業務提携の背景
コンタクトセンター業界では、採用難と高い離職率による人手不足が深刻であり、業務効率化と少人数での運営体制構築が喫緊の課題となっています。さらに、カスタマーハラスメント(カスハラ)対策の義務化に伴い、企業は従業員を保護する体制を整備することが求められています。これらの課題解決に有効な手段として、生成AIソリューションへの期待が急速に高まっています。
一方で、PBX市場では、依然としてオンプレミスPBXが大きな規模を占めており、金融機関や大企業を中心に、セキュリティ対策や既存設備運用の観点から、多くの事業者がオンプレミス環境での運用を継続しています。
これらの事業者が音声通話に生成AIソリューションを導入しようとする際、最大の障壁となっていたのが「ネットワークの相互接続」です。オンプレミスPBXはメーカーや機種によって仕様が多岐にわたるため、AIサービス提供者側で個別の接続対応が必要となり、開発期間の長期化や導入コストの高騰が課題でした。今回の提携は、これらの課題を解決し、コンタクトセンターにおける迅速なAI活用とDX推進を支援するために決定されました。
業務提携の概要
本提携により、モビルスとネクストジェンは、既存のオンプレミス資産を有効活用しながら、生成AIを活用したオペレーション支援ソリューションを迅速かつ低コストで導入できる取り組みを開始します。
ネクストジェンが提供する「LA-6000」は、さまざまなPBXに対応する音声キャプチャリング・システムです。これにより、事業者が利用している既存のPBXの種類を問わず、モビルスのオペレーターダッシュボード「MooA CommNavi」と安全かつスムーズに相互接続することが可能になります。個別開発の手間を軽減し、導入にかかる時間とコストを削減することで、コンタクトセンターのさらなるDXを推進します。
本連携の対象となるモビルスのクラウド型生成AIソリューション
「MooA CommNavi」は、生成AIを活用したオペレーション支援AI「MooA(ムーア)」の機能群で、オペレーターの回答を支援するダッシュボードです。AIがリアルタイムで音声を認識して文字起こしを行い、生成AIが話者特定、文脈理解、要約を行うことで、オペレーターの応対をサポートします。CRMへの記録や引き継ぎ作業の自動化により、オペレーターのACW(平均後処理時間)を削減します。
詳細はこちら: https://mobilus.co.jp/service/mooa
本連携の対象となるネクストジェンの接続ソリューション
「LA-6000」は、通話録音装置としての機能に加え、録音した音声データをAIサービスなどの外部サービスへリアルタイムで橋渡しするキャプチャリングシステムとしての側面も持つソフトウェアです。活用ニーズの拡大に伴い、既存のCTIシステムやさまざまなAIサービスとの連携を拡大しています。
詳細はこちら: https://www.nextgen.co.jp/solution/speech-rec-aI/call-recording/la-6000.html

本提携により期待される成果
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オンプレミスPBX市場での市場開拓の加速
コンタクトセンター業界で高いシェアを持つPBXメーカーとネクストジェンの接続実績を活かし、オンプレミスPBXを利用する企業への導入を強力に推進します。既存資産を持つエンタープライズ企業への導入を促進し、業界全体のDX化を牽引します。 -
両社ソリューションの相互補完による提供価値の向上と対応領域の拡大
モビルスは、自社製品が未対応のPBX環境でもネクストジェンを介してスムーズなAI導入を可能にします。一方、ネクストジェンは「MooA」を組み合わせた包括的な提案が可能となり、両社の技術的な相乗効果で課題を解決します。将来的なPBX刷新時もスムーズな移行環境を提供し、導入から運用までの全行程で支援します。 -
カスハラ対策を含む高度なシステム運用・移行支援
ネクストジェンの「LA-6000」が既存PBXから音声を抽出し、モビルスの「MooA CommNavi」へ連携します。これにより、管理者とオペレーター双方の勤務地を問わず、リアルタイムでオペレーターを支援できる安全な運用環境が提供され、オンプレミス環境におけるカスハラ対策義務化へ迅速に対応します。
今後の展望
モビルスとネクストジェンは本提携を通じて、PBX資産を活かしながら最先端の生成AIテクノロジーの恩恵を受けられる環境を整え、新規・既存、そして大規模なエンタープライズ企業まで、あらゆるコンタクトセンターの高度化を支援していく方針です。今後は共同でのマーケティング・営業活動を展開し、早期の市場開拓を目指します。
株式会社ネクストジェンについて
株式会社ネクストジェンは、2001年の創業以来、電話通信網へのIP(Internet Protocol)技術の導入や専用設備のソフトウェア化をリードし、日本の音声コミュニケーション・ネットワークを変革してきた企業です。高い技術力と安定した通信品質、多様なネットワークとの接続実績は、国内4大通信キャリアをはじめ、官公庁や多くの大企業、コンタクトセンターから信頼を得ています。現在は、クラウドPBXやAI音声認識、CPaaS(多様なコミュニケーション手段のプラットフォーム・サービス)を活用したDXソリューションを提供する「音声通信関連事業」に加え、業務アプリケーションのクラウドリフト・シフトやローコード開発によるシステム構築を支援する「クラウドDX事業」を展開し、企業のDX推進を強力にサポートしています。
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会社名:株式会社ネクストジェン
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代表者:代表取締役社長 執行役員 CEO 大西 新二
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所在地:東京都港区白金1丁目27番6号 白金高輪ステーションビル6階
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設立:2001年11月
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上場市場:東京証券取引所 スタンダード市場、名古屋証券取引所 メイン市場(証券コード:3842)
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事業内容:電気通信事業(電気通信事業者 届出番号 A-19-9441)、通信技術に関するコンサルティング業務等
モビルス株式会社について
モビルスは、クライアントの顧客のつまずきや課題へ先回りしたCX(顧客体験)のブランディング設計を行い、企業価値と経営収益向上へ貢献する会社です。その実現に向けて、新しいテクノロジーを取り込んだオペレーション支援生成AIサービス「MooA(ムーア)」や、顧客コミュニケーションのノンボイス化とデジタル化を推進する有人チャットやボイスボットなどのSaaSソリューション「モビシリーズ」の開発・提供を行っており、モビシリーズは500社以上に導入されています。モビルスでは、「すべてのビジネスに、一歩先行くCXを。」をミッションに掲げ、テクノロジーによる企業のCX向上を目的に「CX-Branding Tech. Lab(https://mobilus.co.jp/lab/)」を運営しており、調査レポート、セミナー開催、登壇、実証実験を通した研究開発などを企画・発信しています。
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会社名:モビルス株式会社
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代表者:代表取締役社長 石井 智宏
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所在地:東京都品川区東五反田2丁目22番9号 住友不動産大崎ツインビル西館9階
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設立:2011年9月
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上場市場:東京証券取引所 グロース市場(証券コード:4370)
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事業内容:コンタクトセンター向けSaaSプロダクト(モビシリーズ)などのCXソリューションの提供
AI Workstyle Lab編集部コメント
今回のモビルスとネクストジェンの提携は、既存のオンプレミス資産を抱える多くの企業にとって、生成AI導入のハードルを大きく下げる画期的な動きと言えるでしょう。特にコンタクトセンターでは、人手不足やカスハラ対策といった喫緊の課題に対し、AIがリアルタイムでオペレーターを支援することで、業務効率化と従業員保護の両面で効果を発揮することが期待されます。この連携は、金融機関や大企業を中心に、セキュリティや既存設備運用の観点からオンプレミス環境を維持してきた事業者に対し、低コストかつ迅速なDX推進の道筋を示し、広範なビジネス領域でのAI活用を加速させる可能性を秘めています。
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本記事は、各社の公式発表および公開情報を基に、AI Workstyle Lab編集部が 事実確認・再構成を行い作成しています。一次情報の内容は編集部にて確認し、 CoWriter(AI自動生成システム)で速報性を高めつつ、最終的な編集プロセスを経て公開しています。

