医療DXのボトルネックは「人材」と「現場理解」
医療分野におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)の必要性が高まる一方で、日本の医療現場では、業務の複雑さや既存システムとの連携、安全性への配慮など、一般的なIT開発とは異なる要件が求められます。加えて、医療業務とITの双方を理解し、企画から運用までを一貫して担える人材の不足が、DX推進の大きな制約となっています。
Omi Japanは、この課題に対し、単なるシステム導入支援に留まらず、医療を理解した人材基盤からDXを再構築することが重要だと考えています。同社におけるFDE(Forward Deployed Engineer)は「ドメイン特化型ITエンジニア」と定義され、ITスキルに加え、ヘルステック分野の専門知識(医療ドメイン知識)とAI活用力を備え、少人数でもAIを活用しながら医療現場に深く入り込み、課題解決を実現する人材とされています。Omi-HKDC™(Healthtech Knowledge & Delivery Center、以下:HKDC)は、こうした考え方を具体化するために立ち上げられた医療DX専門組織です。
HKDC:医療DXの知識と実装をつなぐセンター
HKDCは、医療DX専門人材の育成拠点であると同時に、医療現場で得られた知識を設計・開発・研究開発へつなぎ、実装可能な形で社会に還元する役割を強化しています。Omi JapanがFDEと位置づける人材の育成・実践の場として、HKDCは重要な役割を担っており、2030年までに国内エンジニア300名体制を構築し、そのうち50%の社員が医療情報技師資格を保有することを目指しています(現時点15%)。
日本の医療現場で培われたドメイン知識や業務理解、品質基準と、Omiグループの開発力・スピード・研究開発力を組み合わせ、AIエージェント開発、コンサルティング、エンジニアリング、研究開発プロジェクトを一体的に推進しています。
HKDCの詳細については、以下のリンクから確認できます。
https://www.omijapan.co.jp/services/healthtech-knowledge-delivery-center
現場で使えるAI実装への高い関心と動画公開
2026年7月に開催された「モダンホスピタルショウ」では、Omiグループ株式会社 代表取締役社長 チャン・クォック・ズン氏らが登壇したセミナーに、定員150名に対し210名が来場し、大きな反響がありました。このことは、医療現場におけるAI活用への期待の高さと、AIを現場で使える形にどう設計・実装するかに対する関心の強さを示しています。

今回公開された動画では、展示会でも紹介された医療現場向けAIエージェントのフレームワークが紹介されています。医療現場でAIを活用するには、セキュリティ、説明可能性、既存システムとの連携、運用ルールへの適合を踏まえた設計が不可欠です。動画では、こうした医療現場特有の課題に対応する考え方が解説されるとともに、導入現場からの声や、医療機関での本エージェント活用の可能性が伝えられています。
また、このフレームワークを活用してHKDCで開発された病院向けAIエージェント「MediDial」の事例も取り上げられています。MediDialは、HKDCの取り組みから短期間で形になった事例で、従来数ヶ月を要する開発を、数週間で実現しました。動画では、その開発背景やサービス化までのプロセスを通じて、HKDCの研究開発力と実装スピードについても紹介されています。
動画は以下のURLから視聴可能です。
https://www.omijapan.co.jp/events/8/ai-agent-framework
※動画の視聴には氏名・メールアドレス・所属企業/団体名の入力が必要です。
今後の展望:知見発信・共同研究・専門人材育成の強化
Omi JapanはHKDCを通じて、医療DX専門人材の育成に加え、医療AI・医療DXに関する知識、研究開発、実装ノウハウの蓄積・発信を進めていく方針です。FDEとして位置づける、医療ドメイン知見とAI活用力を備えたエンジニアやコンサルタントの採用・育成を拡大し、専門性の高い体制の構築を図ります。こうした人材が現場に入り、構想から導入・定着まで伴走することで、人材不足や品質リスク、院内IT負担の軽減に貢献していくとされています。
Omiグループ株式会社 代表取締役社長 チャン・クォック・ズン氏は、次のように述べています。

「医療DXで求められるのは、新しい技術を導入することではなく、それを医療現場で機能する形に落とし込むことだと考えています。Omi Japanでは、15年にわたる医療システム開発で培った知見を『Ominochi』として蓄積し、AIがその知識を参照できる体制を整えています。これにより、上流工程からの伴走、成果ベースでの品質担保、AIエージェントフレームワークを活用したAI統合ソリューションの提供を可能にしています。HKDCは、その中核を担う拠点です。今回の動画公開を通じて、当社が目指す医療DXの姿と、その実現に向けた取り組みをお伝えしていきます。」
Omi Japanについて
Omi Japan株式会社は、医療情報システムへのAI統合ソリューションを提供する企業です。日本の医療・ヘルスケア分野において、15年以上にわたりシステム開発で培ってきた知見をもとに、既存の医療情報システムとAIをつなぎ、現場で使える形での導入・実装を支援しています。これまでに400以上のシステムを開発し、病院・薬局など累計1万以上の医療機関への導入実績があります。対象領域は、医療機関の内部で使用するシステムや患者向けシステムに加え、臨床試験、検査、福祉分野まで多岐にわたります。

<企業概要>
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会社名:Omi Japan株式会社
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代表者:代表取締役社長 ダン・ミ・ハイン
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所在地:東京都中央区東日本橋3-4-18 東日本橋EXビル2F
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設立:2013年2月1日
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資本金:2,000万円※増資手続き中
Omiグループについて
2012年に創業し、ベトナム、日本、韓国で事業を展開。グループ従業員数は940名に拡大しています。社会のヘルスケア向上に貢献することを使命に、医療・ヘルスケアシステムの開発、ソリューションコンサルティング、新たな技術ソリューションの研究開発などを展開しています。
- グループサイトURL:https://omigroup.jp/
<資格・認証>
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ISO 9001:2015(品質マネジメントシステム (QMS))
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ISO 13485:2016(医療機器-品質マネジメントシステム (MD-QMS))
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JIS Q 27001:2025 (ISO/IEC 27001:2022+Amd 1:2024)(情報セキュリティマネジメントシステム (ISMS)))
<加盟団体>
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JAHIS(保健医療福祉情報システム工業会):https://www.jahis.jp/
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LINK-J(Life-science Innovation Network Japan):https://www.link-j.org/
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MEJ(Medical Excellence Japan):https://medicalexcellencejapan.org/jp/
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WELCO Lab
AI Workstyle Lab編集部コメント
Omi JapanのOmi-HKDC™による医療DX加速の取り組みは、ビジネスにおけるAI導入を考える上で重要な示唆を与えています。単に技術を導入するだけでなく、医療現場の深い理解と、FDE(ドメイン特化型ITエンジニア)のような専門人材の育成が成功の鍵となる点は、他の業界にも応用できるでしょう。数ヶ月かかっていた開発を数週間で実現したAIエージェント「MediDial」の事例は、適切な人材とフレームワークがあれば、AIを活用した迅速な業務効率化や新たな価値創出が可能であることを示しています。これは、AI導入の投資対効果を最大化するためのヒントとなるはずです。
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本記事は、各社の公式発表および公開情報を基に、AI Workstyle Lab編集部が 事実確認・再構成を行い作成しています。一次情報の内容は編集部にて確認し、 CoWriter(AI自動生成システム)で速報性を高めつつ、最終的な編集プロセスを経て公開しています。

