VUEVOが拓く夜の社交場の新常識:「会話の見えるスナック」が示すDE&Iの未来

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「会話の見えるスナック」が五反田で特別開催

ピクシーダストテクノロジーズ株式会社(以下、PxDT)は、コワーキングスナックContentz(運営:株式会社イディオムコード)と共同で、DE&Iスナック企画「会話の見えるスナック」を2026年6月25日に開催しました。この企画では、PxDTが開発したリアルタイム音声認識・翻訳・AI議事録サービス「VUEVO」が活用され、店内の会話がリアルタイムで字幕化されて表示されました。これにより、聞こえる方と聞こえづらい方がVUEVOを囲み、フラットな立場で夜のスナックにおける雑談を楽しめる場が提供されました。

会話の見えるスナックの様子

第1回開催では、VUEVO事業部に所属する言語聴覚士の社員がママを務め、来店者9名のうち7名が「聞こえづらい・難聴」または「ほとんど聞こえない」方々でした。この取り組みは今後も継続的に開催される予定です。

対等な交流を可能にする新しい夜の社交スタイル

1. 夜の社交場に集まった聞こえづらい方々

第1回の来店者のうち約8割が聞こえづらい方々でした。これまで、職場や教育現場でのDE&I推進は進む一方で、聞こえづらい方々が自発的に集まる夜の社交場は限られていました。本企画は、この空白を埋めるコミュニティとして注目されています。

2. 参加者全員が「社会に必要」「もっと広げてほしい」と回答

初回開催後のアンケートでは、回答者9名全員が「このような場は社会に必要」と感じ、さらに全員が「他のお店や街にも広がってほしい」と回答しました。これは、属性を超えて本音で語り合える場への強い需要があることを示しています。

3. 騒がしい空間でも会話のテンポを逃さない

VUEVOの独自マイクは、騒がしいスナック環境でも飛び交う声を捉え、画面に字幕として表示します。これにより、聞こえ方の違いに関わらず、全員が自然に会話に参加できる空間が実現されました。

夜の雑談から生まれるカルチャーをすべての人に

日本には、身体障害者手帳を持つ聴覚障がい者が約36万人、自覚症状のある難聴者を含めると約1,000万〜1,430万人(国民の約10〜11%)が存在すると推定されています。近年、DE&Iの広がりにより、職場や教育現場での環境整備は進んでいますが、スナックでの他愛のない会話や、偶発的な交流といった「夜の余白」を誰もが楽しめる選択肢はまだ多くありませんでした。

「会話の見えるスナック」は、全員が同じ熱量でボケたり、ツッコんだり、お酒を酌み交わせる「最高に居心地の良い夜の居場所」を目指しています。

当日の様子:VUEVOによる会話の可視化が本音のラリーを加速

スナックでの交流風景

第1回開催では、PxDTのVUEVO事業部で言語聴覚士の資格を持つ社員がママとしてカウンターに立ち、約2時間にわたり会話のラリーを交わしました。来店者は計9名で、「聞こえる」2名、「聞こえづらい・難聴」4名、「ほとんど聞こえない」3名という内訳でした。

スナック特有のにぎやかな環境でも、VUEVOがそれぞれの発話者の声を発話方向と同時に認識し、カウンターに設置されたモニターに字幕として映し出されました。来店者からは「字幕があることで、相手の言葉のニュアンスがストレートに伝わり、いつもより会話が深くなった」「方向認識の技術の強みを改めて感じた」といった声が寄せられています。テクノロジーによる可視化が、聞こえが異なる様々な人たちのフラットな交流体験を生み出しました。

アンケート結果:来店者全員が「社会に必要な場」と回答

初回開催後に行われたアンケートでは、来店者9名全員が「このような場は社会に必要だと思う」と回答し、また全員が「他のお店や街にも広がってほしい」と回答しました。さらに、9名中8名が「次回も参加したい」と回答しており、この場が多くの人にとって「日常に組み込みたい大切なサードプレイス」であることが浮き彫りになりました。

自由記述では、以下のような体験が報告されています。

  • 夜の社交場の選択肢が増えたと感じた:5名

  • 字幕があると会話が深まると感じた:4名

  • 聞こえづらい方との距離が縮まった:4名

  • 自分の話し方が変わった(ゆっくり、はっきり話す等):2名

  • 普段、自分も会話を聞き取れていなかったと気づいた:1名

この結果は、たった1回の開催にもかかわらず、属性に関わらない夜の社交場への強い需要が満場一致で示されたことを意味します。

来店者と共同開催者の声

来店者からは「いろんなバックグラウンドを持ってる方と交流できて、とても有意義な時間でした」「会話がスムーズでストレスフリーでした」といった声が聞かれました。また、聞こえる方からも「手話、VUEVO、発話と色んな手法でコミュニケーションが取れていたことが印象的でした」という感想が寄せられています。

共同開催者であるコワーキングスナックContentzの代表、佐藤章太氏は、「VUEVOで会話が見えるようになった途端、聞こえ方に関係なく、全員が同じ話で笑えるようになりました。その光景が、その場の価値を物語っていました」とコメントしています。

今後の展開:定例開催とさらなる普及を目指す

DE&Iスナック企画「会話の見えるスナック」は、一過性のイベントではなく、コワーキングスナックContentzで定例開催されます。初回で得た運用のノウハウや検証結果をもとに、より良いコミュニケーションの形が追求される予定です。

PxDTとContentzは、この取り組みを通じて、誰もが聞こえ方を気にせず、夜の時間を主体的に楽しめる社交コミュニティを地域に根ざしていくことを目指しています。将来的には、こうしたスマートで誰もが対等になれる仕組みが他のお店や街にも広がり、VUEVOのテクノロジーがあらゆる人の日常をサポートする「頼れるパートナー」になることを目指しています。

コワーキングスナックContentzについて

東京・五反田に2021年オープンした、30種類以上の酒類とWi-Fi・電源を備え、日替わりママとの会話を楽しめる新しい形のスナックです。

URL:https://coworkingsnack.com/

「VUEVO(ビューボ)」について

「VUEVO」は、独自開発のワイヤレスマイクと専用アプリケーションを用いて、聴覚障害や聞こえにくさがある人と聴者のコミュニケーションをスムーズにするサービスです。360°全方向から音声を集音して発話者の方向を特定し、複数名の同時発話も「誰が」「何を」話しているかリアルタイムに表示されます。20か国語対応のリアルタイム翻訳機能や、ChatGPTを活用した要約の自動生成、議事録への活用も可能です。

URL:https://vuevo.net/

ピクシーダストテクノロジーズ株式会社について

ピクシーダストテクノロジーズは、計算機科学と独自の波動制御技術の融合により、「デジタルネイチャー」の到来を見据えています。現在、「ヘルスケア」領域と「空間・音響」領域の2つの主要領域に重点を置いて製品を展開しており、コンピュータと生物の身体の間の調停役として、生活に価値を生み出し続けることを目指しています。

URL:https://pixiedusttech.com/

AI Workstyle Lab編集部コメント

「会話の見えるスナック」は、DE&I推進が単なる職場環境改善に留まらず、多様な顧客体験の創出にも応用できることを示唆しています。VUEVOのようなリアルタイム音声認識技術は、飲食業界やイベント運営など、顧客との対話が重視されるあらゆるビジネスシーンで、コミュニケーションの障壁を取り除く強力なツールとなり得ます。これにより、より幅広い顧客層を取り込み、顧客満足度を高めるだけでなく、新たなサービスモデル開発の可能性も拓くでしょう。テクノロジーがビジネスに新たな価値と機会をもたらす好事例と言えます。

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この記事の情報
記事の著者
AI Workstyle Lab 編集部

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