「実演から自動化を作る」新しい型が確立
2026年6月から7月にかけて、AI大手3社が短期間で同じ方向性を示す製品を投入しました。具体的には、6月18日にOpenAIが「Record & Replay」(Codex)を、7月21日にAnthropicが「Record a skill」(Claude)を、そして7月29日にはMicrosoftが「Skill Recorder」をGitHubでOSS公開しました。
これらの機能はすべて「ユーザーが画面上で業務を実演し、その録画からAIが再実行可能なスキルを生成する」という共通の特徴を持っています。従来のRPAやマクロ録画が操作の「座標」を記録するのに対し、これらの新機能は操作の「意図」を保存する点で大きく異なります。これにより、プロンプトを記述する代わりに、実演を通じてAIに仕事を教えるという、根本的に新しいアプローチが可能になります。

さらに注目すべきは、これら3機能の出力がすべてオープン標準「SKILL.md」(Agent Skills)またはそれに相当する形式で共通している点です。競合する3社が同じ規格に足並みをそろえた事実は、この分野の技術が成熟期に入ったことを示す強力なシグナルと言えるでしょう。

すでに出ている成果と、活用の要諦
海外では、すでに「録画でAIに仕事を教える」機能の実践報告が出始めています。例えば、2年間毎週手作業で続けてきたSNSの投稿予約業務を1回の録画でスキル化した事例では、生成されたスキルはマウス操作の再生ではなく、ステップごとに適切な手段が選択されたと報告されています。

また、YouTube動画47本の一括アップロードをスキル化した事例では、手作業で15時間かかっていた作業が47分・エラー率0%で完了し、実行のたびに値を差し替えられる形に抽象化されたとされています。

これらの事例からは、活用の要諦が見えてきます。手順が定まった反復作業ほど効果は大きく、複雑な条件分岐や創造的な判断は人が受け持つべきです。また、別のツールへ横展開する際には、調整をひと手間見込んでおくことが重要です。この線引きを事前に決めておくことが、成果への近道となります。
ガイドブックの概要──3機能の理解・比較から「録り方」の実践則まで
Renewerが無料公開したガイドブックは、公開情報の調査に基づき、3機能を同列・中立に整理した全62ページの資料です。特定製品の優劣は断定せず、判断軸を提供しています。主な掲載内容は以下の通りです。
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「画面録画でAIに仕事を教える」とは
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3機能に共通する仕組みと、なぜ今それが可能になったのか
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半世紀にわたる4世代の系譜と、ベンチマークで人間を上回るまでに進んだAIの画面操作能力
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3社の機能を比較する
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なぜ3社ともSKILL.mdなのか。利用条件・生成物・データの行方を徹底比較
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提供形態・記録するもの・録画時間上限・対象OS・組織統制の手段まで、12軸の比較表
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Claude「Record a skill」
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実演からSKILL.mdを起草する仕組みと制約
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10分の録画上限と保存前の承認フロー、そして「保存先はどこか」という実務上の誤解ポイント

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Codex「Record & Replay」
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3社で最初に登場した機能の位置づけと組織統制
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Record→Draft→Replayの3段階と、5階層の保存スコープ・スキル単位の統制設定

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Microsoft「Skill Recorder」
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発表なしでGitHubに現れたOSSの読み解き
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自身は実行しない「供給装置」という設計と、解析時に何がクラウドへ送られるのか

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良いスキルを録るために
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録画前チェックリスト、ナレーションの黄金テンプレート、失敗8原因と対処法
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1ステップごとに口に出す5文の型と、最も多い失敗原因「脱線」への対処

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「すべてのステップで『なぜ』を声に出す」など、どの機能を選んでも通用する実践則がまとめられています。3機能を横断して日本語で整理した資料は、現時点でほとんど存在しません。
本ガイドの入手方法
以下のURLより、フォーム入力のうえ無料でダウンロードいただけます。
- 『録画でAIに仕事を教える 3社徹底比較ガイド』ダウンロードURL:
https://tayori.com/f/teach-ai-works-by-recording
公開日:2026年8月26日
形式:PDF(全62ページ)
代表・堀内氏による本テーマの解説記事もnoteで公開されています。ガイドブックとあわせてご覧ください。
- 代表堀内の解説記事(note):
「録画でAIに仕事を教える」時代へ──Claude・Codex・Microsoft 3機能の仕組み・違いと、良いスキルの録り方
「どの業務から録るか」に目星をつける──業務可視化AIエージェント「メボシ」
Renewerは、録画型AI活用の前段階を支援する業務可視化AIエージェント「メボシ」も提供しています。社員が普段どおりPC作業を行うだけで、AIが自動で作業を記録し、パターンを検出。自動化に適した業務を頻度・所要時間・分岐の実測データに基づいて特定します。

業務フロー図や業務一覧、要件定義書などのドキュメントも自動生成されるため、「どの業務から録るか」「どこから自動化するか」を根拠を持って決めることが可能です。導入前に成果物を確かめられる無償プログラムも用意されています。
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メボシ サービスサイト:
https://meboshi.ai/ -
お問い合わせ・無償プログラムのお申し込み:
https://tayori.com/f/inquiry-meboshi/
株式会社Renewerについて
株式会社Renewerは「Make AI Common ── AIをみんなの”当たり前”に」をミッションに掲げ、エンタープライズ向けAIプロダクトの開発・提供と、企業のAI活用支援を行っています。業務可視化AIエージェント「メボシ」のほか、プロンプト・AIエージェント作成アシスタント「コノン」をエンタープライズ企業向けに提供しています。
これまでに公開したAI活用のガイドブックシリーズは、1,600社を超える企業・団体でダウンロードされ、日経225構成企業でも活用されています。
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会社名:株式会社Renewer
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代表者:代表取締役CEO 堀内 亮平
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事業内容:エンタープライズ向けAIプロダクトの開発・提供、企業のAI活用支援
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Webサイト:https://renewer.jp/
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サービスサイト:https://meboshi.ai/
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公式note:https://note.com/renewer
Renewerでは、「Make AI Common」の実現に向けて、副業・業務委託から参画できる仲間を募集しています。技術的な課題解決に意欲のある方や新たな挑戦を求めている方は、カジュアル面談を通じて詳細を確認できます。
- カジュアル面談はこちらから:
https://connonai.notion.site/casual-meeting
AI Workstyle Lab編集部コメント
「録画でAIに仕事を教える」という概念は、AI活用の新たなパラダイムシフトを予感させます。OpenAI、Anthropic、Microsoftという主要3社が同じ方向性で製品をリリースしたことは、この技術が単なる一時的なトレンドではなく、将来の業務自動化の基盤となる可能性を示唆しています。SKILL.mdのような共通規格の登場は、異なるプラットフォーム間でのスキル連携を促進し、エコシステム全体の発展に寄与するでしょう。一方で、AIが意図を理解しスキルを生成する過程の透明性や、生成されたスキルの信頼性をどう担保するかといった倫理的・技術的な課題は依然として存在します。今後は、これらの課題を克服しつつ、より複雑な業務への適用が期待されます。
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本記事は、各社の公式発表および公開情報を基に、AI Workstyle Lab編集部が 事実確認・再構成を行い作成しています。一次情報の内容は編集部にて確認し、 CoWriter(AI自動生成システム)で速報性を高めつつ、最終的な編集プロセスを経て公開しています。

