自治体向け「プレゼン資料AI」実証キャンペーン、第20期募集開始
近年、ChatGPTのような生成AIは、業務効率化やサービス品質向上を目的として多くの法人で導入が進んでいます。特に、プレゼン資料の作成は多くのオフィスワーカーが日常的に時間を費やす業務であり、AIによる効率化への関心が高まっています。
ナレッジセンスが提供する法人・自治体向け生成AIエージェント「ChatSense」は、セキュリティの高い環境や社内データの追加学習機能といった法人向けの強みが評価され、すでに500社以上の大手企業に導入されています。
今回の実証キャンペーンは、特に自治体・官公庁が抱える生成AI導入の課題に対応するために企画されました。自治体でのChatSense利用に関する詳細は、こちらで確認できます。
自治体特有のニーズに応える「ChatSense」
行政機関における生成AI導入には、一般的な法人とは異なる特殊なニーズが存在します。具体的には、以下の3点が挙げられます。
- 徹底したセキュリティ:IPアドレスによるアクセス制限、SSO認証(シングルサインオン認証)、SLA(サービス品質保証)による事前コミットメントなどが求められます。
- 見積もりの透明性:単価見積書や納品書を含む、多くの事務処理書類の発行が必要です。
- 予算がない状態での無償事前検証:来年度予算の策定前に、生成AIの利用用途や効果を検証したいというニーズがあります。
「ChatSense」は、これらの自治体特有のニーズに応えるため、パートナー団体には特別対応を提供します。これにより、「まずは試してみたい」「プレゼン資料AIの利用でどのような変化があるか見てみたい」という行政・自治体の要望を満たすことが可能になります。
「ChatSense」の主な特徴
「ChatSense」は、セキュリティを強化し、コスト面でも優位性を持つChatGPTサービスです。企業や官公庁、総合大学など多くの法人で導入実績があります。

- チャット内容をAIの学習から守る機能:無料のスタータープランから全ての法人プランで利用可能です。ビジネスプラン以上では、シングルサインオン、禁止ワード登録、IP制限、履歴のエクスポート機能など、より高度なセキュリティ機能が追加料金なしで提供されます。
- プロンプトを社内共有できる機能など、豊富な独自機能:メンバーの一括管理機能、フォルダ&ドラッグ整理機能など、法人向けの機能が充実しており、日々アップデートされています。そのほとんどが無料プランでも適用されます。
- 初期費用が無料、最低利用期間の縛りがない:「使ってみないとわからない」という法人・行政のニーズに応えるため、導入のハードルを下げ、無料で利用可能な範囲を広く提供しています。
ChatGPTの法人契約のメリットについては、こちらの記事もご参照ください。また、ChatGPTで必須のセキュリティ対策については、こちらの記事も参考になります。
スライド生成AI機能の詳細
「ChatSense」が提供する「スライド生成AI」機能は、簡単な日本語指示からプレゼンテーション資料をAIが自動生成する画期的なサービスです。
- 社内データを参照し、要点を自動抽出してスライド化:社内に散在するPDF資料や議事録、ナレッジベースなどのデータを横断的に読み込み、重要なポイントを自動で抽出・整理します。これにより、人間が数時間かかる作業を数分で完了することが期待できます。
- 複数ソースを数分で解析し、5〜10枚のスライドに自動構造化:複数の社内ソースを参照し、回答根拠となる情報を踏まえてスライドを生成します。章立て、見出し、箇条書きなどの形で、5〜10枚程度のプレゼンテーションスライドに自動で構造化します。
- 小回りの利く微修正で、人手の調整工数を削減:「自動編集機能」により、従来手作業で行っていたPowerPointなどでの微調整作業をAIが代替します。これにより、最終仕上げにかかる工数を削減し、スライド全体のトーンやデザインの一貫性を保ちながら、実用レベルの資料作成を支援します。
スライド生成AI機能の具体的な料金や詳細説明は、こちらで確認できます。
パートナー採択のメリット
実証実験パートナーに採択された自治体は、以下の特別なメリットを享受できます。
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AI活用方法の模索に伴走:経験豊富なエンジニアとの週次・月次ミーティングや、職員向けの研修開催をサポートします。また、「ChatSense」のオリジナル機能である「プロンプト掲示板」を利用した社内での知見共有方法も丁寧に伝授します。
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実証実験に伴う広報活動の支援:導入効果を最大化するため、AI技術や成果内容を一般に理解しやすい形で解説する記事やプレスリリースの作成を、ナレッジセンスのPRチームが支援します。
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今年度の予算がない状態での検証:チームで10万文字程度までAIとの会話を無料で検証できます。さらに、「スライド生成AI」機能オプションが1ヶ月無料で試用可能です。これにより、自治体データを用いたスライド生成AIの業務での利用感を無償で体験できます。より多くの文字数での検証を希望する場合は、一度相談が必要です。
募集概要
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対象:日本の行政機関に属する団体(部署・チーム単位での応募も可能)
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募集上限:〜5組織(原則として先着順)
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締め切り:2025年1月13日(火曜)23時59分まで
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その他:採択された場合、実証実験の事例として共同でのプレスリリース出稿をお願いする場合がありますが、必須ではありません。
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応募方法:こちらのリンクよりお問い合わせください。
株式会社ナレッジセンスについて
株式会社ナレッジセンスは、企業や行政・自治体向けのDX(デジタルトランスフォーメーション)を加速し、社員の生産性向上を目指して、ビジネス向けChatGPTサービス「ChatSense」や事業コンサルティングを提供しています。生成AIを活用したソリューション開発の実績も豊富で、グローバルのユーザーにサービスを提供しています。
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会社名:株式会社ナレッジセンス
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本社:東京都港区六本木七丁目18番18号 住友不動産六本木通ビル2階
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代表者:代表取締役CEO 門脇 敦司
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設立:2019年4月10日
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事業内容:
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「ChatSense」および生成AIテストサービス「Ozone」などの企画・運営
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生成AIを活用したDX戦略コンサルティング
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社内外向けのソリューション開発
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ナレッジセンスに関する詳細は、公式ウェブサイトをご確認ください。
AI Workstyle Lab編集部コメント
今回のナレッジセンスの発表は、自治体における生成AIの具体的なビジネス活用を大きく後押しするものです。特に「プレゼン資料AI」は、行政職員が日常的に多くの時間を費やす資料作成業務を劇的に効率化する可能性を秘めています。予算確保が難しい行政機関に対し、無償での検証機会を提供することで、AI導入の障壁を下げ、まずはその効果を実感してもらう狙いがあると考えられます。これにより、自治体DX(デジタルトランスフォーメーション)は加速し、職員はより創造的で市民サービス向上に直結する業務に注力できるようになるでしょう。今後は、他の行政業務への応用や、より専門性の高い資料作成への対応が期待されます。
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本記事は、各社の公式発表および公開情報を基に、AI Workstyle Lab編集部が 事実確認・再構成を行い作成しています。一次情報の内容は編集部にて確認し、 CoWriter(AI自動生成システム)で速報性を高めつつ、最終的な編集プロセスを経て公開しています。

