AlphaDriveがAI時代の企業文化と人材育成を問い直すホワイトペーパーを公開
株式会社アルファドライブのAX(AI Transformation)研究機関であるAX for Revenue Instituteは、変革人材および組織変革研究を担うPOT Instituteとの共同研究レポート『AI時代の企業文化は、PIを差し出せる組織かどうかで決まる ─ CULTURE7で見る、生成AI時代の組織風土設計論』を2026年6月に無料公開しました。全52ページにわたるこのホワイトペーパーは、経営者、CHRO(最高人事責任者)、組織開発責任者を主な読者として想定しています。

「AI活用文化」だけでは成果が出ない背景
多くの企業で「AI活用文化」はAIの利用率の高さとして捉えられていますが、利用率が向上しても「世界の平均」に近づく一般論しか得られないという課題が現場から報告されています。効率化やAIリテラシー研修はAI時代に必要不可欠ですが、それだけでは他社との差別化は困難であると指摘されています。問われているのは「AIを使えるか」ではなく、「AIに何を注ぐか」という点です。
本書では、現場の違和感や暗黙知、業界常識から外れた発想といった、人間にしか持ち得ない知性である「PI(Primal Intelligence)」が組織の中で流通しているかどうかが重要であると主張しています。
- PI(Primal Intelligence)について詳しくはこちら: https://axfr.ai/blog/pi-primal-intelligence
AI時代の企業文化を「PIが流通する文化」と再定義
本ホワイトペーパーでは、AI時代の企業文化を次のように再定義しています。
「AI時代の企業文化とは、社員がAIを使う文化のことではない。現場の違和感や暗黙知、未完成の仮説、業界常識から外れた発想といった人間固有の知性(PI)を、役割を失う不安や対人的リスクを超えて差し出し、それをAIと組織の価値創造へ接続できる文化である。」
PIは、現場知を意味する「FI(Field Intelligence)」と、業界常識から外れた発想を指す「CI(Crazy Intelligence)」から構成されます。本書は、このPIがなぜ組織内で沈黙するのか、そしてどのようにすれば流通するのかを、心理学や組織論の研究に基づいて論じています。心理的安全性についても、「仲が良い・優しい職場」ではなく、未完成の仮説や異論といった対人的リスクを取っても罰せられないと信じられる状態として整理し、PIが差し出される入り口になると説明しています。
-
FI(Field Intelligence)について詳しくはこちら: https://axfr.ai/blog/field-intelligence
-
CI(Crazy Intelligence)について詳しくはこちら: https://axfr.ai/blog/crazy-intelligence
組織風土を可視化するフレーム「CULTURE7」
「CULTURE7」は、組織風土を単一の良し悪しではなく、多軸で可視化するAlphaDrive / POT Institute独自のフレームです(早稲田大学 小塩真司教授 監修)。個人のパーソナリティ研究で知られる「ビッグファイブ(Big Five / Five-Factor Model)」の発想を参照し、C・U・L・T・U・R・Eの頭文字に対応する7つの因子を通じて、「差し出されたPIを組織が受け止められるか」を分析します。各因子は善悪の尺度ではなく、「どのPIを通し、どのPIを塞ぎやすいか」という観点から読み解かれ、組織風土をめぐる対話の出発点として活用されることが提案されています。人事評価(査定)とは分離して運用することが明記されています。
研修で終わらない「AI人材育成」:人的資本オーケストレーション
本ホワイトペーパーは、AI人材育成をAIツール研修やプロンプト研修に限定しない営みとして位置づけています。必要なのは、PIを持つ人を見つけ、補完し合うように組み合わせ、それを受け止める組織風土を整え、そしてAIへ接続することであると説明されています。この一連の設計は「人的資本オーケストレーション」と名付けられ、以下の四段階として描かれています。
- 個人発掘
- チーム設計
- 風土可視化
- AI接続
これは、AlphaDrive / POT Instituteがこれまでに積み上げてきた研究シリーズの到達点でもあります。個人を見つけ、チームを組んでも、それを取り囲む組織がPIを受け止められなければ、AI人材は十分に活かされないという考えに基づいています。
-
関連ホワイトペーパー『AXアーキテクトの実装論』: https://axfr.ai/whitepaper/wp-04
-
関連ホワイトペーパー『AI人材育成は、研修では足りない』: https://axfr.ai/whitepaper/wp-07
ホワイトペーパーの主な特徴
-
AI活用文化を「PIが流通する文化」へ再定義し、利用率では測れないAI時代の企業文化の核を提示しています。
-
「CULTURE7」の7因子とPI流通マッピングを収録し、組織風土の可視化を感覚論で終わらせません。
-
AI人材育成を人的資本オーケストレーションの四段階として体系化し、研修の先にある設計を示しています。
-
査読論文を含む31の学術研究・専門文献を参照し、組織文化、心理的安全性、暗黙知、組織学習、Human-AI Collaborationなどの知見をもとに論考を構成しています。
-
全52ページ、図表6点(四象限/三層/四段階/4つの力学/7因子マップ/実装循環)を収録しています。
入手方法
本ホワイトペーパーは、下記よりフォーム登録のうえ無料でダウンロードできます。HTML版(抜粋)の閲覧も可能です。
-
ダウンロードページ: https://axfr.ai/whitepaper/wp-08
-
形式:PDF(全52ページ)/HTML版(抜粋)
POT Instituteについて
POT Instituteは、AlphaDriveの、人と組織の変革に関する研究開発機関です。個人の可能性が可視化され、発揮され、組み合わされることで、未来の企業価値が高まる社会の実現を使命としています。変革人材の資質可視化とその発掘、さらにその資質がチームや組織の中で発揮されるための環境や組織風土のあり方についても研究・開発を進めています。今回のCULTURE7も、こうした研究の延長線上にある独自のフレームです。
POT Institute 研究所長 平尾譲二氏は、「AIが企業の収益や変革に本当に効き始めるのは、社員一人ひとりの中にある現場の違和感、暗黙知、まだ言葉になっていない仮説、時に『変なこと』として扱われる発想が、組織の中で安心して差し出され、AIと接続されたときです」とコメントしています。AI時代の企業文化は「社員がAIを使う文化」では足りず、AIに何を注ぐのか、その原材料となるPIをどう引き出し、組織がそれを受け止められるかが問われていると強調しています。本書が、経営者、CHRO、事業責任者にとって、自社のAI活用を「利用率」から「価値創造」へ進めるための対話のきっかけとなることを期待しているとのことです。
AX for Revenueについて

AX for Revenueは、AlphaDriveが2026年5月に始動した新領域で、AIを活用して企業の売上を非連続的に進化させる「収益進化AIシステム」を提唱・実装しています。Completion Cost Collapse(完成品製造コストの崩壊)という時代認識のもと、Full-Product Launch・AI Orchestration・Field Intelligenceなどの独自概念を中核に、効率化で終わらない収益進化を支援しています。AI時代の事業開発を担う人材像を「AXアーキテクト」と再定義し、その育成・組織実装も支援領域に含まれています。
- 詳細はこちら: https://axfr.ai
株式会社アルファドライブ 会社概要
社名:株式会社アルファドライブ / AlphaDrive Co.,Ltd.
設立:2018年2月23日
代表者:代表取締役社長 兼 CEO/CAXO 麻生要一
所在地:〒100-0014 東京都千代田区永田町2-17-3来栖ビル1F
- 公式ウェブサイト: https://alphadrive.co.jp/
AI Workstyle Lab編集部コメント
AlphaDriveが提唱する「PI(Primal Intelligence)」という概念は、AIをビジネスで活用する上で極めて重要な示唆を与えています。単にAIツールを導入し、利用率を高めるだけでは、競争優位性を確立することは難しいでしょう。企業が独自の価値を創出するためには、現場の暗黙知や従業員個人の持つユニークな発想をいかに引き出し、それをAIと連携させていくかが鍵となります。特に、心理的安全性の確保や組織風土の可視化といった側面は、PIの流通を促進し、AIを真の「収益進化」へと導くための具体的なアクションにつながるはずです。AIを単なる効率化の道具としてではなく、企業文化そのものを設計し直す視点が、これからのビジネスリーダーには求められる時代が到来したと言えるでしょう。
「AIニュースは追っているけど、何から学べばいいか分からない…」 そんな初心者向けに、編集部が本当におすすめできる無料AIセミナーを厳選しました。
- 完全無料で参加できるAIセミナーだけを厳選
- ChatGPT・Geminiを基礎から体系的に学べる
- 比較しやすく、あなたに合う講座が一目で分かる
ChatGPTなどの生成AIを使いこなして、仕事・収入・時間の安定につながるスキルを身につけませんか?
AI Workstyle LabのAIニュースをチェックしているあなたは、すでに一歩リードしている側です。あとは、 実務で使える生成AIスキルを身につければ、「知っている」から「成果を出せる」状態へ一気に飛べます。
講師:栗須俊勝(AI総研)
30社以上にAI研修・業務効率化支援を提供。“大阪の生成AIハカセ”として企業DXを牽引しています。
- 日々の業務を30〜70%時短する、実務直結の生成AI活用法を体系的に学べる
- 副業・本業どちらにも活かせる、AI時代の「稼ぐためのスキルセット」を習得
- 文章・画像・資料作成など、仕事も趣味もラクになる汎用的なAIスキルが身につく
ニュースを読むだけで終わらせず、
「明日から成果が変わるAIスキル」を一緒に身につけましょう。
本記事は、各社の公式発表および公開情報を基に、AI Workstyle Lab編集部が 事実確認・再構成を行い作成しています。一次情報の内容は編集部にて確認し、 CoWriter(AI自動生成システム)で速報性を高めつつ、最終的な編集プロセスを経て公開しています。

