慢性的な不安は「病気」かも?ヴィアトリス製薬とUbieがAIで全般不安症(GAD)の早期発見を支援

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全般不安症(GAD)とは

GADは、学校や仕事、家庭内での出来事など、日常のさまざまなことに対して慢性的にコントロールできない過剰な「不安」や「心配」を中心症状とする疾患です。不安や心配に加えて、十分な睡眠がとれなくなったり、筋肉が緊張して凝ったりするなどの身体症状、落ち着かない、疲れやすい、イライラする、集中できなくなることで、生活や仕事において深刻な機能障害を引き起こすことがあります。

世界保健機関(WHO)の報告によると、日本におけるGADの生涯有病率は2.6%と報告されており、自己記入式質問票であるGAD-7を使用した最近の研究では、疑いを含むGAD(GAD-7スコアが10点以上)の有病率が7.6%であると報告されています。しかし、GADに罹患した経験がある方のうち、医療機関で治療を受けたことのある方の割合は30.9%にとどまっており、多くの患者さんが適切な診断・治療を受けていない可能性が示唆されています。

また、GADは動悸、頭痛、胃腸の不調、筋肉の緊張や凝りといった「身体症状」が前面に出ることもあるため、患者さんは内科や整形外科などを受診するケースもあります。こうした状況では、背景にあるGADが見落とされ、適切な診断・治療に至るまでに時間を要することがあります。そのため、GADへの理解を広げ、早期発見と適切な治療につなげることが重要です。

疾患啓発プロジェクトの概要

本プロジェクトでは、GADに対する日本初の治療薬としての承認を取得するなどGADにおける専門的知見を持つヴィアトリス製薬と、月間1,300万人以上が利用するUbieの「症状起点」で生活者に情報提供できるAIプラットフォームを組み合わせることで、これまで適切な医療情報にアクセスできなかった潜在患者層への新たな接点を創出します。

これまで日本にはGADに対して承認された治療剤はありませんでしたが、2026年3月23日にセロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害剤の「イフェクサーSRカプセル37.5㎎、同75㎎」(一般名:ベンラファキシン塩酸塩)が国内での「全般不安症」の適応追加に対する承認を取得し、日本で初めてGADに対する治療剤となりました。この新たな治療選択肢の登場に伴い、今まで自身の症状を性格ととらえて我慢してきた方や、症状に気づきながら受診をためらっていた方に対するGADの情報アクセスへのニーズが高まることが予想されます。

具体的には、Ubieが提供する生活者向けサービス「ユビー」を活用し、GADに関連する症状(不安、心配、動悸、不眠、倦怠感など)を持つ方に、疾患に関する詳しい情報を提供することで医療機関への適切な受診行動を支援し、疾患認知度の向上を目指します。「漠然とした不安が続く」「眠れない」「疲れやすい」といった症状をユビーに入力すると、AIがGADを含む関連疾患と、相談できる近隣の医療機関の情報を提供します。これにより、自身の不調から早期に適切な医療機関を受診することを目指します。

両社は本プロジェクトを通じ、精神疾患領域におけるデジタル疾患啓発の新たなモデルケースとして、不調に悩む方々がその人らしい生活を取り戻せるよう支援してまいります。

ヴィアトリス製薬について

ヴィアトリスは、世界中の誰もが人生のあらゆるステージで、より健康に生きられるよう貢献することをミッションとするグローバル・ヘルスケア企業です。独創性と確固たる決意をもって果断に取り組むことで、世界中の患者さんのニーズに応えています。ジェネリック医薬品、実績のあるブランド医薬品、そしてアンメットメディカルニーズが顕著な領域における革新的な医薬品まで、幅広く機動的なポートフォリオを通じて、社会にインパクトを与えることを目的として設立されました。

詳細については、以下のリンクをご覧ください。

Ubie株式会社について

Ubie株式会社は「テクノロジーで人々を適切な医療に案内する」をミッションに掲げ、医師とエンジニアが2017年5月に創業したヘルステックスタートアップです。AIをコア技術とし、症状から適切な医療へと案内する「ユビー」と、診療の質向上を支援する医療機関向けサービスパッケージ「ユビーメディカルナビ」等を開発・提供しています。誰もが自分にあった医療にアクセスできる社会づくりを進めています。

詳細については、以下のリンクをご覧ください。

AI Workstyle Lab編集部コメント

今回のプロジェクトは、日常の漠然とした不安を抱える多くの人々にとって、自身の不調が全般不安症(GAD)である可能性に気づく貴重な機会を提供します。AIが症状を分析し、適切な医療機関への受診を促すことで、これまで見過ごされがちだった精神疾患へのアクセスが大きく改善されるでしょう。利用者は、まずユビーに現在の症状を入力し、AIからの情報提供を参考にすることが重要です。これにより、早期に専門医の診断を受け、生活の質の向上につながる第一歩を踏み出せる可能性が高まります。

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この記事の情報
記事の著者
AI Workstyle Lab 編集部

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