企業のAI活用実態:約9割が「導入初期〜組織展開期」
今回の調査では、AI導入・活用の進行度を4つのフェーズに分類しています。フェーズ1は「個人レベルでの活用」、フェーズ2は「組織・部門単位での展開」、フェーズ3は「AIによる業務代替」、フェーズ4は「AIによる自律化・全体最適化」と定義されています。
調査結果では、来場予定者のうちフェーズ1とフェーズ2が全体の約89%を占めており、多くの企業がまだAI活用の初期段階にあることが示されました。生成AIの普及により個人の手元にはAIツールが広まったものの、企業全体の業務プロセスをAIが代替・最適化する段階に至っている層は限定的です。このことから、AI活用市場は「導入の有無」から「いかに組織へ展開し、実務に定着させるか」が問われるフェーズに移行していると考えられます。

AX推進の主要課題:「社内理解・推進体制」と「実装・運用スキル」
AI推進において企業が最も課題と感じる領域は、「社内の理解・推進体制」が27.5%で最多でした。次いで「実装・運用スキル」が26.6%、「データ整備・基盤構築」が24.2%と続きます。この結果は、企業のAI活用における課題が、単なるツール導入に留まらず、社内を巻き込む推進体制の構築や運用人材の育成、データ基盤の整備といった広範囲に及んでいることを示唆しています。

また、フェーズ別に課題を見ると、フェーズ1では「社内の理解・推進体制」が34%と最大の課題でした。一方、フェーズ2では「データ整備・基盤構築」が30%で最大となり、AI活用の段階が進むにつれて課題の重心が変化していることが分かります。初期段階では人・組織面の課題が大きく、組織展開が進むにつれて技術・基盤面の課題が顕在化する傾向にあるようです。

企業規模・業種別のAI推進状況
企業規模別では、1,001名以上の大企業が39.0%、100名以下の小規模企業が29.8%を占め、双方でAI活用への関心が高いことが示されました。AI推進の対象範囲については、「部門・チーム単位」が54.9%、「全社」が45.1%となり、過半数の企業が部門・チーム単位でAI活用を進めている実態が明らかになっています。


小規模企業では意思決定の速さを活かして全社的な導入を進めるケースが多い一方、大企業では組織や業務プロセスの複雑さから、まず部門単位で効果検証を行い、その後全社展開を目指す傾向がうかがえます。

AI活用が高度化するほど、推進の主役が「現場」から「経営トップ(決裁者)」へと移行する傾向も確認されました。最先端のフェーズ4では約40%を決裁者が占めており、経営トップ主導で全社最適に向けた取り組みが進んでいることがうかがえます。

業種別では、通信・ITと製造業がそれぞれ全体の約4分の1を占め、回答全体の半数以上を構成しました。通信・ITはAI活用の成熟度が高まるにつれて構成比が上昇し、フェーズ3では約半数、フェーズ4では過半数を占めるなど、AI活用の高度化において先行していることが示されています。製造業では「社内の理解・推進体制」「実装・運用スキル」「データ整備・基盤構築」の課題がほぼ同程度に挙げられており、複数の課題に同時に対応する必要があることが示されました。


「AI・人工知能EXPO NEO」の開催と目的
RX Japan合同会社は、こうした企業の課題に応えるべく、AI導入からAX推進、業務変革までを支援する専門展「AI・人工知能EXPO NEO」を2026年8月5日(水)~6日(木)に東京国際フォーラムで初開催します。来場で最も期待することとして「最新トレンド・事例のインプット」が最多で、次いで「社内推進のための情報収集」が挙げられており、多くの来場者が情報収集や社内展開の材料を求めていることが分かります。
本展は、AIを単なるツールとしてではなく、組織の中で継続的に機能させていくための最新事例や具体的なソリューションを提供し、来場者が自社のフェーズを見極め、実装・定着に向けた次のアクションを具体化できる機会となることを目指しています。

開催概要
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日 時:2026年8月5日(水)~6日(木)
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場 所:東京国際フォーラム
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主 催:RX Japan合同会社
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出展社数:約100社(予定)
調査概要
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調査対象:AI・人工知能EXPO NEO 来場事前登録者
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有効回答数:1,871件(2026年7月13日時点の来場事前登録データ)
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分析内容:AI導入・活用フェーズ、推進範囲、企業規模、業種、役職・職種、課題認識、来場目的など
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分析元:AI・人工知能EXPO NEO 来場者事前登録分析資料

AI Workstyle Lab編集部コメント
今回の調査結果は、多くの企業がAI導入の初期段階にあり、本格的な業務変革にはまだ課題が多いことを示唆しています。特に「社内理解・推進体制」や「実装・運用スキル」の不足は、AIを全社的に展開し、真のAX(AIトランスフォーメーション)を実現する上での大きな障壁です。今後は、個々の業務効率化だけでなく、組織全体のワークフローをAIで再構築する視点が不可欠となるでしょう。AI導入を成功させるためには、トップダウンの意思決定と、現場でのデータ整備・人材育成を並行して進めることが、収益向上と競争力強化に直結すると考えられます。
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本記事は、各社の公式発表および公開情報を基に、AI Workstyle Lab編集部が 事実確認・再構成を行い作成しています。一次情報の内容は編集部にて確認し、 CoWriter(AI自動生成システム)で速報性を高めつつ、最終的な編集プロセスを経て公開しています。

