dotTEST 2025.3とは?C#/VB.NET開発の静的・動的解析をAI連携で効率化、新機能とセキュリティ強化を解説

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dotTESTの概要と今回のバージョンアップ

dotTESTは、C#言語およびVB.NET言語に対応した静的解析・動的解析ツールです。3,000個以上のコーディングルールに基づきソースコードを静的に解析し、プログラムの問題点や検出困難なエラーを特定します。また、.NETアプリケーション実行中のカバレッジ情報を収集し、テストの抜け漏れの確認を容易にすることで、テスト効率化とソースコード品質向上に貢献します。

今回のバージョンアップでは、LLM(大規模言語モデル)連携機能の拡張やセキュリティ関連ルールの強化が図られています。

LLM連携機能の拡張で開発者を強力にサポート

MCP(Model Context Protocol)サーバー拡張機能が追加され、AIエージェントやGitHub CopilotなどのLLMベースのコーディングアシスタントとの連携が可能になりました。Visual StudioやVisual Studio CodeといったMCPをサポートする開発環境で利用できます。

この機能により、静的解析結果に直接アクセスし、検出された違反の確認、推奨事項に基づく重要度の判断、具体的な修正案の提示、さらにはユーザーガイドを参照して機能説明や問題解決方法の確認ができるようになります。

dotTEST LLM連携機能

また、LLM連携機能にはAI自動修正機能が新たに追加されました。コマンドラインで生成した静的解析レポートを基に、違反箇所を自動修正し、プロジェクトリポジトリ内の作業ブランチへ修正済みコミットが作成されます。これにより、修正作業の自動化が進み、開発者の負担軽減が期待されます。

dotTEST AI自動修正機能

※LLM連携機能にはLLMプロバイダーの利用契約は含まれていません。利用者が個別に契約する必要があります。
※OpenAI REST APIと互換性があるチャットコンプリーションエンドポイントを持つLLMのみがサポートされます。

アプリケーションカバレッジ機能と開発環境の強化

アプリケーションカバレッジ機能が強化され、新しいカバレッジエージェントのユーザーインターフェースが導入されました。手動テスト・自動テストいずれの場合も、.NETランタイムで管理されたマネージドコードのカバレッジデータを取得できます。

また、サポート対象IDEにVisual Studio 2026が追加され、.NET 10およびC# 14で記述されたコードの解析にも対応しています。

セキュリティコンプライアンスルールの拡充

セキュリティコンプライアンスルールが拡充され、共通脆弱性タイプ一覧CWE 4.18、CWE Top 25 2024、さらにCWE Top 25 + On the Cusp 2024に基づくルールが追加されました。dotTESTは以下の18種類のセキュリティコンプライアンスルールに対応しています。

  • CWE 4.18

  • CWE Top 25 2023

  • CWE Top 25 2024

  • CWE Top 25 + On the Cusp 2023

  • CWE Top 25 + On the Cusp 2024

  • DISA-ASD-STIG

  • HIPAA

  • Microsoft Secure Coding Guidelines

  • OWASP API Security Top 10-2019

  • OWASP API Security Top 10-2023

  • OWASP ASVS 5.0.0

  • OWASP Top 10 2017

  • OWASP Top 10 2021

  • PCI DSS 3.2

  • PCI DSS 4.0

  • Security Assessment

  • UL 2900

  • VVSG 2.0

専用のダッシュボードとウィジェットを利用することで、dotTESTによる静的解析の結果から各基準(CWE、OWASP、PCI DSSなど)に則った遵守サマリーレポートや逸脱のレポートをいつでも確認できます。これにより、C#やVB.NETでの開発におけるセキュアコーディングの推進が強力にサポートされます。

CWEコンプライアンスレポート

※セキュリティコンプライアンスルールによる静的解析および遵守/逸脱レポートの参照には、セキュリティコンプライアンスパックオプション(別売)が必要です。

Parasoft DTP 2025.2のレポーティング機能強化

レポーティング機能を提供するParasoft DTP 2025.2にも新機能が追加されています。

  • MCPサーバー連携機能の導入
    MCPサーバーとの連携により、LLMやGitHub CopilotなどのAIツールと接続できるようになります。本機能により、テスト結果の参照、テスト失敗の原因分析、テストの安定性評価、潜在的な根本原因の推定など、AIによる高度な分析が可能になり、テスト状況をより正確に把握できます。

    DTP-mcpサーバー情報とテスト結果

  • 機械学習モデルを使用したウィジェットの追加
    新たに追加された「テスト失敗の分類」ウィジェットは、機械学習モデルが失敗したテストケースにラベルを付けることで学習し、類似の失敗したテストを自動的に分類します。これにより原因調査の工数が削減され、優先順位付けをより効率的に実施できます。

    テスト失敗の分類レポート

  • コンプライアンスパックの更新
    CWE 4.18、CWE Top 25 2024、CWE Top 25 2024 + On the Cuspが新たに追加されました。セキュリティコンプライアンスレポートは8種類のレポートを表示・出力でき、ガイドラインの遵守状況の説明が容易になるだけでなく、未遵守箇所を早期に特定し、ビジネスリスクを排除することが可能になります。

販売情報

dotTEST 2025.3の販売開始日および出荷開始日は2026年3月26日です。2026年3月26日において、保守サービスを契約しているdotTESTユーザーには、無償でバージョンアップ製品が提供されます。

製品の詳細については、以下のウェブページをご確認ください。

AI Workstyle Lab編集部コメント

dotTEST 2025.3のLLM連携とAI自動修正機能は、C#/VB.NET開発におけるビジネス効率を大きく変革する可能性を秘めています。特に、検出されたコードの脆弱性や問題点をAIが自動で修正する機能は、開発工数の削減だけでなく、早期の品質向上とセキュリティリスク低減に直結します。これにより、企業はより迅速に高品質なアプリケーションを市場に投入できるようになり、競争力強化に貢献するでしょう。個人開発者にとっても、AIの力を借りてより洗練されたコードを効率的に記述できるため、生産性向上に大いに役立つはずです。

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この記事の情報
記事の著者
AI Workstyle Lab 編集部

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