖を越える経営戦略』
  • 和泉 憲明氏（株式会社AIST Solutions Vice CTO / デジタル庁・シニアエキスパート / 元経済産業省 商務情報政策局 情報経済課 アーキテクチャ戦略企画室長）
• Session4
  • 邑本 卓也氏（グーグル・クラウド・ジャパン合同会社）
• Session5 『生成AIの未来が見えてきた〜進化から見えたAIが実現する未来像〜』
  • 松本 国一氏（富士通株式会社 シニアエバンジェリスト / First Creative Agent 代表エバンジェリスト）

来場者特典

ご来場いただいた方には、来場者限定ノベルティ、特設ブースでの最新プロダクトのデモ体験、個別相談会の優先申し込み、懇親会での抽選による豪華景品プレゼントが用意されています。

AI Workstyle Lab編集部の解説：AI「活用」フェーズにおける企業の課題と解決策

国内のAI市場は、技術の導入から実際の価値創出へと重心が移りつつあります。しかし、総務省の『令和7年版 情報通信白書』によると、日本の個人が「生成AIを使ったことがある」と回答した割合は26.7%に留まり、米国（68.8%）や中国（81.2%）と比較して低水準です（※1）。また、矢野経済研究所の調査では、生成AIの導入効果について「期待を大きく超える効果があった」と回答した企業はわずか0.9%で、期待以上の効果を実感している企業は2割にとどまっています（※2）。

これらのデータは、多くの企業がAIを導入したものの、その真の価値を引き出せていない現状を示唆しています。AIを仕事で最大限に活用するためには、以下の5つのポイントが不可欠であると、AI Workstyle Lab編集部は考えます。

1. 目的・KPI（重要業績評価指標）の明確化: AI導入の目的を具体化し、達成度を測るための指標を設定することです。
2. 活用領域の選定と集中: 広範囲に試すのではなく、特定のユースケース（利用場面）に絞り込み、深く活用することで実績を出すことです。
3. 組織・体制・人材・ガバナンス（統治体制）の整備: 技術導入だけでなく、それを運用し、価値を生み出すための組織体制と人材育成、適切なルール作りが必要です。
4. デジタル基盤・データ利活用力の強化: AIが正確な成果を出すためには、質の高いデータが豊富に存在することが前提です。ICTインフラの整備やデータガバナンスの強化が引き続き重要です。
5. 外部・産学との連携・スケーリング: AI技術の進化は速く、社内だけで完結させることは困難です。パートナーシップや産学連携を通じて、知見を交換し、活用範囲を広げることが有効です。

これらの課題を解決し、AIを真の「成長エンジン」として機能させるためには、「AIで何を変えるか／どのように変われるか」という視点がこれまで以上に重要になります。

企業のAI活用を推進する「AIナレッジデータプラットフォーム」

生成AIやLLM（大規模言語モデル）の社会実装が進む中で、「AIが何を根拠に判断しているのか」という点が重要視されています。AIはモデル単体では機能せず、正確に整理された参照情報、すなわちナレッジデータ（知識データ）が不可欠です。ナレッジデータは、まさに企業の“情報インフラ”であり、これの整備がAI活用の鍵を握ります。

しかし、日本企業のナレッジデータ整備は欧米に比べて遅れていると指摘されています（※3）。正確な応答や自社情報の最適な発信のためには、知識を構造化し、AIが読み取れる形に整備する必要がありますが、本格的に取り組む企業はまだ少数です。

AI Workstyle Lab編集部としては、Helpfeelが提唱する「AIナレッジデータプラットフォーム」が、この課題に対する有効な解決策になると考えます。これは、企業が持つ膨大な知識や知見をAIが理解できる形に整備し、AIが正しく、そして強力に機能するための土台を築くものです。このプラットフォームを活用することで、企業はAIの「活用」フェーズにおいて、業務効率化や付加価値創出をより確実に推進できるようになるでしょう。

Helpfeelは、これまで700を超えるサイトでFAQやナレッジ共有ツールを提供し、知見を蓄積してきました。その成果を発展させ、AIがより正しく・強く機能するための土台となる「AIナレッジデータプラットフォーム」の構築に挑戦しています。今後も公開Webサイトから社内利用まで、幅広いビジネス領域で知識活用を支援し、業務効率化と付加価値創出を推進していくとのことです。

※1：令和7年版情報通信白書 大2節 AIの爆発的な進展の動向より
※2：矢野経済研究所「国内生成AIの利用実態に関する法人アンケート調査を実施（2025年）」より
※3：総務省「令和7年版情報通信白書」、野村総合研究所「日本企業のIT活用とデジタル化 – IT活用実態調査の最新結果から – 2025」による

株式会社Helpfeel 概要

• 創業：2007年12月21日（2020年12月4日に日本法人を設立）
• 代表者：代表取締役/CEO 洛西 一周
• 京都オフィス：〒602-0023 京都市上京区御所八幡町110−16 かわもとビル5階
• 東京オフィス：〒104-0032 東京都中央区八丁堀2-14-1 住友不動産八重洲通ビル4階
• URL：https://corp.helpfeel.com/

Helpfeelは、企業がもつ知識や知見をAIが理解できる形に整備し、ナレッジ基盤を構築することで、企業のAIを強くする「AIナレッジデータプラットフォーム」を展開しています。これまでに培ったFAQやナレッジ共有ツールの開発・運用実績をもとに、知識資産をAI活用へとつなげ、業務効率化と新たな価値創出を支援しています。現在、「ナレッジの創造と活用」に特化した3製品を提供しています。

• 企業のAIを強くするAIナレッジデータプラットフォーム「Helpfeel（ヘルプフィール）」
• AIを育てるナレッジベース「Helpfeel Cosense（コセンス）」
• 画像や動画をあなたの代わりに記憶するAI「Gyazo（ギャゾー）」