CODE BLUE 2026、フロンティアAI時代のサイバー防衛戦略を提示
日本最大級のサイバーセキュリティ国際会議「CODE BLUE 2026」が、フロンティアAI時代のサイバー防衛戦略をテーマに開催されます。トレーニングは2026年11月11日から15日、カンファレンスは11月17日から18日に東京都新宿区で実施される予定です。
ENISAのクリスチャン・ヴァン・ホーク氏が基調講演者に決定
本会議のキーノートスピーカーとして、欧州ネットワーク・情報セキュリティ機関(ENISA)の能力構築ユニット副責任者を務めるクリスチャン・ヴァン・ホーク氏の登壇が決定しました。

ヴァン・ホーク氏は以前、ベルギーの国家CSIRTであるCERT.beのコーディネーターとしてインシデント対応や国際連携に携わり、ENISAでは大規模サイバー演習「Cyber Europe」をはじめとする能力構築の取り組みを主導してきました。現在のサイバーセキュリティは、フロンティアAIの進化に伴い、脆弱性の発見や悪用が自動化され、攻撃と防御が「マシンスピード」で展開する構造的な変化に直面しています。従来の人間による承認や決定プロセスとの速度ギャップが大きな課題となっているのです。
講演では、ヴァン・ホーク氏の専門分野である「能力構築(Capacity Building)」および「準備態勢(Preparedness)」の側面から、AI時代におけるサイバー防衛戦略が示されます。具体的には、欧州サイバーセキュリティスキル枠組み(ECSF)へのAIの影響、大規模演習「Cyber Europe」やコンテストへの影響、啓発・サイバーハイジーン(日常的な基本セキュリティ対策)、そして大量の脆弱性や自動攻撃に対する組織全体のスキル開発について解説される予定です。また、CODE BLUEのようなコミュニティにおいて、人間同士が直接学び合い問題を解決していく「連帯」の重要性にも焦点が当てられます。
CODE BLUE 2026 タイムテーブルの特長
1日目:AIにまつわる最先端の攻防テーマ
11月17日のカンファレンス1日目では、メイン会場(Track 1)およびBluebox会場(Track 3)において、AIに関連する最先端の攻防テーマが展開されます。
-
AIエージェント・AIプロセッサーの脆弱性検証: Pwn2Own賞金獲得のAIコーディングエージェント攻撃「Agent2Shell」、Google PixelのAIコプロセッサー解析、AIアシスタント脱出攻撃「ChatMate」、次世代エージェント型ブラウザーの完全攻略「PleaseFix」など、最先端AIの仕様を突く発表が予定されています。
-
AIインフラと防衛・運用の自動化: GPUデータセンターへの攻撃実態、敵対的AIの最新インテリジェンス、AI時代のインシデント対応(IR)における品質保証、Chromiumの特権サイド攻略など、高度な技術セッションが並びます。
-
自律型AI防衛ツール(Bluebox): 自律型AI攻撃に対抗する「Antigent」や、Linuxカーネル内での暴走AI封じ込め「AgentShield」など、オープンソースによるAI防衛プロジェクトが集結します。
2日目:地政学リスクから宇宙ガバナンスまで
11月18日のカンファレンス2日目では、視野を広げ、地政学リスク、国家支援型スパイ活動、低レイヤー攻撃、重要インフラ防衛、宇宙ガバナンス、そして生活に浸透した巨大アプリへとテーマが展開されます。
-
OS・低レイヤー&コンシューマーアプリの脅威: ハイパーバイザー保護下のPCにおけるUEFI攻撃「Shade Core」に加え、OpenTalks(Track 2)では日本で圧倒的シェアを持つ「LINE」のワーム型RCEやFirefoxの内部リクエストパス分析が発表されます。
-
国家支援型APTとサイバー諜報の実態: GitHub上の隠密作戦「Operation ShadowCommit」、イランのAPTによる自国民監視工作、日本周辺を攻撃拠点とする「ソルト・タイフーン」など、リアルな脅威インテリジェンスが明示されます。
-
重要インフラ防衛と国際ガバナンス・法政策: 大規模プラントへの物理×サイバー侵入テスト、都市IoTに対する電波妨害防衛、ウクライナ等の事例に基づくハイブリッド脅威下での重要インフラ防衛、そして宇宙空間における民間企業の規範形成(コードこそが法である)まで、社会・政策的インパクトの強いテーマが深く議論されます。
開催概要
トレーニング
-
日時: 2026年11月11日(水)~11月15日(日)
-
会場: ベルサール新宿グランド コンファレンスセンター
-
トレーニングごとに日程・参加費が異なります。詳細は公式サイトでご確認ください。
-
カンファレンス
-
日時: 2026年11月17日(火)~11月18日(水)
-
会場: ベルサール高田馬場
-
言語: 日英の同時通訳付き(一部講演を除く)
-
形式: 対面形式開催
-
参加費:
-
カンファレンスチケット(全エリア入場可能、ネットワーキングパーティ参加含む、アーカイブ動画先行配信あり)
-
通常 98,000円(税込):6月1日(月)~11月10日(火)
-
当日 128,000円(税込):11月17日(火)~11月18日(水)当日会場にて
-
-
ビジターチケット(入場エリアの制限、ネットワーキングパーティ参加を含まない、アーカイブ動画先行配信なし)
-
通常 28,000円(税込):6月1日(月)~11月10日(火)
-
当日 32,000円(税込):11月17日(火)~11月18日(水)当日会場にて
-
-
-
事前参加登録: 公式サイトのRegistrationページよりご登録ください。
その他の情報
-
Webサイト: https://codeblue.jp/
-
SNS:
-
X(旧:Twitter): https://x.com/codeblue_jp
-
Facebook: https://facebook.com/codeblue.jp
-
-
主催: CODE BLUE実行委員会
-
運営: CODE BLUE事務局(株式会社ゼスロク)
スポンサーシップ募集
CODE BLUE 2026では協賛企業を募集しています。協賛企業向け資料の送付を希望される方は、以下のフォームよりお問い合わせください。
- CODE BLUE スポンサーお問い合せフォーム: https://forms.gle/e1QJ6WTjBLVf9ycg8
AI Workstyle Lab編集部コメント
CODE BLUE 2026は、フロンティアAIがサイバーセキュリティに与える構造的な変化に焦点を当て、その未来像を提示する貴重な機会となるでしょう。AIによる攻撃の自動化は確かに脅威ですが、同時にAIを活用した防御戦略の進化も不可欠です。本会議で議論される能力構築やコミュニティの連帯は、技術的な解決策だけでなく、人間が協調し、知識を共有することの重要性を改めて示しています。AI時代のサイバー防衛は、技術と人の両輪で進むべきだというメッセージを強く感じます。今後の動向に注目していきたいです。
「AIニュースは追っているけど、何から学べばいいか分からない…」 そんな初心者向けに、編集部が本当におすすめできる無料AIセミナーを厳選しました。
- 完全無料で参加できるAIセミナーだけを厳選
- ChatGPT・Geminiを基礎から体系的に学べる
- 比較しやすく、あなたに合う講座が一目で分かる
ChatGPTなどの生成AIを使いこなして、仕事・収入・時間の安定につながるスキルを身につけませんか?
AI Workstyle LabのAIニュースをチェックしているあなたは、すでに一歩リードしている側です。あとは、 実務で使える生成AIスキルを身につければ、「知っている」から「成果を出せる」状態へ一気に飛べます。
講師:栗須俊勝(AI総研)
30社以上にAI研修・業務効率化支援を提供。“大阪の生成AIハカセ”として企業DXを牽引しています。
- 日々の業務を30〜70%時短する、実務直結の生成AI活用法を体系的に学べる
- 副業・本業どちらにも活かせる、AI時代の「稼ぐためのスキルセット」を習得
- 文章・画像・資料作成など、仕事も趣味もラクになる汎用的なAIスキルが身につく
ニュースを読むだけで終わらせず、
「明日から成果が変わるAIスキル」を一緒に身につけましょう。
本記事は、各社の公式発表および公開情報を基に、AI Workstyle Lab編集部が 事実確認・再構成を行い作成しています。一次情報の内容は編集部にて確認し、 CoWriter(AI自動生成システム)で速報性を高めつつ、最終的な編集プロセスを経て公開しています。

