空間のAI化が描く未来:mui LabがCES2026で提案する「人中心の睡眠サポート」の真意

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mui Calm Sleep Platformの特長

1. ノンウェアラブル・スマホレスで、やさしく睡眠状態を計測

従来の睡眠サポート製品はウェアラブルデバイスが多い中、本サービスは就寝時にデバイスを装着したり、スマートフォンを操作したりする必要がありません。ベッドルームに設置された天然木のスマートホームコントローラー「muiボード」がハブとなり、ミリ波レーダーを用いたバイタルデータの計測からアラーム設定までを完結させます。これにより、日常の延長線上で静かに睡眠状態を認識することが可能です。

明るい寝室のベッドに座る女性

2. データにとらわれない、「人」中心の睡眠サポート

「muiボード」を介して、これまでの睡眠や生活リズム、ユーザーの現在の状態に基づき、入眠前に心身の状況に合わせたストレッチガイドが提供されます。また、睡眠前から起床時まで照明を快適な状態に整えます。数値やスコアで過度なプレッシャーを与えることなく、人が本当に心地よいと感じる自然な眠りへと導くことを目指しています。

アームストレッチのガイドを表示する木製デジタルディスプレイ

3. 心身への負担を抑え、睡眠を「整える」新しい体験

本サービスは、睡眠専門医である白濱龍太郎先生の監修のもと開発が進められています。ユーザーの生活リズムや感覚を尊重し、睡眠を「管理する対象」ではなく、「整えていくもの」として支える、新たな体験の提供を目指しています。

2026年末ごろの販売開始を見据え、今後はスリープテック領域における高い専門性を持つ企業との技術連携による開発、および「muiボード」とアプリケーションへの実装が進められる予定です。

mui Labが目指す“Spatial AI”

現在、物理空間そのものにAIが内在する「フィジカルAI」や「ロボットAI」のフェーズへと移行しつつあります。mui Labは、その中で制御や自動化を追求するのではなく、「人とテクノロジーの調和」を目指し、「Spatial AI(空間のAI化)」への独自のアプローチを進めています。これは、人の自然な所作がインターフェースとなり、空間がそれを察して心地よい状態を自律的に整えていくというものです。

今回発表された「mui Calm Sleep Platform」は、「Spatial AI」に向けたサービスの第1弾と位置付けられています。ヘルスケアやホスピタリティ領域を起点に、暮らしに溶け込みウェルビーイングを支える新たなテクノロジーのあり方を、日本から世界へ提示していく方針です。

CES 2026 出展情報

mui Labは、CES 2026にて以下の日程で出展しています。

  • 2026年1月4日: CES Unveiled (Mandalay Bay Convention Center, Shoreline Exhibit Hall) テーブルナンバー610

  • 2026年1月6日-9日: Venetian Expo, Halls A-D — Smart Home, ブースナンバー #52562

会期中(1月6日〜9日)は、毎日午前11時と午後3時の2回、日本茶と和菓子が用意され、日本流のおもてなしで来場者を迎えています。

mui Lab株式会社について

mui Lab株式会社は、人の暮らしに寄り添うデザインと新たな体験を届ける「やさしいテクノロジーの専門家」です。京都発の美意識と先端技術を融合したソフトウェアとハードウェアを提供しており、コンセプトからものづくりまでをトータルに創り上げるデザインエンジニアリングを強みとしています。「muiボード」は2025年度グッドデザイン賞を受賞し、また、2025年度の東洋経済新報社「すごいベンチャー100」にも選出されています。

東洋経済 すごいベンチャー100とグッドデザイン賞のロゴ、木製スマートホームインターフェース

AI Workstyle Lab編集部コメント

mui Labが提案する「Spatial AI」は、AIが単なるツールに留まらず、空間そのものと一体化し、人の自然な行動に寄り添う未来像を示しています。今回の睡眠プラットフォームはその第一歩ですが、今後はヘルスケアやホスピタリティ領域を超え、多様な生活空間での応用が期待されます。しかし、こうした空間AIが普及する上で、プライバシー保護やデータセキュリティの確保は重要な課題となるでしょう。技術的な進化とともに、倫理的な側面からの議論も不可欠です。AI Workstyle Labとしては、こうした「やさしいテクノロジー」が、いかにして私たちの仕事や生活を豊かにしていくか、その動向に注目していきます。

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記事の著者
AI Workstyle Lab 編集部

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