なぜ今、AIガバナンスとISO/IEC 42001が重要なのか
生成AIの急速な普及により、企業における業務活用やサービス実装が本格化しています。総務省「令和7年版 情報通信白書」によると、日本企業の55.2%が何らかの業務で生成AIを利用しており、生成AI活用方針を定めている企業も49.7%に達している状況です。一方で、同白書では生成AI導入の懸念として、「効果的な活用方法がわからない」に次いで「社内情報の漏えい等のセキュリティリスク」が挙げられており、技術導入と信頼確保の両立が企業共通の経営課題となっていることがうかがえます。
この課題は世界的にも共通しており、BSIが2025年10月に発表した「企業のAIガバナンスに関する調査」では、自社にAIガバナンスプログラムを整備していると回答した企業は世界全体で4分の1未満にとどまり、日本ではわずか10%でした。日本では、従業員のAIツール利用を監視している企業が9%、AIがもたらすリスクの評価プロセスを有する企業が12%と、AI利活用の進展にガバナンス体制が追いついていない現状が明らかになっています。
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総務省「令和7年版 情報通信白書」: https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/r07/html/nd112220.html
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BSI「企業のAIガバナンスに関する調査レポート」(2025年10月28日発表): https://www.bsigroup.com/ja-JP/insights-and-media/media-centre/press-releases/2025/november/ai-governance-report/
ISO/IEC 42001とは
ISO/IEC 42001:2023は、2023年12月に発行された世界初のAIマネジメントシステム規格です。本規格は、AIシステムの企画、開発、提供、利用に伴うリスクと機会を体系的に管理し、継続的な改善を実現するための枠組みを提供します。BSIは英国の国家標準化機関として、同規格に基づく認証サービスをグローバルに提供してきました。
ソフトバンクの認証取得概要
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認証規格: ISO/IEC 42001:2023
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認証範囲: 「TASUKI Annotation」に関するAIマネジメントシステム
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認証機関: BSI Assurance UK Limited
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認証取得日: 2026年8月25日
認証書に記載される正式な認証登録範囲は、ソフトバンクのウェブサイトで確認できます。
- ソフトバンクの認証登録範囲: https://www.softbank.jp/corp/aboutus/profile/standards/
関係者からのコメント
BSIグループジャパン マネージング・ディレクター 根本 英雄氏からのコメント
「AI活用が急速に広がる中、組織には技術革新と適切なガバナンスの両立が求められています。このたび、ソフトバンク様が責任あるAI活用に向けた取り組みを実践し、AIマネジメントシステムに関する国際規格「ISO/IEC 42001:2023」の認証を取得されたことを心より嬉しく思います。これは、AIの利活用において高い水準のガバナンスとリスクマネジメントを確立していることを示す重要な成果であり、国内外の企業にとっても有益な指針となるものと考えています。」
ソフトバンク 技術統括 IT戦略本部 本部長 松本 幸助氏からのコメント
「AI活用が急速に広がる中、その価値を最大化するためには、AIの安全・安心な活用を支えるガバナンス体制が不可欠と考え、認証取得に取り組みました。今後も国際標準に基づく継続的な改善を重ね、信頼されるAI活用と新たな価値創出を両立していきます。これまでのISO認証を通じて築いてきた信頼関係と、ISO/IEC 42001のグローバルな審査実績からBSIを選びました。今回の審査を通じて当社の強みやAI特有の管理のあり方を再認識する貴重な機会となり、心より感謝しています。」
BSI(英国規格協会)とBSIグループジャパンについて
BSI(British Standards Institution:英国規格協会)は、ビジネス改善と標準化を推進する機関です。1世紀以上にわたり組織や社会にポジティブな影響をもたらし、信頼を築き、人々の暮らしを向上させてきました。現在190を超える国と地域、77,500社以上のお客様と取引をしながら、専門家、業界団体、消費者団体、組織、政府機関を含む15,000のグローバルコミュニティと連携しています。
BSIグループジャパンは、1999年に設立されたBSIの日本法人です。マネジメントシステム、情報セキュリティサービス、医療機器の認証サービス、製品試験・製品認証サービスおよび研修サービスの提供を主業務とし、規格開発のサポートを含め規格に関する幅広いサービスを提供しています。
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BSIグループジャパン: https://www.bsigroup.com/ja-JP/
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BSI過去の関連プレスリリース: https://www.bsigroup.com/ja-JP/insights-and-media/media-centre/press-releases/2025/may/bsiisoiec-42001aii-pro/
AI Workstyle Lab編集部コメント
ソフトバンクがAIマネジメントシステムの国際規格「ISO/IEC 42001」認証を取得したことは、企業がAIをビジネスに導入する上で極めて重要な意味を持ちます。特に、生成AIの回答精度向上を支援する「TASUKI Annotation」のようなサービスにおいて、国際的なガバナンス基準を満たすことは、顧客からの信頼獲得に直結するでしょう。この認証は、AI活用におけるリスク管理と責任ある運用を強化し、企業がAIをより安全かつ効率的に業務へ統合するための具体的な指針となります。今後、同様の認証取得が業界全体の標準となり、AIを活用した新たなビジネスモデルやサービスの創出が加速することが期待されます。
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本記事は、各社の公式発表および公開情報を基に、AI Workstyle Lab編集部が 事実確認・再構成を行い作成しています。一次情報の内容は編集部にて確認し、 CoWriter(AI自動生成システム)で速報性を高めつつ、最終的な編集プロセスを経て公開しています。

