AI活用力をデータで可視化する「HireRoo」の導入
株式会社SHIFTは、2025年初頭に「エンジニアがAIをどう活用するのかを選考で見極める手段がない」という課題に直面していました。AIエージェントの活用が当たり前になる中で、面接官の主観に頼らず、エンジニアのAI活用力(AI協働力)を客観的なデータで評価できるツールが求められていたのです。
ハイヤールーが提供する「HireRoo Skill Interview」は、この課題を解決するために導入されました。AI協働力とは、AIとの協働の質を測る独自の指標で、その評価設計は2026年8月に一般公開されています。
株式会社SHIFTの事業人事部 副部長である田中 竜馬氏は、「同じコーディングでも、AIを使ってコーディング試験ができる。それができるのがHireRooしかなかった」と導入の決め手を語っています。
導入事例の詳細については、以下のページで確認できます。
導入事例ページ
インタビュー動画
導入事例の3つのポイント
1. 面接官の「勘」から、ファクトとデータへ
HireRooの導入以前は、AI活用状況の評価は面接官の「肌感」に依存していました。しかし、導入後はAI協働力をファクトとデータで可視化できるようになり、面接官のバイアスに左右されない公正な評価が可能になりました。
SHIFTが定義するAI協働力とは、「AI任せにせず、責任を持って品質まで担保していく力」を指します。AIで開発を進めることは前提としつつも、その出力を検証し、顧客に品質を保証するのは人間の役割であるという考えに基づいています。
2. 選考基準が「成果」から「思考プロセス」へ転換
技術面での評価をHireRooのコーディング試験に任せられるようになったことで、面接の使い方が大きく変わりました。これまでは技術スタックやコーディング力の確認に費やされていた時間が、候補者の人となりや価値観、そして「なぜこの使い方をしたのか」「どういう考えでこの指示を出したのか」といった思考プロセスを見極める時間に再配分できるようになっています。
この評価軸の変化は求人票にも影響を与え、特定のプログラミング言語の実務経験よりも「どうAIを使ってきたか」を重視する方針へとシフトしています。導入から約1年が経過し、HireRooで高得点だった候補者が社内で活躍する事例も出始めているとのことです。
3. 不合格者に共通する「検証しなかった人」の傾向
田中氏が受験データから見出した特徴的な傾向として、「最後の検証をしなかった人」が不合格者に多かった点が挙げられます。AIが出した成果物を検証せずにそのまま進めてしまうケースは、AIとの協働において重要な「出力の品質保証」が不足していることを示しています。
この現場での観察は、ハイヤールーが2026年8月に公開した評価データとも一致しています。320社・1,170,387件(2026年7月時点)の評価データにおける5領域の平均スコアは以下の通りです。

| AI協働力の評価領域 | 平均スコア |
|---|---|
| 意図の仕様化(Intent Specification) | 67.3% |
| 環境構築(Environment Engineering) | 57.6% |
| 共同推論(Co-Reasoning) | 48.6% |
| 実行の統制(Execution Control) | 69.7% |
| 出力の品質保証(Output Quality) | 61.3% |
最も低いのは「共同推論」(AIと対話しながら問題を解く力)の48.6%、次いで「環境構築」57.6%、「出力の品質保証」61.3%でした。指示は出せるものの、AIと共に考え、その出力を自ら検証しきれていないという傾向は、一社の採用現場と業界全体の評価データが同じ課題を指し示していることを意味します。
株式会社SHIFTからのコメントと導入の利点
株式会社SHIFTの田中氏は、「HireRooは、人間が言語化できなかったAI活用力・AI協働力を、ファクトとデータで示してくれるツールです。エンジニア採用においては、いまは必須だと思っています」とコメントしています。
導入の主な利点として、以下の点が挙げられています。
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AI活用力の可視化:面接官の勘に頼っていたAI活用力を、ファクトとデータで見極められるように。
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面接時間の再配分:技術評価をコーディング試験に任せ、人間性・価値観・思考プロセスの確認に時間を配分。
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評価軸の転換:「何をつくったか(成果)」から「どう考え、どう指示したか(思考プロセス)」へ。
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採用の間口拡大:特定の言語・技術スタックの実務経験より「どうAIを使うか」を重視し、未経験領域でも活躍できる人を採用。
「AI協働力」の評価設計を解説したホワイトペーパーを公開中
株式会社ハイヤールーは、SHIFTが選考基準に据えた「AI協働力」の評価体系の全容を解説したホワイトペーパーを無償で提供しています。5つのサブ領域・13評価観点の設計、検出条件、ルーブリックの仕組み、そして2万件を超える実スコアが示す「差がつく場所」が掲載されています。
タクシーCMの放映について
本リリースに合わせて、株式会社SHIFT 事業人事部 副部長 田中 竜馬氏が出演するタクシーCMが放映されます。2026年9月14日(月)より2週間、東京都内の『GO』搭載タクシー車内でタクシーサイネージメディア「TOKYO PRIME」にて視聴可能です。
CM動画はこちらです。
タクシーCM動画
なお、ハイヤールーは2026年8月31日(月)より1週間、「AI協働力 x Skill Assessment β版」のタクシーCMを全国で放映しており、今回はその第2弾にあたります。第1弾の動画も以下で公開されています。
今後の展望:測るだけでなく、組織に「型」を届ける
ハイヤールーは、採用の入口でAI協働力を測るだけでなく、その評価を組織の力に変えることを目指しています。在籍エンジニアの実務ログから協働の質を計測する「Skill Assessment」は、2026年10月の正式リリースを予定しています。
将来的には、実務ログから成果の出ている「型」(設定ファイル、社内ドキュメントの参照方法、モデルの使い分け、タスクの分割方法など)を自動で見つけ出し、形式知としてパッケージ化して全社員のAIにコンテキストとして提供する機構の提供を計画しています。これにより、研修やナレッジ共有会に頼らずに組織全体の水準を向上させ、一貫した指標でAI時代のエンジニアリング組織づくりを支援していく方針です。
ハイヤールー代表取締役の葛岡 宏祐氏は、「AIを使えることは、もう前提になりました。問われているのは『使えるかどうか』ではなく『どう使っているか』です」と述べ、AI活用の本質を見極めることの重要性を強調しています。
HireRooについて
『HireRoo』は、AIと協働して成果を出す力「AI協働力」を可視化する、エンジニアリング組織向けのプラットフォームです。独自の指標「SEI」(5領域・460の評価観点)は、NTTドコモ、三井住友カード、freeeを含む320社に導入され、評価実績は1,170,387件に達しています(2026年7月時点)。採用(Skill Interview)から在籍エンジニアの評価(Skill Assessment)までを一貫した指標で支援しています。
受賞歴
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「HONGO AI 2023」最優秀賞
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「ICCサミット FUKUOKA 2023|SaaS RISING STAR CATAPULT」優勝
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「ASPICクラウドアワード2023」奨励賞
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「第8回 HRテクノロジー大賞」
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「ICCサミット FUKUOKA 2025|ガーディアン・カタパルト」優勝
株式会社ハイヤールー 会社概要
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所在地:東京都渋谷区道玄坂1-10-8 渋谷道玄坂東急ビル2F-C
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代表者:代表取締役 葛岡 宏祐
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設立:2020年12月10日
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事業内容:インターネットサービスの企画・開発
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運営URL:https://hireroo.io
AI Workstyle Lab編集部コメント
今回の株式会社SHIFTにおけるAI協働力重視の採用事例は、AIが単なるツールに留まらず、ビジネスプロセス全体を再定義する時代の到来を強く示唆しています。特に「成果」から「思考プロセス」への評価軸の転換は、今後多くの企業が直面するであろう人材評価の課題解決に向けた重要な一歩と言えるでしょう。今後は、採用で可視化されたAI協働力を、いかに組織全体の生産性向上やナレッジ共有に繋げていくかが鍵となります。株式会社ハイヤールーが計画する「Skill Assessment」の正式リリースとその後の展開は、AI時代の組織づくりにおいて非常に注目すべきポイントです。
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本記事は、各社の公式発表および公開情報を基に、AI Workstyle Lab編集部が 事実確認・再構成を行い作成しています。一次情報の内容は編集部にて確認し、 CoWriter(AI自動生成システム)で速報性を高めつつ、最終的な編集プロセスを経て公開しています。

