テレワーク縮小と会議室運用の課題
近年、総務省の調査によると、テレワークを縮小する企業が増加し、出社回帰の動きが広がっています。これに伴い、限られたオフィススペースや会議室の効率的な運用が求められています。
NHKの総務局では、「受け身の総務から戦略総務への転換」を掲げ、オフィス施設の戦略的な管理・活用を目指す「ファシリティマネジメント」を推進しています。その中で、東京都渋谷区の放送センターでは、共用会議室の予約が取りにくいという慢性的な課題に直面していました。
会議室の運用実態を調査した結果、以下の課題が明らかになりました。
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利用者が会議室入室時の記録を忘れ、またはミスをすることがあった
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不正確なデータでは、利用実態や空予約の発生頻度を把握することが困難だった
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内製の会議室管理システムが特定の開発担当者に依存し、運用が属人化していた
これらの課題を解決するため、NHKはノーコードでAIやIoTとの連携・運用管理が可能なアステリア株式会社の「Gravio(グラビオ)」の導入を決定しました。AIカメラによる利用人数の自動検知に加え、既存のMicrosoft Outlook会議室予約システムとデータ連携する「会議室スマート化ソリューション」を構築しています。
「会議室スマート化ソリューション」の概要
Gravioを活用して構築されたこのソリューションは、以下の特長を持っています。

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会議室の天井に設置されたAIカメラから、1分ごとに在室状況と利用人数を自動収集します。
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AIカメラの設置が難しい場所では、人感センサーで在室を検知します。
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収集されたデータは、BIツール(Tableau/Microsoft Power BI)を通じて集計・分析され、会議室の状況をリアルタイムに把握し、稼働率、利用人数の推移、時間帯の傾向などを分析できます。
情報セキュリティとプライバシーにも配慮されており、AIカメラで撮影された画像は、人数解析にのみ使用され、解析後は即座に自動消去されます。
また、空予約対策として、予約開始時刻から5分以内に利用者が検知されない場合、「空予約」と判定され、自動的にキャンセルされます。これにより、他の職員がその会議室を予約できる状態に戻ります。2026年3月の運用開始以降、月間約3,000件の予約のうち200件以上が空予約として自動的に解放され、会議室の利用効率が向上しています。
本ソリューションはノーコードで利用できるため、担当者異動時も容易に引き継ぎが可能で、属人化を防ぎながら安定した運用・保守が実現されています。
今後の展開
現在、NHKは放送センターの共用会議室の約半数にあたる26室にAIカメラを展開し、カメラ設置が困難なミーティング用個室ブースには人感センサーを設置して本ソリューションを稼働させています。このソリューションによる利用分析データは、今後予定されている放送センターの改修において、最適な会議室数や規模を検討するために活用される予定です。
本事例に関する詳細情報は、以下のURLで確認できます。
Gravio 事例記事:NHK総務局
総務省の調査報告書も参照されています。
テレワークの普及定着に向けた課題と対応策に関する調査研究結果報告書(PDF)
日本放送協会(NHK)について
NHK公式サイト
NHKは、公共放送として、信頼できる情報や多彩な番組を全国に届けることを使命とする放送機関です。テレビ・ラジオ放送に加え、地域放送、国際放送、インターネット配信など、多様なメディアを通じて情報を発信しています。
アステリア株式会社について
アステリア公式サイト

アステリア株式会社は「ソフトウェアで世界をつなぐ」をコンセプトに、ヒト、モノ、オモイを「つなぐ」製品やサービスを提供するソフトウェア開発企業です。データ連携ツール「ASTERIA Warp」は1万社以上の企業に導入されており、デジタルコンテンツプラットフォーム「Handbook X」、モバイルアプリ作成ツール「Platio」なども提供しています。また、AI/IoTプラットフォーム「Gravio」は現場データの収集・統合・活用をワンストップで実現し、フィジカルAI領域にも展開しています。
「Gravio」について
Gravio製品ページ

Gravioは、カメラやセンサーから得られる現場データを、様々なシステムやサービスへシームレスに連携することで、業務の自動化・省力化・遠隔化を実現するノーコードAI/IoTプラットフォームです。直感的なノーコード操作と60種以上の豊富な接続先により、プログラミング未経験者でもAI/IoTシステム活用を簡単に実現できます。ハードウェア、ソフトウェア、クラウドサービスをオールインワンで提供し、シンプルかつ迅速な導入を可能にしています。
AI Workstyle Lab編集部コメント
今回のNHKの事例は、AI/IoTがオフィス環境の最適化に直結することを明確に示しています。特に「空予約」の自動解放は、会議室という限られたリソースの稼働率を最大化し、従業員の生産性向上に貢献する好例です。ノーコードプラットフォーム「Gravio」の活用により、IT専門部署に依存せずとも、総務部門主導でDXを推進できる可能性を提示しており、他企業におけるファシリティマネジメントやスマートオフィス化を検討する上で、具体的な導入モデルとなるでしょう。データに基づいた戦略的なオフィス運営の重要性が高まります。
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本記事は、各社の公式発表および公開情報を基に、AI Workstyle Lab編集部が 事実確認・再構成を行い作成しています。一次情報の内容は編集部にて確認し、 CoWriter(AI自動生成システム)で速報性を高めつつ、最終的な編集プロセスを経て公開しています。

