2026年、企業向け社内SNS「Beat Shuffle」のスマートフォンアプリ版が大規模なアップデートを実施します。株式会社Beat Communication（本社：東京都港区）は、このアップデートを情報共有の迅速化と職場のコミュニケーション進化に向けた重要な一歩と位置づけています。
今回のアップデートでは、UIデザインが全面刷新され、より直感的で操作しやすい画面構成が実現されました。従業員が手軽に必要な情報へアクセスし、リアルタイムに投稿・共有できることで、日々の業務に根差したナレッジマネジメントの促進が期待されます。
アップデートの背景と目的
近年、社内コミュニケーションの中心がスマートフォンへと移行する中で、「投稿しやすさ」「探しやすさ」「見やすさ」といった要素が企業のナレッジ活用に大きく影響を与えています。多様な働き方が広がる現在、情報共有のスタイルも従業員ごとに細分化され、「必要な情報が見つからない」「部署間で知識が循環しづらい」といった課題が生まれやすい状況です。
Beat Shuffleはこれまでもスマートフォンアプリを提供していましたが、利用者の声に応え、よりシンプルで直感的な操作性を追求した大規模アップデートが実施されました。ITに不慣れな方でも使いやすい構成を意識し、投稿・閲覧・検索までを迷わず操作できるよう再設計されています。
AI Workstyle Lab編集部では、このようなモバイルファーストのインターフェース改善は、現代の分散型ワークスタイルにおいて非常に重要であると分析しています。従業員がどこからでもスムーズに情報にアクセスし、共有できる環境は、生産性向上と組織全体のナレッジ資産化に直結すると言えるでしょう。
大型アップデートの主なポイント
今回の大型アップデートでは、以下の点が刷新されます。
- 新UIでより直感的な操作へ
- タイムラインの視認性が向上し、投稿やコメントの書きやすさが改善されます。
- スクロール中心の操作に最適化され、スマートフォンでの利用がより快適になります。
- スマホ版の主要4機能を刷新
- PC版の中心機能である「つぶやき」「コミュニティ」「Q&A」「スケジュール」の4機能が、スマートフォン利用に合わせて再設計されました。
- 検索機能や通知機能など、多数の機能もバックグラウンドで強化が進められています。
- 外部ユーザー招待（ゲストアカウント）をスマホに最適化
- 取引先、パートナー企業、OB/OGなどを安全に招待し、企業ごとの知識伝承を可能にする仕組みが提供されます。
- アプリアイコンを企業独自ロゴに変更可能
- スマートフォンのホーム画面から「完全オリジナルの社内アプリ」として利用できるよう、カスタムアイコン機能が搭載されます。
活用イメージ
- トップ: 社内の最新情報を一覧で確認できます。
- つぶやき: 業務報告や気づきを即時共有できます。
- コミュニティ: 部署横断での知識共有を促進します。
- Q&A: 業務手順や申請ルールの参照を容易にします。
- スケジュール: 研修、イベント、会議予定を一元管理できます。
利用料金について
Beat Shuffleの利用料金は、PC版が1ユーザーあたり540円（税別）、スマートフォンアプリ（オプション）が1ユーザーあたり200円（税別）です。スマートフォンアプリ版を組み合わせることで、よりリアルタイムな情報共有とマネジメントが可能となり、現場のスピードに合わせた知識伝達が実現されます。
企業から寄せられる課題と支援
社内SNSを導入している企業からは、運用やコミュニケーション活性化に関する相談が増加しています。社内で情報が循環せず、知識が蓄積されにくいといった課題に対し、Beat Communicationは講演会や演習会を通じて、投稿の設計からコミュニティ形成まで、現場で実行可能な仕組みづくりを支援しています。
今後の展望
Beat Communicationは、社内SNSとAIを組み合わせた新しい仕組みづくりにも取り組んでおり、企業内に蓄積された情報をより活用しやすくする仕組みの実現を目指しています。
AI Workstyle Lab編集部では、この「SNSとAIの融合」という方向性は、今後の働き方を大きく変革する可能性を秘めていると見ています。AIが社内SNS上の膨大な情報を分析し、必要な情報を自動でレコメンドしたり、議論の要約を生成したり、あるいは専門家を特定してコラボレーションを促進したりすることで、従業員はより効率的に、そして深く知識を活用できるようになるでしょう。これは、まさに“AIを仕事で活かす”具体的なアプローチの一つと言えます。
Beat Communicationについて
株式会社Beat Communicationは、慶應義塾大学のソーシャルグラフ研究からスピンアウトし、2004年に世界で初めてエンタープライズ・ソーシャル・ネットワークを発表したパイオニア企業です（出典：インターネット白書ARCHIVES）。2008年には世界初の企業CO2排出制限プラットフォーム「Eco Style」を発表し、経済産業省の地球温暖化防止運動で優秀事例に選出されました。現在は、SNS・AI・教育・地域DX・オープンイノベーションを融合し、「共創する日本」そして「世界が憧れるものづくり大国」の実現に向けて挑戦を続けています。
