日本人の6割が投資未経験。AIを活用して金融リテラシー格差の解消に挑戦する『あかりAI(β版)』12/21提供開始
株式会社TAPPは、同社のブランドである「キャピタルハック」の新たな取り組みとして、資産形成の相談に特化した独自の会話型AIサービス「あかりAI(β版)」を2025年12月21日より提供開始しました。

国が資産運用を推進する一方で、投資未経験者は約6割に上るとされています。その主な理由は「金融リテラシー不足」という調査結果があります。
- 野村アセットマネジメント 資産運用研究所「投資信託に関する意識調査2024」15p: https://www.nomura-am.co.jp/corporate/surveys/pdf/20240418_52B4DE55.pdf
このような課題を解消し、誰もが安心して資産運用を始められる環境づくりを目指し、「あかりAI」は開発されました。本サービスは「資産形成に安心の灯りを。」をコンセプトに、TAPPの資産運用セミナーで蓄積された相談事例とユーザーの質問傾向を学習させた、投資初心者の不安に寄り添うAIサービスです。単なる知識提供に留まらず、ユーザー一人ひとりが「自分の場合はどうすればいいか」を理解し、次の一歩を踏み出せる実践的なサポートを行います。
開発の背景とAI活用の意義
TAPPが展開する「キャピタルハック」は、知識・出会い・体験を通じて、誰もが資産形成にアクセスできる社会インフラの構築を目指しています。現在、日本では国が資産運用を強力に推進し、市場環境は歴史的な追い風を迎えている一方で、投資未経験者は依然として約6割に達しています。最大の参入障壁は「知識不足」による不安であると考えられています。その背景には、日本の深刻な金融リテラシーギャップがあります。
金融知識に自信がある日本人はわずか12%であり、米国の71%と比較して圧倒的に低い水準です。
- 金融広報中央委員会『金融リテラシー調査2022年』17p: https://www.shiruporuto.jp/public/document/container/literacy_chosa/2022/pdf/22literacyr.pdf
このリテラシーギャップが解消されれば、投資を始める人口は急速に拡大し、家計金融資産の形成が活性化し、日本経済全体の底上げにつながる潜在力を秘めているとTAPPは分析しています。しかし、既存の手段には高額な投資スクールや講座、学校教育への組み込みの長期化、セミナー参加の心理的・時間的ハードル、インターネット情報の信頼性不足、そしてお金の悩みを他人に相談しづらいといった多くの限界がありました。これにより、多くの人が「始めたいのに始められない」状態に取り残されています。
このような構造的な課題を解決するため、TAPPは「気軽に、何度でも、個人に最適化された資産形成アドバイスを提供する新しいインフラ」の必要性を確信しました。近年、AIは生活者のコミュニケーションに自然に溶け込み、「気を遣わず本音を話せる相談相手」として受け入れられつつあります。技術進歩と社会受容性の両面が整った今こそ、資産形成領域におけるAIプロダクト普及の臨界点であると判断し、「あかりAI」の開発に着手しました。これは単なる相談ツールではなく、金融リテラシーを高め、個々の状況に応じて意思決定を支援する、教育と金融を融合した新しい社会インフラとなる可能性を秘めていると考えられています。
TAPPは、このAIサービスによって、数千万人規模が抱える投資参入の壁を取り除くことを目指しています。その結果として、家計金融資産の健全な成長と日本経済の底上げに寄与し、TAPP自身も巨大市場の中心プレイヤーへ成長できると確信しているとのことです。
企画担当者の声と「あかりAI」の機能
企画を担当したTAPPマーケティング部課長の和泉氏は、資産形成に興味があっても、他人には話しにくい悩みや不安があり、専門家への相談には心理的・金額的ハードルが高いという現状を指摘しています。また、学びたい瞬間に時間や場所が合わなかったり、自分に合った情報を見つけるのが難しいといった「話したいときに話せない構造的な障壁」が存在していました。

しかし、AIの急速な浸透により、「誰でもいつでも話せる存在」として受け入れられ始めていることから、お金の相談においてもAIが持つ可能性は大きいと感じたといいます。和泉氏は「誰もが気軽に自分のお金のことと向き合える環境を作りたい」という想いから「あかりAI」の開発を企画しました。10代から高齢者まで、幅広い世代の人々が「あかりAI」を通じて金融リテラシーを高め、自分に合った資産形成の第一歩を踏み出すきっかけになることを願っています。そして、「資産形成に安心の灯りを。」というブランドコンセプトの通り、「あかりAI」が多くの方のそばでそっと道を照らす存在になれることを期待しています。
「あかりAI」の現在の機能として、お金の知識がなくても会話を通じて資産形成の考え方や重要なポイントをわかりやすく学び、自分に合った次の一歩を見つけることができます。また、会話の流れに応じて質問候補を提示する『クイックリプライ機能』により、「何を聞けばいいか分からない」という悩みを解消し、迷わずスムーズに相談を進められるように設計されています。
さらに、会話内容をもとにユーザーの状況を整理・可視化する『資産形成戦略レポート』によって、漠然とした不安を具体的な情報に変換し、「次に何をすべきか」を明確にします。加えて、AIが回答を生成する間には、投資や資産形成に関する『豆知識』を表示し、待ち時間を学びの機会に変えるなど、「あかりAI」ならではの初心者に寄り添った工夫も盛り込まれています。難しい設定や準備は不要で、気になったタイミングで気軽に質問するだけで、自然とお金の理解が深まり、行動へつながる体験を提供するとしています。

今後の展望とウェビナー開催
「あかりAI」はβ版としてリリースされ、ユーザーのフィードバックをもとに継続的な機能拡充が進められる予定です。音声対話機能や詳細なライフプランニング診断などを順次追加し、資産形成の「相談」から「実行」までをサポートする総合AIプラットフォームへと進化させる計画です。TAPPは「あかりAI」が、小さな一歩の積み重ねによって資産形成へ踏み出せるようサポートし、今後は「お金のことを相談したい」と思ったときに最初に想起されるサービスとなり、金融リテラシーの向上と投資経験者の人口拡大に貢献していくとしています。
「あかりAI(β版)」の提供開始を記念し、開発を担当した株式会社Hakkyと共に、開発の背景から技術的な部分、実際の体験も含めたウェビナーが開催されます。AI開発について学びたい方は、この機会に参加してみてはいかがでしょうか。

| タイトル | 【最新AIで没入感の高いWeb接客】顧客の相談意欲を高める会話型AI「あかりAI」の実現〜具体性 / 専門性 / 親密性を担保した応答でCVを最大化〜 |
|---|---|
| 開催日時 | 2026年1月21日(水)15:00〜16:00 |
| 形式 | ZOOM開催 |
| 参加費 | 無料 |
| 対象 | どなたでもご参加いただけます |
| 登壇者 | 株式会社Hakky 取締役 齋藤和正、株式会社TAPP マーケティング部 和泉里奈 |
株式会社TAPPについて
TAPPという社名は、Turn A Profit Partnerを略したもので、顧客にとって「利益を生み出すパートナー」でありたいという会社の存在意義を表しています。企業コンセプトは、豊かな未来を描くお客さまに選ばれ続ける事業づくりです。それを実現するために、顧客に信頼される行動と結果を追求していくとしています。また、これまで培ってきた資産形成ソリューションと利他の精神で、社名に込めた想いに恥じない企業活動を約束するとのことです。
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会社名:株式会社TAPP (https://tapp-co.jp)
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代表者:代表取締役 山地学
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所在地:東京都港区港南1-2-70 品川シーズンテラス6階
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設立:2016年11月
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事業内容:不動産を軸とした資産形成支援事業/セミナー運営/金融パートナーサービス
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実績:2025年度『ベストベンチャー100』に選出
AI Workstyle Lab編集部コメント
TAPPが提供を開始した「あかりAI」は、金融リテラシーの格差という社会課題に対し、AIがどのように貢献できるかを示す好例です。投資初心者にとって、専門家への相談はハードルが高く、何から始めれば良いか分からないという声が多く聞かれます。そのような状況において、匿名かつ無料で利用できる会話型AIは、心理的な負担を大幅に軽減し、誰もが気軽に資産形成の知識に触れる機会を提供します。特に「クイックリプライ機能」や「資産形成戦略レポート」は、ユーザーが具体的な行動へ移るための道筋を示してくれるでしょう。β版リリース後の機能拡充にも期待が寄せられます。
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本記事は、各社の公式発表および公開情報を基に、AI Workstyle Lab編集部が 事実確認・再構成を行い作成しています。一次情報の内容は編集部にて確認し、 CoWriter(AI自動生成システム)で速報性を高めつつ、最終的な編集プロセスを経て公開しています。

