SecureMemoの「shirushi-2.0」とは?議事録AIが「速く・賢く・自分専用に育つ」最新アップデートを解説

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SecureMemoに次世代音声認識モデル「shirushi-2.0」が登場

AIプロダクト事業などを展開するNishika株式会社は、AI議事録ツール「SecureMemo」および「SecureMemoCloud」に搭載する音声認識AI「shirushi」シリーズの次世代モデル「shirushi-2.0」をリリースしました。
このリリースにより、SecureMemoの議事録AIは、高速かつ正確な文字起こしを担う「shirushi-2.0」と、組織固有の語彙に学習し適応する「パーソナライズ校正機能」という2つのレイヤーが揃った形となります。これにより、汎用の音声認識AIでは難しかった「会議の中身そのものを、そのまま議事録にする」ことを目指しています。

AI議事録作成ツール「shirushi-2.0」のリリースを告知する画像です。オンプレミス版とクラウド版があり、パーソナライズ校正機能と連携し、より早く賢く、自分専用に育つ議事録AIとして提供されます。

開発の背景:会議AIに求められる「速さ」「精度」「組織適応」

音声認識AIの実用価値は、一般的なベンチマーク数値だけでは測れないとNishika株式会社は分析しています。多くの導入企業から聞かれた声は、以下の3点でした。

  • 会議直後に議事録を確認したいが、文字起こしの完了を待たされる(速さ)

  • 名詞の誤変換や固有名詞の取り違えが多く、修正に時間がかかる(精度)

  • 製品名、社内プロジェクト名、業界用語など、組織固有の言葉を覚えてくれない(組織適応)

これらの課題に対し、Nishika株式会社は「処理の速さ」「意味のある語彙(名詞)の正確さ」「組織固有語への継続適応」が会議AIの実用品質を決定するという仮説のもと、開発を進めてきました。具体的には、音声認識エンジンそのものの次世代化(今回の「shirushi-2.0」)と、ユーザーの修正履歴から組織固有の言葉を学習する校正レイヤーの追加(既発表の「パーソナライズ校正機能」)です。今回の「shirushi-2.0」のリリースにより、この2層構造が完成しました。

「shirushi-2.0」の特徴:速く、賢く書き起こす

1. 文字起こし処理速度が4倍強に高速化

1時間程度のビジネス会議音声を用いた比較では、従来モデル「shirushi-1.5」と比較して平均で4倍強の高速化を実現しました。これにより、「会議後すぐに議事録を確認したい」という現場のニーズに、より迅速に応えることが可能になります。

2. 名詞認識精度(noun-WER)が数ポイント改善

句読点や表記揺れの影響を排除し、議事録の意味的な価値を左右する「名詞」のみを対象に評価するnoun-WER(Noun Word Error Rate)において、数ポイントの改善を達成しました。これにより、利用シーンで「読み返したときの違和感」が大幅に減少しているのが本モデルの特徴です。

実際の改善例として、以下のような修正が挙げられています。太字は修正された語句です。

  • サンプル①:資格名と年度の誤りを正しく認識

    • Before:本日一級建築施工科学歴史の結果発表が出ていますけれども、また改めて1024年度の受ける方は…

    • After:本日一級建築施工管理技士の結果発表が出ていますけれども、また改めて2024年度の受ける方は…

  • サンプル②:経理・労務に頻出する業務用語を正しく認識

    • Before:今回38期の決算月の経費生産についてということで、2月23日までの領収書は3月4日年中、それ以降は受付しません…

    • After:今回38期の決算月の経費精算についてということで、2月23日までの領収書は3月4日厳守、それ以降は受け付けしません…

  • サンプル③:プロジェクト管理に頻出する複合用語を文脈ごと修正

    • Before:2枚目に大手表を横向きで付けておりますけれども…昨年度末頃に設計に大体9ヶ月程度で外産で500万ほどかなという高騰の数字なので…

    • After:2枚目に工程表を横向きでつけておりますけれども…昨年度末頃に設計に大体9ヶ月程度で概算で500万ほどかなという口頭の数字なので…

  • サンプル④:IT・カタカナ用語を正しく書き分け

    • Before:ユーザーの先生が作ったものをドラッグドロップで動かしたり、解決動画のように使ったりして、最終的には辞書実験の手順を確認するような流れになると思います。

    • After:ユーザーの先生が作ったものをドラッグアンドドロップで動かしたり、解説動画のように使ったりして、最終的には実証実験の手順を確認するような流れになると思います。

これらの例は「shirushi-2.0」単体での出力であり、後段のパーソナライズ校正機能を有効化することで、組織固有の製品名、社内プロジェクト名、業界用語といった、一般的なベンチマークでは測れない語彙にも継続的に適応し、修正作業はさらに削減されるでしょう。

2層構造で実現する「使うほど自分専用に育つ」議事録AI

今回の「shirushi-2.0」と2026年3月に発表されたパーソナライズ校正機能が揃ったことで、SecureMemoの議事録AIは以下の2層構造で動作します。

レイヤー 役割 担う機能
① 文字起こしレイヤー 会議音声を速く・賢く正確にテキスト化 shirushi-2.0(今回リリース)
② 校正レイヤー ユーザーの修正履歴を学習し、組織固有の語彙へ自動適応 パーソナライズ校正機能(既発表・特許取得)

汎用の文字起こしAIが届かなかった「会議の意味的な中身」や「組織固有の言葉」の領域は、この2層構造でこそ実用品質に到達できるというNishika株式会社の考えが、今回のリリースによって製品として完成形に近づいたと言えます。

提供形態

「shirushi-2.0」は、SecureMemoCloud(クラウド型)への搭載を皮切りに、SecureMemo(オンプレミス型)にも順次提供される予定です。既存の顧客は、追加費用なしで標準モデルとして利用できます。パーソナライズ校正機能との組み合わせもそのまま利用可能です。
無償トライアルも利用できます。

SecureMemo / SecureMemoCloudとは

オンプレミス型AI音声文字起こしソフトウェア「SecureMemo」

  • セキュリティ重視のオンプレミス設計:外部ネットワークから完全に遮断された環境で、安全に音声データを処理・保存できます。

  • 圧倒的な文字起こし精度:独自開発の音声認識AI「shirushi」を搭載し、ノイズ混じりや明瞭でない音声でも正確に文字起こしできます。

  • 国内初のオフライン環境での自動要約生成:オンプレミスでの生成AI要約機能を搭載し、トピック別要約や決定事項・TODOを生成します。

  • 多言語文字起こしおよび翻訳機能:約100言語の音声文字起こしと翻訳に対応しています。

  • 自動話者識別:事前の声紋登録なしで、話者を高精度に識別します。さらに、話者の声紋を事前登録することで、識別精度を一層高めることも可能です。

クラウド型音声文字起こしサービス「SecureMemoCloud」

  • 圧倒的な文字起こし精度96.2%:独自開発の音声認識AI「shirushi」を搭載し、ノイズ混じりや明瞭でない音声でも正確に文字起こしします。

  • “ほぼ完成”の議事録を自動生成:タイトル、日時、参加者、決定事項、議事要旨まで整った、実用度の高い議事録をAIが自動作成します。

  • 60分の音声を最短5分で処理:GPUサーバー環境で大量データを高速処理し、会議後すぐに文字起こしと要約結果を確認できます。

  • ドメイン特化&単語登録でさらに高精度:23業界の専門用語対応や単語登録機能により、ビジネス現場で使う固有名詞もしっかり認識します。

  • 約100言語に対応し、翻訳もワンクリック:多言語会議や海外拠点との連携にもスムーズに対応。中国語、韓国語、英語を含む100言語以上で文字起こしと翻訳が可能です。

Nishika株式会社について

Nishika株式会社は「テクノロジーですべての人が誇りを持てる社会を」をビジョンに掲げ、企業の生産性を高める新たなデータ資産創出に取り組んでいます。SecureMemo/SecureMemoCloudを通じて「企業の会議を全てデータ化する」ことをプロダクトビジョンとし、日本のビジネス会議における会話情報を精度高く記録・構造化することで、付加価値の高い情報活用を実現することを目指しています。

Nishika株式会社へのお問い合わせ: https://nishika.com/contact/


AI Workstyle Lab編集部コメント

今回の「shirushi-2.0」のリリースは、日々の会議業務に大きな変革をもたらす可能性を秘めています。文字起こし速度の向上は、会議直後の情報共有を加速させ、業務サイクル全体のスピードアップに貢献するでしょう。また、名詞認識精度の改善は、これまで修正に費やしていた時間を削減し、より本質的な業務に集中できる環境を生み出します。特に、パーソナライズ校正機能との連携は、企業独自の専門用語や固有名詞が多い現場で非常に有効です。導入を検討する際は、自社の会議内容や頻度、既存の議事録作成フローとの連携性を考慮し、無償トライアルを活用してその効果を実感することをおすすめします。

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記事の著者
AI Workstyle Lab 編集部

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