「Flow to AI」とは？PlannaとRobo Co-opが提唱するAI導入と“AI Ready”な組織づくりの全貌を解説

AI導入の課題と「Flow to AI」の背景
「Flow to AI」の主な特徴
両社の役割と提供価値
共同開催イベントのご案内
- オンラインウェビナー概要
- 米国対面ワークショップ（2026年1月）
今後の展開
一般社団法人Robo Co-opについて
企業概要
本件に関するお問い合わせ
AI Workstyle Lab編集部コメント

AI導入の課題と「Flow to AI」の背景

生成AIの活用が急速に進む一方で、多くの企業ではAI導入が期待通りの成果に繋がらないケースが見られます。その主な原因は、業務プロセスやデータ基盤がAIの導入に適した状態に整備されていないことにあります。

このような状況に対し、Planna Inc.とRobo Co-opは「AIに飛びつく前に、AIが動ける流れを整える」という共通の理念のもとで連携。「自動化 → データ清流化 → AI実装」という段階的なアプローチを通じて、AIの効果を最大化する仕組みを提供します。

「Flow to AI」の主な特徴

「Flow to AI」は、AI導入の準備から実装、運用までを一貫して支援する「プロダクト × コンサルティング」型のプログラムです。主な特徴は以下の4点です。

AI Ready診断（無料）：組織、データ、業務のAI導入準備度を可視化します。
ユースケース抽出（部分無料）：経営層と現場の両面からAI適用領域を発掘します。
Pilot Flow（実証導入）：短期的なPoC（概念実証）を通じてROI（投資対効果）を可視化し、実効性を検証します。
戦略テーマ実行支援：AIを企業戦略や業務設計に組み込み、継続的な運用を支援します。

このプログラムは、「今できること」から着手しつつ、「本質的な準備」を並行して進めることで、即座のAI導入と組織のレディネス（準備度）強化の両立を実現する新しいアプローチです。

両社の役割と提供価値

「Flow to AI」において、各社は以下の役割を担います。

Planna Inc.：経営・事業視点からのAI活用戦略立案、変革テーマ設計、推進体制構築を担当します。AI導入を経営戦略と結びつけ、企業変革の方向性をデザインします。
Robo Co-op：自動化・RPA・AI実装に強みを持ち、現場オペレーションの最適化と技術検証を担当します。ユースケース抽出・ROI試算ツールの開発を通じて、AI活用を動かす力で支えます。

両社の協働により、「戦略性 × 実装力 × 社会的包摂性」を兼ね備えたAI導入支援が実現します。

Planna Inc.からは「AIに飛びつくな。でも、止まるな。」というメッセージが寄せられており、準備の重要性を強調しながらも、行動を促す姿勢が示されています。Robo Co-op代表の金辰泰氏も、今回のパートナーシップを通じてAI民主化を加速させる意向を表明しています。

共同開催イベントのご案内

Planna Inc.とRobo Co-opは、「Flow to AI」の実践的価値を広めるため、オンラインウェビナーと米国での対面ワークショップを共同開催します。

オンラインウェビナー概要

テーマ：AIオートメーションのプロフェッショナルx 戦略コンサルタントに学ぶ、生成AIの最新トレンドと活用実践
日時：2025年12月22日 (火) 16:00 ~ 17:00 (PT) ／ 2025年12月23日 (水) 9:00 ~ 10:00 (JST)
形式：Webinar（オンライン）
内容：
- 世界の最新AIトレンド
- AIの社内導入・展開のアプローチ
- 実践例：マーケティング・営業部門におけるAIエージェント活用など

米国対面ワークショップ（2026年1月）

AI導入検討に時間を要する現状を踏まえ、AIを活用して全社展開の検討を一気に進めるハンズオンワークショップが開催されます。各企業や担当部門・業務におけるAI活用ユースケースを導出し、初期的なROI試算までを実践することで、翌日からAI導入に取り組める内容です。

概要（ロサンゼルス・サンフランシスコ共通）：
- AI導入のポイント紹介・お悩み共有
- AI自動化ユースケースの導出（AI活用）
- 簡易ROIの試算（AI活用）
- Q&A・ネットワーキング
【ロサンゼルスワークショップ】
- 日程：2026年1月15日 (木) 16:30-18:00 (PT)
- 場所：Sobar（12404 Washington Blvd, Los Angeles, CA 90066）
【サンフランシスコワークショップ】
- 日程：2026年1月21日 (水) 16:30-18:00 (PT)
- 場所：Sakae Sushi（243 California Dr, Burlingame, CA 94010）

今後の展開

2026年前半には、AI活用の準備度をオンラインで簡易診断できる「AI レディネス診断チャットツール（仮）」のリリースが予定されています。これにより、より多くの企業が低コストでAI活用を始められる環境が整備されるでしょう。

両社は今後も、「AIを“導入する”のではなく、“企業文化に溶け込ませる”」という思想のもと、人とAIが共に働く未来の「流れ」をデザインしていくとしています。

一般社団法人Robo Co-opについて

Robo Co-opは、世界中の難民や日本のシングルマザーと共に、デジタルのリスキルとIT案件の就労、そして当事者による民主的な経営を行う共同体です。5人1組のチームで学習し、現場で求められるチームワークを磨きながら就労機会に繋げています。

そのミッションは、DE&I（ダイバーシティ、エクイティ＆インクルージョン）の推進に向け、女性や外国人、特にシングルマザーと難民へデジタルスキルを提供し、育児と両立しやすい柔軟な働き方をベースとした雇用機会を拡大することです。

Robo Co-opでは、多様な人材の業務委託によるプロジェクト推進や事業成長を通じた社会貢献に協力できる企業を広く募集しています。関心のある企業は、Robo Co-opまでお問い合わせください。

Robo Co-opへのアウトソース：RPA開発をRobo Co-opにアウトソースすることで、難民の背景を持つメンバーの就労機会に貢献できます。
Robo Co-opのメンバーによるリスキル：すでに難民の背景を持つ人々を雇用している場合、Robo Co-opのメンバーにリスキルの研修を依頼できます。
ストーリーの発信：Robo Co-opのメンバーは、難民による「デジタル・インクルージョン」を自分たちの手で広げようと努力しています。彼らのストーリーや取り組みを広めてくださるメディア・報道関係者の皆様の協力も歓迎しています。

企業概要

Planna Inc.（プランナ）
- 本社：California, USA
- 事業内容：経営戦略・新規事業・デジタル変革に関するコンサルティング
- URL：https://planna.in
一般社団法人 Robo Co-op（ロボコープ）
- 本社：東京都渋谷区
- 事業内容：自動化・AI・RPA領域の実装支援、リモート型人材ネットワーク構築
- URL：https://roboco-op.org

本件に関するお問い合わせ

Planna Inc.
- Email：contact@planna.ai
- 担当：Flow to AI 事業開発チーム
一般社団法人 Robo Co-op
- Email：info@roboco-op.org

AI Workstyle Lab編集部コメント

「Flow to AI」は、多くの企業が直面するAI導入の課題に対し、単なるツール導入に終わらない本質的なアプローチを提供しています。特に、ユースケース抽出やデータ清流化といった“AI Ready”な組織づくりを重視する点は、AIの投資対効果を最大化し、持続的な企業変革を促す上で極めて重要です。これにより、業務効率化はもちろん、新たなビジネスモデル創出への道も開かれることでしょう。中小企業から大企業まで、AI活用による競争力強化を目指す企業にとって、具体的な指針となるサービスだと考えられます。

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