アナウトのAI技術、欧州内視鏡外科学会で2冠達成
アナウト株式会社が開発した術中構造物認識AI技術を用いた2件の共同研究が、2026年6月23日から26日にギリシャ・アテネで開催された「34th International Congress of the European Association for Endoscopic Surgery(EAES 2026)」において、外科領域の権威ある2つの賞を受賞しました。受賞したのは、ロボット手術分野の最優秀演題に贈られる「Intuitive EAES Robotics Award」と、新規技術・イノベーションに関する優れた研究を表彰する「Gerhard Buess Technology Award」です。
これらの研究は、アナウトの術中AI神経認識技術を活用し、その臨床的有用性および技術的妥当性を示したもので、国際的に高く評価されました。
Intuitive EAES Robotics Award受賞研究
「Intuitive EAES Robotics Award」は、手術支援ロボット「da Vinci Surgical System」の開発企業であるIntuitive社のスポンサーシップにより設けられた賞で、ロボット手術分野で最も優れた演題に授与されます。
今回受賞したのは、千葉大学医学部附属病院の森本明音先生、木下和也先生、丸山哲郎先生らによる以下の研究です。
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Clinical and Educational Utility of an AI-Based Nerve Recognition Model in Robotic Rectal Cancer Surgery
- Morimoto, A., Kinoshita, K., Maruyama, T., Hirata, A., Okada, K., Toguchi, T., & Maruyama, M.
本研究では、ロボット支援直腸がん手術を対象に、神経認識AIの性能が定量的・定性的に検証されました。また、若手外科医や医学生を対象とした教育効果についても評価され、神経認識AIが手術支援と外科教育の双方に有用であることが示されています。
Gerhard Buess Technology Award受賞研究
「Gerhard Buess Technology Award」は、外科領域における新規技術やイノベーションに関する最も優れた研究発表を表彰する賞です。
EAES 2026では、University Hospital Virgen Macarena(スペイン)のSalvador Morales-Conde教授およびAndrea Balla先生が指導し、Elena Guarnieri先生により発表された以下の研究が受賞しました。
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Histopathological validation of an artificial intelligence-driven intraoperative nerve recognition system in laparoscopic surgery
- Guarnieri, E., Balla, A., Cintas Catena, J., Valdes Hernandez, J., Sanchez, M., & Morales-Conde, S.
この研究では、腹腔鏡手術におけるアナウトの神経認識AIについて、AIが認識した神経と病理組織学的所見との対応が検証されました。術中AI認識結果を病理学的に検証した先駆的な研究として、その新規性と学術的意義が高く評価されています。
EAES 2026への出展とアナウト株式会社について
アナウト株式会社は、EAESに毎年企業ブースを出展しており、本年も手術映像から解剖構造をリアルタイムに認識・可視化する手術支援AI技術を紹介しました。会期中は、欧州をはじめ世界各国の外科医、研究者との活発な意見交換が行われ、今後の国際共同研究および海外展開に向けた連携が深まりました。
アナウト株式会社は、「AIで世界中の外科医を支援する」をミッションに掲げ、手術映像から解剖構造をリアルタイムに認識・可視化する手術支援AI技術「EUREKA X」ならびに外科手術視覚支援プログラム「EUREKAα」を開発しています。同社の技術は、外科医へのリアルタイム情報提供を通じて、安全で質の高い手術の実現を目指しており、今後も国内外の医療機関・研究機関との連携を進め、外科医療の発展に貢献していく方針です。
AI Workstyle Lab編集部コメント
アナウト株式会社の受賞は、医療分野におけるAI技術の具体的なビジネス価値を明確に示しています。術中の神経認識AIは、外科医の負担軽減だけでなく、手術の成功率向上、合併症リスクの低減に直結し、結果として医療機関の質の向上と効率化に貢献するでしょう。特に、ロボット支援手術や腹腔鏡手術といった高度な手技において、AIが提供するリアルタイムの情報は、若手外科医の育成にも大きなメリットをもたらします。これにより、医療現場でのAI導入が加速し、新たな医療サービスや製品開発の機会が生まれる可能性を秘めており、関連企業にとっては注目すべき動向です。
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本記事は、各社の公式発表および公開情報を基に、AI Workstyle Lab編集部が 事実確認・再構成を行い作成しています。一次情報の内容は編集部にて確認し、 CoWriter(AI自動生成システム)で速報性を高めつつ、最終的な編集プロセスを経て公開しています。
