リモートMCPサーバー提供の背景
VPSは、Webサイトやアプリケーションの運用、開発環境の構築、企業システムのインフラ基盤など、幅広い用途で利用されています。しかし、サーバーの作成やネットワーク設定、セキュリティグループの管理、リソース監視といった日常的なインフラ操作には、管理画面での手作業やコマンドライン操作、APIに関する知識が必要とされ、利用者の知識や経験に依存する部分が大きいという課題がありました。
近年、開発・運用の現場では生成AIやAIエージェントの活用が広がり、サーバーの管理・運用においても、AIエージェントに自然言語で要望を伝えるだけで必要な操作を支援・実行するという新しいワークフローへの期待が高まっています。『ConoHa VPS byGMO』では、2025年7月に国内クラウド事業者が提供するVPSサービスとして初めてMCPに対応したベータ版機能を公開し、AIエージェントとの対話によるサーバー運用を可能にしてきました。
今回提供されるリモートMCPサーバーは、ローカル環境へのMCPサーバーのインストールを不要とし、接続設定の追加だけで即日利用できる環境を実現しています。例えば、AIエージェントに「現在あるサーバーの一覧を表示して」「検証用サーバーを停止して」「セキュリティグループにHTTPSを追加して」「Ubuntu 24.04でメモリ1GBのサーバーを作成して」といった指示を自然言語で行うことで、対話しながらVPS管理を進められます。
『ConoHa VPS byGMO』のリモートMCPサーバーの特長
『ConoHa VPS byGMO』のリモートMCPサーバーは、AIエージェントから公開APIを自然言語で操作できるのが大きな特長です。HTTP/Streamable HTTPのリモートMCPに対応したMCPクライアントであれば、MCPサーバーを利用者の端末上にインストールすることなく、接続設定を追加するだけで利用できます。
主な特長は以下の通りです。
- MCPサーバーのインストール不要: 利用者は、MCP対応AIエージェントに「ConoHa VPS MCP」の接続設定を追加するだけで利用を開始できます。ローカル環境でのMCPサーバーのインストールや起動管理が不要なため、導入時の負担が軽減されます。
- AIエージェント側にAPI認証情報を保存せずに利用可能: ConoHaアカウントによる認証・認可を通じて利用できるため、AIエージェント側のMCP設定ファイルにConoHa APIパスワードなどの認証情報を保存する必要がなく、セキュアな環境で利用できます。
- 完全日本語対応: ツール説明、応答、エラー内容などを日本語で扱えるため、「サーバー一覧を表示して」「このサーバーを再起動して」「HTTPS用のポートを追加して」といった自然な表現で操作できます。
- 主要AIエージェントに対応: Claude(Web版、Code、Desktop)、ChatGPT、Codex CLI、GitHub Copilotなど、主要なMCP対応AIエージェントでの利用が想定されています。また、HTTP/Streamable HTTPのリモートMCPに対応するクライアントであれば、上記以外のAIエージェントでも利用が可能です。
- VPS管理に必要な主要操作をカバー: サーバー操作、ネットワーク・セキュリティ設定、SSHキーペア管理、ボリューム管理、プラン・イメージ情報の取得、CPU使用時間やディスクI/Oの取得、スタートアップスクリプトの活用など、VPS管理に関わる主要な操作に対応します。
- 削除など重要な操作では確認を促す設計: サーバー削除など、実行後に元に戻せない操作については、ツール実行時に明示的な確認を求める設計となっています。利用者は、AIエージェントが提示する操作内容、対象リソース名、IDを確認したうえで実行できます。
対応する主な操作
リモートMCPサーバーは、サーバーの作成・管理からネットワーク設定、セキュリティ、リソース監視まで、幅広い操作に対応しています。
| カテゴリ | 主な対応操作
利用イメージ
AIエージェントとの対話を通じて、サーバー情報を取得したり、特定の操作を実行したりする様子が示されています。
![ConoHaのサーバー一覧を取得して。サーバー情報を取得し日本語で整理した。ConoHaのサーバー一覧を取得しました。現在、契約に紐づくサーバーは1台です。サーバー情報項目内容名前タグtemp-conoha-ragサーバー名vm-bedc1f5c-b0サーバーID[masked]ステータスACTIVE (稼働中)IPv4アドレス[masked]IPv6アドレス[masked]作成日時[masked]アベイラビリティゾーン[masked]電源状態ONセキュリティグループ:[masked] / [masked] / [masked] / [masked]アタッチ済みボリューム:[masked]補足として、flavor (プラン/スペック)はIDのみ返ってきているため、CPU・メモリ・ディスクの具体的なスペックまで確認したい場合はプレーパー一覧の取得も可能です。必要であれば教えてください。他にも、このサーバーの起動/停止、リサイズ、CPU使用率の確認などができます。](/wp-content/uploads/2026/07/5bf167647c5fabf34f35b33c9239ad83.webp)
料金について
リモートMCPサーバー自体の利用料金は無料です。ただし、リモートMCPサーバーを通じてサーバーの作成、起動、リサイズ、ボリューム作成などを行った場合は、『ConoHa VPS byGMO』の通常料金が発生します。また、Claudeなど各AIエージェントの利用料金は、それぞれのサービス提供元の料金プランに準じます。
今後の展開
GMOインターネットは、『ConoHa VPS byGMO』におけるリモートMCPサーバーの提供を通じて、開発者やサーバー運用者がAIエージェントを最大限に活用できる、次世代のサーバー運用・管理体験の実現を推進していく方針です。
また、『ConoHa VPS byGMO』では、サーバー環境をコードで構築・管理できる「Terraform ConoHa VPS Provider」も提供しています。AIエージェントとの対話で検証環境を構築し、構成が固まった段階でTerraformによりコード化・再現することで、概念実証(PoC)から本番構築までを一貫して効率化できるワークフローの実現を支援します。
GMOインターネットは今後も、AI時代にふさわしいサーバーインフラの開発・提供に取り組み、開発者やサーバー運用者がより本質的な業務に集中できる環境づくりに貢献していくとしています。
「ConoHa byGMO」について
「ConoHa byGMO」(URL:https://www.conoha.jp/)は、GMOインターネットグループが提供するホスティングサービスです。ブログやHP作成に最適なレンタルサーバー『ConoHa WING』をはじめ、よりサーバーを自由にカスタマイズ・構築できる『ConoHa VPS byGMO』、Windows OSを利用する方向けの『ConoHa for Windows Server』、ゲームテンプレートが無料で使えるゲームユーザー向けの『ConoHa for GAME』、ブラウザだけで本格的なAI画像生成を楽しめる『ConoHa AI Canvas』など、多様なサービスを提供しています。

初期費用無料で「簡単」「使いやすい」を徹底的に追求したサービスであり、サーバーを初めて利用する方から個人事業主、法人まで幅広く利用されています。
AI Workstyle Lab編集部コメント
『ConoHa VPS byGMO』が提供を開始したリモートMCPサーバーは、AIエージェントによる自然言語でのVPS操作を可能にし、特に開発現場や中小企業におけるインフラ管理に革命をもたらす可能性を秘めています。複雑なコマンドライン操作やAPIの知識が不要になることで、非専門家でも迅速に検証環境を構築したり、日常的なサーバー運用を効率化したりできるようになるでしょう。これは、時間とコストの削減だけでなく、より多くの人材がITインフラに携われるようになることを意味します。AIエージェントとの連携が深化することで、企業はコア業務への集中をさらに進め、生産性向上とビジネス成長を加速できると期待されます。
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本記事は、各社の公式発表および公開情報を基に、AI Workstyle Lab編集部が 事実確認・再構成を行い作成しています。一次情報の内容は編集部にて確認し、 CoWriter(AI自動生成システム)で速報性を高めつつ、最終的な編集プロセスを経て公開しています。

