AIとクラフトの融合:AIMS片山マテウス氏の「CICLOPE Asia Pacific 2026」審査員選出が示すクリエイティブの未来

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世界最高峰の映像クラフト賞「CICLOPE」とは

「CICLOPE」は、ドイツ・ベルリンで毎年開催される、映像のクラフトに特化した国際的な広告賞です。過去にはDavid Droga氏やSir John Hegarty氏、Spike Lee氏といった広告クリエイティブや映像制作の第一線で活躍するクリエイターが登壇してきました。アジア太平洋地域版である「CICLOPE Asia Pacific」は、地域を代表する38名のトップクリエイターで審査員が構成されており、日本からは電通やTBWA\Media Arts Lab Tokyoなどからもクリエイターが選出されています。

AIを中核事業とするAIMSの人材が、人の手によるクラフトを評価する世界的アワードの審査員を務めることは、生成AI時代におけるクリエイティブの新たな動向として注目されています。

「クラフト」の最高峰を評価

CICLOPEは2010年に創設され、年間1,800以上のエントリーの中から、クラフト性そのものを評価する独自の基準で、世界中のCM、ミュージックビデオ、短編映像作品を表彰しています。これまでにApple、L’Oréal Paris、KFC、WWFなどの世界的ブランドの作品が受賞してきました。

「CICLOPE Asia Pacific」は2018年に始動し、2026年は4セクション・全23カテゴリにわたり、日本、オーストラリア、ニュージーランド、シンガポール、中国、インド、韓国、インドネシア、台湾などから集まる作品が審査されます。応募作品は審査員による審査を経て、5月28日のシドニーでの授賞式で最終結果が発表されます。

アジアを代表する38名の審査員に選出

CICLOPE Asia Pacific 2026の審査体制は以下の通りです。

  • 審査員長 5名: Academy Films(英国)、Iconoclast Germany(ドイツ)、72andSunny(米国)、Untold Studios(英国)、Superprime Films(米国)など、世界各国の制作会社・エージェンシーのトップが就任しています。

  • 審査員 38名: 電通、TBWA\Media Arts Lab Tokyoなど、アジア太平洋地域のトッププレイヤーから構成され、片山マテウス氏はこの38名の一人として選出されました。

選出の背景:AI時代における「クラフト」のあり方

CICLOPEは、映像表現の細部に宿る「人の手によるクラフト」を称えてきた賞です。一方、AIMSはAIヒューマンやAIクリエイティブを軸に事業を展開する企業であり、一見すると異なる文脈にある両者です。

しかし、CICLOPE Asia Pacific 2026では「Creative Use of AI」や「Sustainability & Social Impact」など、未来のクリエイティビティを定義する新カテゴリが導入されています。生成AIが映像制作の現場に急速に浸透する中で、「何が人の感性によるクラフトとして残るべきか」「AIをどう創造性の中核に組み込むか」という問いは、業界全体の関心事となっています。AIをクリエイティブの中核に据えるAIMSのような企業の人材が審査員に加わることは、こうした業界の問いに向き合う動きの一つと言えるでしょう。

片山マテウス氏のコメント

片山マテウス氏のモノクロポートレート

片山マテウス氏は、映像クラフトに特化した世界最高峰のアワード『CICLOPE Asia Pacific』の審査員に選出されたことに対し、「大変光栄です」と述べています。また、「AIは人を代替するものではなく、人の可能性をさらに拡張するもの」というAIMSのビジョンを掲げ、「クラフトの本質とは『作り手の意志がどこまで作品に通っているか』という問いに他ならず、AIは決して人のクラフトを奪うものではありません。クリエイターの意志をより遠くへ羽ばたかせるための『新しい翼』だと私は考えています」と語っています。

審査員として、アジア太平洋地域のトップクリエイターたちが生み出す作品に触れながら、生成AI時代において「決して代替されることのない人間の手触り」と「テクノロジーによって新しく生み出せる未知の表現」の融合点を見つめ直し、広く議論できることを楽しみにしているとのことです。

片山マテウス氏 プロフィール

芸術的なコラージュ画像

株式会社AIMS クリエイティブディレクター。1997年ブラジル生まれ。2017年、19歳でロンドンの大学在学中に映像制作活動を開始。2018年帰国後、ロンドンと東京を拠点に、数多くの雑誌・媒体の編集とアートディレクションを経て、映像監督として活動を本格化しました。イメージによるストーリーテリングの儚さや、幻想的な世界観を持つ作風が特徴です。「映像作家100人」(BNN刊)にも選出されています。

CICLOPE Asia Pacific 2026 開催概要

項目 内容
開催日 2026年5月28日(木)
開催地 The Rebel Theatre, Sydney, Australia
公式サイト https://apac.ciclopefestival.com

株式会社AIMS について

AIMSは、「戦略型AIヒューマン」によるブランドコミュニケーションの設計・実装を中核事業とするAI時代のクリエイティブカンパニーです。AIMSは「Character」「Lab」「Studio」の3事業を軸に、AIヒューマン領域を多面的に展開しています。

1. Character事業 — AIヒューマンの創出と運用

自社のオリジナルAIヒューマン「NEU(ニウ)」をはじめ、企業・ブランド専用のAIヒューマンを企画・生成・運用する事業です。NEUは、デビューからわずか3ヶ月でフォロワー数1.2万人を超えるAIインフルエンサーへと成長。SNS投稿、イベント受付・案内、広告モデルなど、リアルとデジタルを横断した活動を展開中です。2026年3月には国立代々木競技場 第一体育館で開催された「超十代 -ULTRA TEENS FES- 2026 presented by docomo」に登場し、ホログラムボックスを通じて来場者を案内しました。

AIヒューマンNEUの活動例を示すコラージュ画像

2. Lab事業 — AI・AIヒューマン技術の研究開発

AIおよびAIヒューマン領域の最先端技術を研究し、自社プロダクトとして実装・展開する事業です。

3. Studio事業 — AIクリエイティブ制作

AIを活用した映像・コンテンツ・ビジュアルなどのクリエイティブ制作を提供する事業です。

会社概要

AI Workstyle Lab編集部コメント

今回のニュースは、AIが単なる効率化ツールに留まらず、クリエイティブ領域における新たな可能性を切り拓いていることを示唆しています。AIMSのようなAIヒューマン事業を展開する企業が世界的なクラフト賞の審査に加わることは、ビジネスにおけるブランドコミュニケーションやコンテンツ制作において、AIが単なる補助ではなく、創造性の中核を担う存在になりつつあることを意味します。企業は、AIを活用することで、これまでにはない表現力やエンゲージメント手法を獲得し、競争優位性を確立できるでしょう。AIによるクリエイティブが、今後のビジネス戦略においてますます重要となる兆しです。

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この記事の情報
記事の著者
AI Workstyle Lab 編集部

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