各部門の最優秀賞作品
プロダクトデザイン部門(ヘルスケア)最優秀賞:WHILL Model R(WHILL株式会社)

「歩行領域のモビリティ」として、歩行と乗車をシームレスに切り替えられる点が特徴です。手押し車としても電動車いすとしても機能し、屋内外問わず一台で対応可能です。デザイン性の高さにより「福祉機器」のイメージを刷新し、シニア世代の外出活動を広げる新しい移動手段を提案しています。
プロダクトデザイン部門(介護)最優秀賞:SUSUGU(牛乳石鹸共進社株式会社)

入浴が困難な要介護者でも、ベッド上や車いす上で洗髪できるポータブル洗髪デバイスです。ミストブラシとミストシャンプーで皮脂汚れを浮かせ、拭き取ることで清潔を保ちます。携行性に優れ、災害時や避難所の衛生管理にも貢献し、ケアする側の負担軽減にもつながります。
ビジネスアイデア部門 最優秀賞:テーブルコーデ(三和厨房株式会社)

高齢者福祉施設専用の磁器食器レンタルサービスです。食器の購入、管理、廃棄にかかる施設側の負担を軽減しながら、美しい磁器食器で「食べる喜び」を提供します。独自のセラミック技術を活かした専用食器を開発し、継続契約率92%を記録するなど、全国展開が期待されています。
AI部門 最優秀賞:NICOBO(パナソニック エンターテインメント&コミュニケーション株式会社)

豊橋技術科学大学の「弱いロボット」理論に基づいたコミュニケーションロボットです。完璧なタスク実行ではなく、時に失敗し、甘えることで人の「世話をしたい」という気持ちを引き出します。介護現場での実証では、利用者の笑顔や発話の増加が確認されており、AIテクノロジーを「人とのつながり」に活用する新しいアプローチとして注目されています。
クリエイティブコンテンツ(写真)部門 最優秀賞:『幸せな一日』(戸谷良和氏)

老々介護者が彼岸花が咲き誇る土手をゆっくりと散歩する様子を捉えた作品です。ケアされる人が美しく見えるだけでなく、共にいる時間そのものの美しさを静かに伝える作品として評価されました。
その他の受賞作品
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プロダクトデザイン部門(ヘルスケア)優秀賞:ケアエムショーツ(株式会社 LeAILE)
介護現場で働く当事者の声から生まれた、機能性とデザイン性を両立したカスタムオーダー式介護用ショーツです。 -
プロダクトデザイン部門(介護)優秀賞:キルキセキ(こうのふく)
障害のある人もない人も着られるインクルーシブファッションブランドです。体型や障害特性に応じたカスタムオーダーで、「自分で選んだ服を着る」喜びを提供します。 -
ビジネスアイデア部門 優秀賞 / MySCUE大賞:居宅でプラス(エルアップシステム株式会社)
居宅で暮らす高齢者の体調変化を早期に察知する見守りシステムです。センサーで収集した筋力データなどを分析し、科学的な介護と現場DXを可能にします。MySCUEにおける流通ポテンシャルも評価されました。 -
AI部門 優秀賞:ミタスト for Care Plan(株式会社最中屋)
ケアマネジャーが作成するケアプランの質をAIで向上させるホワイトボックス型ソリューションです。ケアプランの文章をAIが分析し、アセスメントの抽出や課題の可視化を支援します。 -
クリエイティブコンテンツ(写真)部門 優秀賞:『共に歩んできた愛の絆』(橘田龍馬氏)
夫婦の深い絆と愛情を表現した作品です。 -
スタートアップ特別賞:レンタル孫(集貴大氏)
「誰もが誰かの孫になれる」をコンセプトに、若者が高齢者の自宅を訪問し、会話や外出の付き添い、スマホの使い方支援などを行うサービスです。
International KAiGO Festival 2026 イベントレポート
IKF2026では、「超高齢社会を再定義し、介護を社会実装へつなぐ」をテーマに、実務家と有識者が集結したトークセッションが多数開催されました。

在宅医療の佐々木淳氏とスマート・エイジング研究の村田裕之氏によるセッションでは、「100兆円規模のシルバーエコノミー」という視点から、高齢化を負担ではなく成長の議題として捉え直す提言が示されました。

また、「Designing Positive Life」をテーマにしたセッションでは、ヘラルボニー顧問の笠間健太郎氏や武蔵野大学教授のグスタフ・ストランデル氏らが登壇し、年齢や障害にかかわらず個性が価値になる社会像が議論されました。

介護×金融×スタートアップ、KAiGO×AIといったテーマでもセッションが展開され、介護・ヘルスケアビジネスの現在地と現場実装への論点が共有されました。


新プロジェクト「CCA(Care:tive Award)」構想発表
KAiGO PRiDEは、IKF2026にて新プロジェクト「CCA(Care:tive Award)」の構想を発表しました。「Care meets Creative 自らの表現力で高齢社会を豊かにするCare Creatorたちを讃える」という思想のもと、広告、映像、デザイン、アートなど表現手法や年齢、国籍を問わず世界からエントリーを受け付けます。トップクリエイターによるワークショップを通じて作品を磨き上げ、共創のプロセスそのものを価値として社会実装へつなげていくことを目指しています。最終発表はIKF2027で行われる予定です。
CCA詳細ページはこちら: https://kaigopride.jp/cca


介護をクリエイティブでデザインした3日間
会期中は、映像と対話、体験型ステージ、アワードの熱量が連続する構成で会場が盛り上がりました。
ショートムービーとリアルトークでは、現場で働く介護職の声をもとに制作されたショートムービーが上映され、現役介護職のKAiGO PRiDEアンバサダーが登壇し、生の経験と感情が重なるトークを通じて介護の魅力を立体的に体感できる場となりました。

LiNK WALK × Performanceでは、現役介護職と利用者が共にランウェイを歩むファッションショーが実施され、世界的パフォーマーとの共演により、つながりと支え合いの物語が感動的なステージとして提示されました。これにより、介護の可能性が新しい角度から可視化されました。

KAiGO DESIGN AWARDでは、決勝進出者の体験展示と来場者投票が行われ、最終日に決勝ピッチと授賞式が開催されました。現場課題に根ざした受賞作が注目を集め、介護とビジネスをつなぐエコシステム像が具体化する3日間となりました。


「KAiGO DESIGN AWARD 2026」概要
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名称: KAiGO DESIGN AWARD 2026
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主催: 一般社団法人 KAiGO PRiDE
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共催: MySCUE(イオンリテール株式会社)
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募集部門: プロダクトデザイン(ヘルスケア)、プロダクトデザイン(介護)、ビジネスアイデア、AI、クリエイティブコンテンツ(写真)
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特徴: 全国3都市で地方予選を開催し、多様なエントリーを収集。決勝進出者は東京ビッグサイト会場で体験展示とピッチコンテストを実施。来場者投票も審査に反映されました。
「International KAiGO Festival」概要
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名称: International KAiGO Festival 2026(IKF2026)
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会期: 2026年2月25日(水)〜 27日((金) 3日間
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会場: 東京ビッグサイト 東ホール(Care Show Japan 2026 会場内)
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主催: 一般社団法人 KAiGO PRiDE
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コンセプト: Positive Life — Aging is not a threat, it is an opportunity.
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主な登壇者: 佐々木淳氏(悠翔会 理事長)、村田裕之氏(東北大学 特任教授)、グスタフ・ストランデル氏(武蔵野大学 教授)、笠間健太郎氏(ヘラルボニー 顧問 / Forbes JAPAN)、伊藤浩之氏(アイーダクリエイティブ CEO)、金剛洙氏(松尾研究所 取締役副社長)、マンジョット・ベディ氏(KAiGO PRiDE 代表)ほか
AI Workstyle Lab編集部コメント
「KAiGO DESIGN AWARD 2026」と「International KAiGO Festival 2026」は、超高齢社会を「負担」ではなく「機会」と捉え、「Positive Life」の実現を目指すという強いメッセージを発信しています。特に、新設されたAI部門でコミュニケーションロボット「NICOBO」が最優秀賞を受賞したことは、AIがタスクを効率化するだけでなく、人の感情やQOL(生活の質)に深く関わるパートナーとなり得る未来を示唆しています。介護現場におけるAIの活用は、単なる省力化に留まらず、利用者の精神的な豊かさを高める方向へと進化するでしょう。今後は、AIが人間らしい温かみを持つ存在として、社会にどのように浸透していくかが重要な焦点となります。
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本記事は、各社の公式発表および公開情報を基に、AI Workstyle Lab編集部が 事実確認・再構成を行い作成しています。一次情報の内容は編集部にて確認し、 CoWriter(AI自動生成システム)で速報性を高めつつ、最終的な編集プロセスを経て公開しています。

