音声信号処理の国際会議「ICASSP2026」に論文採択
株式会社RevCommの研究開発組織であるRevComm Research(レブコム・リサーチ、RCR)による「AIが音声を正しく聞き分けられるかを事前に予測する技術」に関する論文が、2026年5月4日から8日にスペインのバルセロナで開催された音声・音響信号処理の世界最大規模の国際学会「ICASSP 2026」にて採択されました。
ICASSP(International Conference on Acoustics, Speech, and Signal Processing)は、米国電気電子学会(IEEE Signal Processing Society)が主催する、信号処理学会の中で最も長い歴史を持つ国際学会です。
音声AIの解析精度を予測する新技術
RCRのシニアリサーチエンジニアである石塚賢吉氏、大野正樹氏、およびリサーチディレクターの橋本泰一氏による論文「Automatic Estimation Of Speaker Diarization Error Rate Based On Features Of Audio Quality And Speaker Discriminability」が、ICASSP 2026に採択されました。

近年、音声認識、会議の自動文字起こし、話者ごとの発言整理など、音声AIの活用が多岐にわたっています。しかし、これらのAI技術の精度は、録音された音声の状態に大きく左右されるという課題がありました。例えば、雑音が多い、複数人の声が重なっている、話者ごとの声の違いがわかりにくいといった状況では、AIが音声を正確に解析できないことがあります。
本研究では、録音された音声がAIにとって「解析しやすい音声かどうか」を自動的に判定する技術が提案されました。具体的には、音声そのものの品質(雑音の少なさや明瞭さ)と、話している人同士の声の違いのわかりやすさという2つの観点から特徴を分析し、AIが話者をどの程度正確に分離できるか(エラー率)を事前に予測します。実験の結果、この予測値と実際のエラー率には高い相関があることが確認され、本手法の有効性が示されました。
この研究成果により、音声AIの解析結果が期待通りでなかった場合に、AIモデルそのものに原因があるのか、それとも録音環境に原因があるのかを切り分けやすくなることが期待されます。今後は、より高品質な音声AIサービスの提供や、録音環境改善の指標としての活用を目指していくとのことです。
採択された論文の詳細は、以下のリンクから確認できます。
RCRは、AI技術領域にイノベーションをもたらし、コミュニケーションをより豊かにすることを目指しています。今後も音声・言語・画像の領域に関わる研究開発を推進し、国内外への学術的貢献や製品・サービスのAI技術の深化を積極的に行う方針です。
RevComm Research(RCR)について
RevComm Research(レブコム・リサーチ、RCR)は、「人びとがお互いをよくわかりあえる社会」を目指し、コミュニケーションの新しい形について研究開発を行う組織です。コミュニケーションにおける摩擦や誤解をなくす技術を開発し、より柔軟で適切なコミュニケーションができる環境作りを進めています。
RCRには、「Research for Communication Revolution」の意味も込められています。「コミュニケーションを再発明し、人が人を想う社会を創る。」という企業理念のもと、音声技術とAIの研究開発により、コミュニケーション課題の解決に取り組んでいます。
RCRの活動実績や詳細情報は以下をご覧ください。

株式会社RevComm 会社概要
株式会社RevCommは、「コミュニケーションを再発明し、人が人を想う社会を創る。」という理念のもと、音声技術とAIを用いてコミュニケーション課題を解決する企業です。
同社は、電話解析AI「MiiTel Phone」、コールセンター解析AI「MiiTel Call Center」、Web会議解析AI「MiiTel Meetings」、対面会話解析AI「MiiTel RecPod」、AIビジネスアシスタント「MiiTel Synapse Copilot」などの提供を通じて、会話データのプラットフォーム化を実現し、経営判断や意思決定に変革をもたらしています。
2023年4月にはアジア企業で唯一、米国「Forbes AI 50 2023」に選出され、2025年1月にはCES® 2025にてAI部門イノベーションアワードを受賞、2025年8月には「日本スタートアップ大賞2025」にて総務大臣賞を受賞するなど、高い評価を得ています。
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企業名:株式会社RevComm
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所在地:100-6328 東京都千代田区丸の内二丁目4番1号丸の内ビルディング28階
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代表者:会田 武史
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事業内容:AI × 音声のソフトウェア・データベースの開発
AI Workstyle Lab編集部コメント
今回のRevComm Researchによる話者分離エラー率の自動推定技術は、音声AIをビジネスで活用する企業にとって非常に大きな意味を持つでしょう。これまでは音声認識や文字起こしにおいて、結果が思わしくなかった際に、AIモデル自体の問題なのか、それとも録音環境が悪かったのかの判断が難しく、課題特定に時間を要していました。しかし、この技術により、事前に音声データの品質がAI解析に適しているかを予測できるようになるため、トラブルシューティングの効率化や、より高品質な音声データの収集・利用に向けた具体的な改善策を立てやすくなります。例えば、コールセンターでの顧客対応分析や、会議の議事録作成といったシーンで、より信頼性の高いAI活用が期待でき、結果として業務効率化や顧客満足度向上に直結すると考えられます。
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本記事は、各社の公式発表および公開情報を基に、AI Workstyle Lab編集部が 事実確認・再構成を行い作成しています。一次情報の内容は編集部にて確認し、 CoWriter(AI自動生成システム)で速報性を高めつつ、最終的な編集プロセスを経て公開しています。

