インキュデータが実践型AIエージェント構築研修を公開!「使う」から「組み立てる」AI人材育成の全貌

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本取り組みのポイント

  • 生成AIを「使う」だけでなく、実務に合わせてAIエージェントを設計・構築できる人材育成を目的に実施されました。

  • 一般業務コースと生成AI専門家コースが設けられ、社員のスキルレベルや業務活用目的に応じた実践型プログラムとして展開されています。

  • プロンプトエンジニアリング、コンテキストエンジニアリング、ハーネスエンジニアリングまでを段階的に学び、業務AI化の実践力向上を目指します。

取り組みの背景

生成AIをチャットで使いこなす社員が増える一方で、日々の定型業務や個別の実務フローに合わせてAIの挙動を調整するには、より踏み込んだスキルが必要とされます。インキュデータは、実践的な体験型ワークショップと理論解説の総合研修を通じて、自らAIエージェントを設計・構築できる社員の育成を強化しています。このプログラムは、生成AI初心者向けの入門講座ではなく、実務で使えるレベルへの到達に重点を置いています。

研修プログラム概要

本プログラムは、部署を問わず全社から希望者を公募し、レベルごとにコースを分けて実施されました。

  • 一般業務コース
    参加者が実務タスクをテーマに、初めてのAIエージェントを1つ動かします。前半で実践的な体験を行い、後半でプロンプトエンジニアリング・コンテキストエンジニアリングの要点を理論として振り返る構成です。

  • 生成AI専門家コース
    将来的な顧客企業へのエージェント提案も見据え、ゼロからエージェントの構成を設計できるレベルを目指します。完成度の高い構成をまず動かし、それが白紙からどのように組み上がったかを追体験し、理論で背景を理解した上で、最後に設計レビューの観点で自己点検する構成です。

いずれのコースも、各回10名以下(対面・オンライン合計)の少人数制で実施されました。また、4〜6時間という開催時間で、体験ワークから理論まで一体的に学ぶ構成となっています。

研修スコープ

本ワークショップでは、AIエージェントを実務で活用するために必要なスキルが、以下の3段階で整理されています。

  • レベル1:プロンプトエンジニアリング
    AIへの単発入力(チャット欄に何を書くか)を最適化するスキルです。

  • レベル2:コンテキストエンジニアリング
    AIが参照する情報・データ経路(フォルダ構成・MCP・スキル)を最適化するスキルです。

  • レベル3:ハーネスエンジニアリング(マルチエージェント設計)
    単体のエージェントでは難しいタスクを、複数のエージェントを束ねて達成するスキルです。

一般業務コースでは、レベル2までのシングルエージェントを体験し、コンテキストエンジニアリングを中心テーマとして扱います。生成AI専門家コースでは、推奨フォルダ構成・スキル化・サブエージェント・GitHub開発ループを自分で「作る・束ねる」専門家レベルを目指し、ハーネス/マルチエージェント設計までを研修スコープとしています。

AI活用レベルを3段階で示し、それぞれの概念を説明した図

ワークショップ参加者の反応

ワークショップ終了後に実施された参加者アンケートでは、手厚いサポート体制や実用性の高い講義内容に対して好意的な反響が多数寄せられました。参加者からは、「対面でやるからこそ、『なぜ、こうなるのか』まで深く学ぶことができた」「小規模開催により質問へ即座に対応でき、参加者が求める知識や操作手法の習得につながった」「業務に活用できる実践的な内容に加え、座学においても非常に充実した解説で高い理解を得られた」といったコメントが寄せられています。少人数制による即時サポートと、実践・理論を兼ね備えたカリキュラムが、受講者の高い納得感とスキル定着に貢献したと考えられます。

本ワークショップの講師

モノクロで撮影された、笑顔の男性のポートレート写真

内田 匠
AIエンジニア/データサイエンティストとしてテクノロジーイネーブルメント部に所属しています。筑波大学社会人大学院にて博士号を取得し、研究員として人工知能学会や情報処理学会などで論文投稿・研究発表も実施しています。

今後の展望

インキュデータは、さらなる業務効率化に向けた実践的な取り組みを今後も継続して実施していく方針です。実務で使われているAIエージェント設定一式をGitHubで共有・配布し、各自の業務へ移植する事例共有会の実施も見据えており、全社員が生成AIを「使う」から「組み立てる」レベルへ到達できる環境づくりを進めていくとのことです。今後も、社内での実践知を蓄積・共有しながら、データ×AI活用を支える人材育成と業務AI化を推進していくとしています。

インキュデータ株式会社について

インキュデータ株式会社は、ソフトバンク株式会社と株式会社博報堂の合弁会社です。「アイデアが自走できる世界をつくる。」というPurpose(パーパス)のもと、データ×AIの活用領域における戦略立案から、データ基盤の構築・運用、生成AIによる業務AI化までを一貫して支援しています。ソフトバンク株式会社が持つデータやテクノロジー、および博報堂グループのマーケティング・コンサルティング力をかけ合わせることで、データ×AI活用における課題をワンストップで解決し、企業の競争力強化や事業変革に貢献しています。

企業ロゴとキャッチフレーズ

本社所在地:東京都港区海岸一丁目7番1号
オフィス所在地:東京都港区西新橋1-1-1 日比谷フォートタワー9F WeWork内
設立:2019年10月
代表者:代表取締役社長 兼 CEO 町田 紘一
資本金:20億円
事業内容:データ×AIの活用領域におけるコンサルティング事業(戦略立案から、データ基盤の構築・運用、生成AIによる業務AI化までを一貫して支援)

関連リンク

AI Workstyle Lab編集部コメント

インキュデータの取り組みは、多くの企業にとって生成AI活用の新たな道筋を示すものです。チャットでの「利用」に留まらず、自社の業務プロセスに合わせてAIエージェントを「設計・構築」できる人材を育成することは、定型業務の自動化や意思決定の迅速化に直結し、組織全体の生産性を飛躍的に向上させる可能性を秘めています。特に、個別業務に特化したAIエージェントの導入は、特定の部門の効率を大幅に改善し、結果として収益性向上にも寄与するでしょう。AI Workstyle Lab編集部としては、このような実践的な人材育成が、今後のビジネス競争力を左右する鍵となると見ています。

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この記事の情報
記事の著者
AI Workstyle Lab 編集部

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