AIエージェント開発におけるAPIの重要性
生成AIやAIエージェントへの投資が急速に拡大する中で、多くの企業開発チームは大規模言語モデル(LLM)の選定やプロンプト設計に注力しています。しかし、実際に本番環境でAIエージェントを稼働させる上での課題の多くは、エージェントが連鎖的に呼び出すAPIの品質、一貫性、可観測性に起因しています。AIエージェントが自律的に判断し行動するためには、数十から数百に及ぶAPIを安定して呼び出す基盤が不可欠であり、APIの設計と管理の精度がエージェント全体の信頼性に直接影響を与えます。
AWSは、Postmanが40以上の企業顧客のAIエージェント開発をAWS上で支援してきた実績を評価し、「AWS AI Competency(Agentic AI Toolsカテゴリー)」を付与しました。この認定は、自律的な推論、計画、ツール実行を伴うAIワークロードの実現において、Postmanがエンタープライズ要件を満たす技術力と顧客実績を持つことをAWSが認めた証です。
AWS上での一貫したAPI開発ワークフローを実現する3つの連携
Postmanは、AWSとの連携を強化することで、AIエージェント開発におけるAPIライフサイクル全体をAWS上で統合します。
(1) KiroとのMCPサーバー連携:APIコンテキストをAI開発の中心へ
PostmanのMCPサーバーを通じて、開発者はAWSのAIネイティブIDEであるKiro、および任意のMCP対応環境から、単一ワークフロー内で以下の操作を実行できます。
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PostmanワークスペースのAPI、コレクション、環境変数をリアルタイムで検索できます。
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Postmanが実際のAPI定義に基づき、プライベートAPIからクライアントコードを自動生成します。
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開発者はコーディング環境を離れずに、APIテストの実行と結果確認を完結できます。
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モックサーバーの作成とAPIセキュリティ監査をパイプライン内で実施できます。
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PostmanがGitリポジトリとコレクションを自動同期し、ドキュメントと実装の乖離を防止します。
(2) PostmanのAIアシスタント「Agent Mode」がAmazon Bedrock経由でClaudeに接続
PostmanのAIネイティブアシスタント「Agent Mode」は、Amazon Bedrock経由でAnthropic Claudeを利用するよう機能が強化されました。Agent Modeは開発者のワークスペース、コレクション、テスト、モック、仕様書の全コンテキストを理解した上で、データをAWS環境外に出すことなくAI推論を実行します。
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Agent ModeがOpenAPI仕様からAPIコレクション、テスト、ドキュメントを自動生成します。
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Agent Modeが失敗リクエストを自律的にデバッグし、修正案を提示します。
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Agent ModeがGitリポジトリとAPI仕様を自動同期します。
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新規開発者がAgent Modeに問い合わせることで、使うべきAPIと関係性を即座に把握できます。
(3) 「API Catalog」のAmazon API Gateway連携機能が一般提供へ
開発チームはAmazon API GatewayからAPIをPostmanへ直接インポートでき、OpenAPI仕様と環境メタデータをそのまま取得できます。Postmanはデプロイステータスと履歴の確認、Amazon CloudWatchによるステージ別メトリクスのモニタリング、HTTP API定義のAPI Gatewayへのエクスポート・デプロイに対応し、ガバナンス基盤と日常の開発ワークフローを繋ぎます。
PostmanをAWS上のAPI基盤として選ぶ理由
PostmanをAWS上のAPI基盤として利用する主な理由は以下の通りです。
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APIライフサイクル全体の一元管理: 開発チームは設計、開発、テスト、ドキュメント、モニタリングをPostman単一プラットフォームで完結でき、ツール間の文脈断絶による手戻りがなくなります。
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エンタープライズ要件のセキュリティとデータ主権: Agent ModeはAmazon Bedrock経由で動作するため、AIモデルへのリクエストおよびレスポンスデータが顧客のAWS環境外に出ません。金融、製造、公共など高いセキュリティ要件を持つ企業でも安心して導入できます。
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4,000万人の開発者コミュニティと50万以上の組織が蓄積した知見: Postmanには世界で蓄積されたAPIコレクション、テンプレート、ベストプラクティスのエコシステムがあり、日本のチームでも即日利用を開始できます。
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既存AWSワークフローへの段階的導入と統合: Amazon API Gatewayとの双方向連携により、開発チームは既存のAWS環境を大幅に変えることなくPostmanを段階的に導入できます。
今後の展望
PostmanはAWSとの協業をさらに深め、日本市場でのエンタープライズAPI管理・AIエージェント開発基盤の提供を強化していく方針です。AIが業務システムの中核を担う時代において、すべてのAIエージェントはAPIを通じて動作します。Postmanは日本の開発組織がAIネイティブな開発体制を構築できるよう、AWSエコシステム内での役割を継続的に拡充していきます。
会社概要
Postmanは、APIの開発・テスト・ドキュメント・管理を統合するAPIプラットフォームです。世界4,000万人超の開発者と50万以上の組織(Fortune 500の98%を含む)に利用されており、ソフトウェア開発チームのAPIライフサイクル全体を支援しています。
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本社:米国カリフォルニア州サンフランシスコ
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日本語サイト:https://www.postman.com/jp/
関連情報
本記事は、米国Postman本社が発表した内容の抄訳・再構成版です。原文は下記URLをご参照ください。
AI Workstyle Lab編集部コメント
PostmanとAWSの連携強化は、特にエンタープライズ領域におけるAIエージェント開発に大きなビジネスチャンスをもたらします。APIの信頼性とガバナンスがAIエージェントの成否を分ける中で、AWS環境内で一貫した開発・管理が可能になることは、金融、製造、公共といった高セキュリティ要件を持つ業界にとって特に重要です。これにより、開発サイクルが短縮され、高品質なAIエージェントを迅速に市場投入できるようになり、結果として企業の競争力強化や新たな収益源の創出に貢献するでしょう。将来的には、より複雑な業務プロセスをAIエージェントが自律的に処理するユースケースが拡大すると予想されます。
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本記事は、各社の公式発表および公開情報を基に、AI Workstyle Lab編集部が 事実確認・再構成を行い作成しています。一次情報の内容は編集部にて確認し、 CoWriter(AI自動生成システム)で速報性を高めつつ、最終的な編集プロセスを経て公開しています。

